[ポットブログ 前回のあらすじ]
フィリピンでのマーケティング開始。フィリピーノガイドの『サム』と出会う。彼はデリヘリ嬢をホテルの部屋でショーアップしてくれた。そして、彼と次第に信頼関係を築いていく。
【ポットブログ20】衝撃の夜遊び! ホテルの部屋でショーアップ!?
※クレイジーマニラでは以下の二つのブログがメインコンテンツでした。
そして、この4月から新連載【ポットブログ】をスタートしました。
オノケンブログの第一話はこちらから
【オノケンブログ1】転落と後悔
レンジブログの第一話はこちらから
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
ポットブログの第一話はこちらから
【ポットブログ1】タイで起業!先輩の誘い、女を求めてフィリピンへ!
【著者ポットより】
皆さん、こんにちは。
クレイジーマニラのカモ担当ポットです。
みなさん、いつも読んで頂きありがとうございます。
私は、以前日本人の運転手をしていたサムというキャッチと仲良くなりました。
彼は日本人に雇われていただけあって、日本語が堪能。完全に日本語だけでコミュニケーションが取れるナイスガイでした。
私は、フィリピンに来てからというもの、大量のペソを排出するだけで、それに見合った報酬を受けていないような気持ちになっており、若干この国の人に対して人間不信のような感覚を持っていました。
しかしサムはそんな私の昏い過去を忘れさせるような好青年で、私が楽しめる事を真剣に考えてくれるガイドでした。
【ポットブログ21】衝撃!夜遊びローカルKTV、とにかく安い!
自分の部屋でサムが紹介してくれた女性にゴールを決めた私。
その後ホテルの外でサムと合流し、マクドナルドへ移動。
作戦会議を始めた。
サム「クヤ! どうだった? 気持ち良かった?」
私「うん、まずまずだったよ。サンキュー、サム」
サム「オーケー、オーケー! 次どうする? 飲む? ソクソク?」
サムよ、今出したばかりだぞ……。
私は心の中でそう思ったが、観光でフィリピンを訪れる人の中には、
・ワンチャンの事しか頭にない
・飲みなんていらない
・ひたすら女をよこせ!
なんて人もいるのかもしれない。私はそう考えて突っ込むのやめた。
そして、底意地が悪いと言うか、性格がねじ曲がっている私は、少しサムという人間を試してみたいと思い、サムにある課題を与えた。
私「サム、一緒に飲もうよ」
サム「おー! 私、一緒?オッケー?」
私「もちろん! 一緒に飲もう!」
サム「オッケー! クヤ! どこ行く?」
私「初めてのフィリピンだから、サムに任せるよ」
サム「日本語の子がいい?安い子がいい?」
私「どこでもいいよ。サムに任せるよ。2,000ペソ渡すから、お釣りはサムのチップね」
サムに定額を預けてみて、それを持って逃げる男なのか、先を見据えて私を全力で楽しませてくれる男なのか、それとも自分の利益を考え、どうしようもない店に連れていくのか。
私は彼がどんな行動をするのか試してみたのだ。
サム「オッケー、クヤ! 少し遠いからモトルシクロで行こう」
私「もと? しくる?」
サム「あー バイク、バイク」
『最初からバイクと言わんかい!』と思いましたが、現地の言葉も覚えていかないといけない。
皆さん当たり前のように知っている移動手段はタクシー、バス。日本にもあるものだ。
それ以外で、フィリピンでメジャーなのは、ジプニー、トライシクルだろうか。
ジプニーは定額制で車のフロントやサイドに行先が書いてあるので、到着までなら9ペソなどの定額で利用出来る。(遠方の場合には課金があるので、ドライバーに要確認)
[ジブニーの写真]
降りたい場所の近くで天井を叩くと止めてくれるというユニークな乗り物。
トライシクルは、バイクの横にサイドカーがついていて、そのサイドカーで移動する。
料金はメータータクシーより安めの設定。
距離に応じてドライバーが提示してくるので、交渉する必要がある。旅行者の場合はボッタクリ(近場で100ペソ~要求される)に遭うことがある。
また、すり抜けする時は結構な恐怖を感じるし、ポケットの物が落ちたら取りにいくのは困難なので、落とし物注意だ。
[トライシクルの写真]
一応電車もあるのだが、私はマラテからマカティまで一度乗って以来、もうタクシーしか使わないと決めたので、電車はあまり詳しくない。
ーー話がそれました、戻します。
サムに「今から一緒に飲もう!」と誘ったのに、「バイクで移動しよう!」という彼。
私は少し怯えながら後をついていくと、アップステージゴールドの近くにサムのバイクは停めてあった。
そして、サムはヘルメットを私に渡し、私に「後ろに乗って!」と言う。
スクーターだが、見た感じ50ccではない。おそらく125~250ccはあると思われるビックスクーター。
私たちはバイクにまたがり「レッツゴー!」と元気よく叫んだ。
私は100kg超級の巨漢。
『動くのか?』と心配したが、サムのバイクはスイスイ走り、5分もしないうちに目的地に到着した。
ローカルなKTVのようだ。
[ローカルKTVイメージ]
サム「ここは知り合いのお店ね。安いよ。」
私「おっけ~、サムに任せるよ」
店に入ると、店長らしき男性と密談するサム。
そして、しばらくすると、女性が2名現れた。
調査目的で来店している私は、テーブルにおいてある紙でコッソリと値段を盗み見た。
一番上に400Pと書いてあったので、1セット400ペソだと思われる。
なぜコッソリ見たかと言うと、堂々と見たり、値段をサムに聞いたりすると、サムにお金を渡して「任せた」と言っておきながら、疑っているように思われたくなかったから。
サムを観察しつつ、女性と英語でコミュニケーションを取っていると、サムが突然「カラオケを歌おう!」と言い出し、歌本を取り出した。
渡された歌本を見て驚いた。
なんと、歌本が英語仕様なのだ。
『そうか、ここは日本じゃないんだ……』と、再確認した瞬間でした。
そして、サムが入れた歌はサザンオールスターズのTSUNAMI
『おお、日本の歌も入ってるんだ……』と彼が歌って初めて気付いた。
[ローカルKTV店内イメージ]
しかし驚きはまだまだ続いた。
なんと、ディスプレイに映し出される歌詞が全部ローマ字だったのだ。
日本で海外の歌を歌う時に、英語にカタカナのフリガナがついているのを見る事はあるが、ローマ字で歌詞が出るのは見た事がなかった。
『そうか、これが現地の人の夜遊びなんだ……』
私は日本人用の店ばかりで遊んでいたので、カラオケも日本の機械が当たり前だと思っていたのだが、海外の機械はこうなっているんだと感心した。
しかし。
サムは歌が下手だった。
女性陣も楽しく歌っていたが、現地の歌や英語の歌なので、私はサッパリ分からず、愛想拍手と愛想笑い、そして愛想ハイタッチなどをしつつ過ごした。
そして、KTVの時間が終わりに近づいた頃、サムが驚きの発言をした。
サム「クヤ! この子達、部屋でマッサージ、朝まで1,000ペソ」
安い、安過ぎる。
これが現地値段なのだろうか?
