私が指名した子はエミリーという名である。

指名した理由は、顔は正直よくはわからなかったが、雰囲気と何より黒髪がすごく目立っていたからだ。
しかも暗くてもわかるほど、綺麗にケアされている黒髪だった。

 

そう、黒光っていた。

 

エミリー「Nice to meet you」
私「ナイストゥーミートゥー」

 

私の英語もひらがなからカタカナくらいにはレベルアップした。

 

私がまず序盤にする質問がある。

 

私「日本語話せる?」
エミリー「No」

 

私「日本いったことある?」
エミリー「No」

 

私「日本のもの何か知ってる?」
エミリー「sushi!」

 

私(心の中)「か、会話が広げられる気がせん(*_*)」

 

本格的に英語のみの会話で無くてはならない。そんなときに私がいつも使っている翻訳アプリがある。それは、

 

 

 

 

 

 

“google翻訳”である。

有名なアプリなので、わざわざ溜めていうほどのことではなかったが、私がこのアプリを海外で使うには理由がある。

 

それはこのアプリは、あらかじめ使う言語をアプリ内でダウンロードしておくと、オフラインでも使うことができるからだ。

 

フィリピンでは通常、日本の携帯は使えず、wifi設備もあるところはホテル以外だと見つけるのが非常に困難である。

 

現地のポケットwifiを購入することも手段としてあるが、すべて揃えるために安くても2000ペソほどかかるため、複数回行くことを予定していない限り、購入はおすすめしない。

 

そういった意味で、フィリピンでなくても様々な国の言葉に対応しているこのアプリは、私にとって海外旅行には欠かせないものである。

 

エミリーに対しては、このアプリが大活躍しそうだ。

 





さて、エミリーから少し遅れてレンジさんの彼女、ザリがやってきた。

 

私(心の中)「細っ!ほっせぇ!!」

 

身長は160センチ程で、顔は小さく足が長い。そして何より細い。
もちろん病的な細さではなく、スレンダーを絵に書いたような女性なら誰しも羨むであろうスタイルである。
しかも容姿端麗。

 

私(心の中)「くっそー、レンジさんめ。こんなモデルみたいな子を捕まえておいて
“マリーが本命”
とな!?くっそー、譲れ!我に譲れ!!」

 

 

そんな嫉妬心をぐっと隠し、ニコニコしながら

 

私「へ、へぇ、これまたずいぶんと綺麗な彼女をお持ちで。でも彼女、ずいぶん若く見えますね。いくつですか?」
レンジ「21歳だよ」
私「若いですねー、いいですねー」

 

 

私(心の中)「はうあっ、21歳やと!?ほとんど犯罪じゃねーか!一回り以上年下のこんな美人彼女にしておいてこの人は!!なんでもありか!」

 

 

レンジ「ザリはけっこう日本語できるよ」
私「日本に行った経験があるんですか?」

 

レンジ「いや、ないけど、独学とお客さんから学んだんだって」
ザリ「ハジメマシテー、イラッシャイマセー。アナタ、レンジの友達カ?」

私「ソウデース。私レンジさんの友達デース」

 

こうして私のフィリピン2軒目のKTVの幕が上がった。

英語のみのエミリーとうまくコミュニケーションがとれるかどうかが不安で仕方がない。

次回 フィリピン女性が好む男性の体型とは?シンシア(Cynthia)と私の筋肉

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

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