[レンジブログ 前回のあらすじ]
ロビンソンモール内、シェイキーズ Shakey’s というピザレストランで夕食。また、レンジのマニラ最後の夜は一人で冒険に出ることになりそうだ。マリーから返信はあるのか、果たして。
[前回の記事]
【レンジブログ41】ロビンソンモール内で夕食。マニラ最後の夜は一人で冒険?
レンジブログを始め(序章)から読んで頂けると幸いですm(__)m
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
レンジブログ第一章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ
【レンジブログ42】マニラ最後の夜、KTV サオリ SAORI にてショーアップ
ホテルのエントランスを出る。よしっ、ここまではまずは大丈夫だ。さすがに。
しかし、エントランスを出たものの、なかなかその外側には足が進まない。一人でマニラを深夜徘徊することは、やっぱり怖い。背後のホテルスタッフ達でさえ私は急に恋しく感じてきた。
本当は今夜マリーに会えたなら、彼女と一緒に過ごしたいのだけど。連絡が取れないことにはどうしようもない。とりあえず、彼女からコンタクトがあるまでは、いろいろと冒険してみよう。
よしっ、行こう!勇気を出して行こう!今夜はマニラ独り立ちの夜。頑張るぞ。
まずはホテルを出てすぐの両替店に向かう。本当はあのシェーナと言うレートの良いお店に行きたかったが、そこまでの道のりは何と無くしか覚えていなかったし、今の私には遠過ぎる。タクシーを捕まえることも怖いし、危険すぎると判断。また、少額の両替ならば100ペソも変わらないだろうと思った。いろいろなリスクを考えても、あそこまで向かう必要など今夜はない。ここで良い。
[パンパシフィックホテルを出てすぐ北側にある Shaheena シャヘーナ という両替店]
私は何も聞かずにカウンターに二万円を置いた。店員の男性はお金を手に取り、万札を指で軽く叩く。
店員「Two?」(二万円?)
私「Yes」(はい)
店内の客は私だけ。すぐに日本円から両替されたペソを渡された。幸い、シェーナで両替した時とレートはほとんど変わってないようだった。良かった、第一関門を突破したようだ。とりあえず、今夜の戦闘力は10,000ペソもあれば十分だと考えていたので、財布の中のペソが充実していると何だか落ち着く。
[マニラのおすすめの両替所シェーナ Sheena についての記事はこちらから 【レンジブログ7】夜のマラテへ繰り出す準備。現地の両替所にて、日本円をペソに両替 ]
そして、一人でアデリアティコ通りを南下する。まだパンパシフィックホテルの目の前だが、通りでは色々な呼び込みのスタッフ、物乞いをしている少年少女、物売りが私に声を掛けてきた。一応、角が立たないよう、こちらも苦笑いと会釈で対応するが、後半はやはり無視を貫くのが一番だとわかった。少しでも気のある素振りを見せてしまうと、相手も必死であるためいつまでも付いてくる。特に、足元を謎のレーザー光線で照らしてくる青年には対応に困った。
[夜のアデリアティコ通りの様子]
しばらく歩いていると、見覚えのある顔を発見!よかった、マークだ。
私「マーク!」
マーク「レンジ!」
全く知り合いのいない土地で、夜の時間帯、本当に心細かった。これほど嬉しい再会はない。私はマークとハグする勢いで挨拶をした。
マーク「レンジ、一人? 田原さんは?」
私「はい。彼は体調が悪いからホテルで休んでいます。マーク、この辺りでおすすめのKTVでもあったら紹介してほしいんだけど。」
マーク「あるよ、あるよ、いっぱい!どこがいいかな!」
私「そうだね、この近くかな。女の子が良さそうなところが嬉しいです。」
マーク「いるよ、いるよ、たくさん新しい子!18歳、19歳、今日初めてばかり!みんなかわいい、おすすめ! ここ、KTV サオリ SAORI ! レンジにおすすめ、今、今!」