2,000ペソでも安いと思っていた私。それが現地のガイドの紹介だと1,000ペソとは。
正直心が動いた。
後でサムに詳しく解説して貰ったのだが、このKTVは持ち出し自由と言う。
営業中でも女の子を連れて帰れるシステムがあるそうなのだ。気に入った子がいたら、そのままワンチャンが可能という意味。
個室も用意されており、そこでのサービスも可と言う。
ローカルKTV、基本的にはゴーゴーバーのようなシステムがあるようだ。
[ローカルKTV看板イメージ]
本来ならば、タイで言う所のバーファインという持ち出し料金がかかるのだが、サムが店主と交渉してそれをタダにしてくれたそう。
おそらく普通の旅行者が利用すると500~1000ペソ、ゴーゴーバーなら2000ペソ、高い店だと3000ペソ近くをバーファイン料で取られますので、ご注意ください。
更に、このバーファインは持ち出し料金なので、女性とのワンチャン料金(チップ)は別でかかってしまう。
あまりの安さに心が動いた私、本日は既に2ゴールを決めた状態。
本来ならば、ハットトリックを狙わないといけないポジションを任されているのはず。
私は先ほど、心のないゴールを決めてしまっているので、ゴールは選びたいと思っていた。
しかし、無理だ。もう無理だ。
この店の女の子は私が今まで行った、どのKTVよりもレベルが低かったのだ。サムが部屋に連れてきてくれたプロ集団の方が圧倒的に上だと感じる程のクオリティだ。
私はそっと断り、サムに帰ろうと声を掛けました。
そして、サムは会計をしました。
が!!!!
私は見たのだ!!!!
見てないフリをしていたが、サムは500ペソ札1枚しか店主に渡していなかった!
しかもそれなのに、お釣りも貰っていたのだ!
何という安さ。
2人で1時間半遊んで500ペソでお釣りがくるなんて、考えられない。『女の子はちゃんと給料貰っているのだろうか?』と心配になるレベルだ。
そこそこの利益を私のガイドから得たサムは満足そうな顔をしていた。私は支払いには一切口出しをせず、紳士を貫いた。
サムは飲酒もせずに、完全なる仕事に徹した訳だ。そして、その後私をホテルまで送り届けくれた。
私は楽しかった時間に感謝し、サムに追加のチップを渡そうとしたが、彼はそれを拒みました。
サムは「ボクモ楽しかったからチップはいらない」と言う。
私は彼の男気に感動し、彼は信頼に値するとジャッジしました。
そして、サムと別れた私は、泥のように眠ったのだった。
[ポットブログ21終わり]
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[ポットブログ21あとがき]
凄く濃い5日目が終わりました。
日本には安かろう悪かろうという言葉がありますが、ローカルKTVは、まさにそれでした。
安い事には安いのですが、費用対効果で考えると首を捻ってしまうかもしれません。
もちろん、人それぞれ求めるものは違うと思いますので、楽しみたい遊び方で遊ぶのが一番だと思います。
次回、衝撃! フィリピーナの買い物は豪快だった! カモ担当の肩書は伊達じゃない! の巻
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サム!!
カッコイイ!!
紹介してください!
ポットさん、命知らずっていうか命賭けて遊んでますねぇ。
それなりに恰幅がいいと棄権なやからも敬遠してくれるのでしょうか(笑)
気をつけて遊んでくださいね。
棄権->危険
少しブログの更新が無かったので心配してました。
3日以上開くと禁断症状出ますねw
あと、愛想ハイタッチwww初めて聞きましたww
朝まで1000ペソを断るなんて、、、、
相当不細工だったんですね、、、、
ハットトリック期待してます!!!
ポットさん ほんまは、ガチガチのベテランさんでしょう?だって最初から1人行動なんてできないでしょう?言葉もわからないし!
ローカルKTVデビューですか!なかなかのハイペースですね(^_^;)
サムが信頼できる人でよかったです。はめられると翌朝パン一で道路に放り出されていることがありますからねw
私はてっきりハットトリックを華麗に決めると思ってました。
今後の展開に期待ですね(^_^)/