[フィリピンパブ KTV サオリ SAORI 外観の写真]
マークの話では、マニラのKTVの女の子は、仕事自体を止める、他店に移籍するということは良くあり、どこも入れ替わりが激しいとのこと。その代わり随時新人が追加されており、地方からもいくらでも新人候補が出てくるらしい。また、おすすめのお店については、料金以外の比較は難しいらしい。女の子のクオリティについては、ある程度のサイクルがあるらしく、若く美しい子が揃っている時期もあるし、そうではない時もある。やはり、マークのような現地ガイドにその都度確認して、今どこのお店が充実しているのか聞いてくれとのこと。
この時、マークが私に紹介してくれたのは、ちょうど目の前にあった KTV サオリ SAORI というフィリピンパブだった。
入口には、他のKTV 同様に呼び込みのスタッフや女の子が数人立っていた。皆元気よく私とマークを歓迎してくれる。マークに案内され、入店する。入口からは階段を昇り、二階へ。透明なガラス扉の向こうには多くの女性の姿が見えた。
一人で入店するのはなんだか恥ずかしい気持ちになったが、マークがエスコートしてくれていたので、安心感はあった。マークは私を席に案内すると、親指を立てて「GoodLuck!」と挨拶してくれた。私も「ありがとう!」と返す。マークはまた次のガイドがあるらしく、店のスタッフ達と談笑した後、仕事に戻った。
[マークについての紹介記事はこちら 【レンジブログ27】女性を買う場所、通称アパート。現地ガイドが必要なシークレットなお店へ ]
さて、一人っきりの現地フィリピンパブ KTV デビューだ。初めてのお店でもあったので、まずは周囲の観察から。KTV サオリ SAORIの店内は、スペース的には40畳くらいの広さだった。中央にはステージがあり、それを見渡せるようにソファの客席が15ブースくらいある。私は店の一番奥へ通されたのだが、目の前にはVIPルームもあるようだった。この時、店内のお客さんは二組ほど。カラオケは始まっておらず、静かな店内だった。
すぐに、店のママらしい人が注文を聞きに来た。
ママ「お飲み物はナンデスカ?」
私「ビールでお願いします。」
また、私は今日がKTV サオリ SAORI が初めてであることを伝えると、ママはとても嬉しそうだった。
ママ「女の子はドウシマスカ?」
私「今日初めての子をショーアップできますか?」
ママ「デキマス。今日は初めての子いっぱいです。若い子ばかり!」
ママはその場でボーイを呼び、何か指示を与えているようである。それを聞いたボーイは奥のカウンターバーのあるところへ向かった。そして、女性達が私の前に並び始めた。
店内にはこのとき30人くらい在籍していたのだが、私がショーアップをオーダーして並んだ女の子は7人くらい。おおーっ、皆ものすごく可愛い。スタイルも良くとてもレベルが高い。また、幼さの残る十代の雰囲気を確かに感じる。うおー、30歳過ぎのおっさんがして良い遊びの範囲を超えているのではないか、という背徳感が強かった。
ママは、並んだ7人の女の子の解説を、親切にも一人ひとりそれぞれ丁寧にしてくれた。何歳なのか、いつ地方から出てきたのか、どんな性格なのかと、私が指名する前にいろいろと教えてくれた。また、指名やレディースドリンクなどの解説も丁寧で、大変ありがたかった。ただ、皆仕事を始めたばかりということで、ぎこちない仕草や恥ずかしそうに緊張している様子が伝わってきた。
私はママの解説を一通り聞き、、どの子にしようかと女の子それぞれと目を合わせる。よしっ、すぐに決まった。私は彼女に手を向け、ママに彼女を指名しますと伝えた。
指名した彼女が私の席の横に緊張した様子で座る。
名前を聞くと、“ ザリ ”というらしい。
[次回タイトル] KTV サオリ SAORI にて18歳のフィリピーナを指名し会話スタート
[次回あらすじ]
指名したザリは地方から出てきたばかりで、このとき18歳。しかも、勤務も初日であったため、接客にも慣れておらず。会話になるのか、果たして。