[レンジブログ 前回のあらすじ]
夕食を終え、再び田原とレンジはマニラの夜の街へ繰り出す。まずはLAカフェという大衆バーへ向かう。どうやらその店内では出会いを求める女の子が多数いるらしいが果たして。
[前回の記事]
【レンジブログ22】マニラの夜、まずは援助交際? LAカフェへ
クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。
また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m
[レンジブログの第一話はこちらから]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
【レンジブログ23】LAカフェの2階にて、周囲の人間観察。デートは果たして
二階には、エントランスの真上の位置にバンドステージがあり、今ちょうど生演奏をしていた。どこか聞いたことある音楽だった。ツインボーカルとバックバンドがまた無駄に上手い。普段はどこかで活動しているプロだろうか。
[LAカフェの生バンドイメージ]
田原さんと二人で、バンドが見える壁際の位置に席を取った。
周囲には、その場で出会いが成立したと思われるカップルやグループがいくつか確認出来る。お互いの自己紹介やデートの内容を話し合っているのだろうか。
店内にいる男性も私たちを含めてバラエティに富んでいる。白人、黒人、アジア人、学生のような若者グループや退職されているのだろうご老人など様々だ。
一応には皆楽しそうに飲んでいる。
田原「ね、面白いでしょうー。」
私「ですね。」
田原「気に入った子が居たら、声を掛けるか、目線を送り続けてごらん。話をしてみて、気に入らなければ断れば良いし、気に入れば一杯でも奢ってあげてその後はご自由に。」
私「いえいえ。私は大丈夫です、そんなことにはなりません!」
田原「アッハハ。そうね!とりあえず何か一杯飲もうか。レンジさん、何でも飲めるよね。」
田原さんは近くのスタッフを呼び、ペールビール二つを注文した。そのスタッフもとても可愛かった。ホットパンツと赤い上着のコスチュームがまたセクシーだ。
[LAカフェウェイトレスの似顔絵]
ここの女性スタッフ達もデートへ誘える可能性があるらしい。スタッフ達が一番魅力的に思えるほど皆可愛かった。
注文したビールが運ばれてきた。去り際にその店員は私の内股を確かに触ってきた。なるほど。
田原「とりあえず乾杯!」
私「お疲れ様でした!田原さん本当に尊敬しますよ、その元気。本当にお疲れ様です!」
田原「今夜もパーリーがいないからラストまで遊ぼうか!」
私「はい、付いていきますよ!」
田原「ははっ、冗談よ!レンジさんは未だ若いからいいけど、俺はもうダメだ。」
田原さんは本当に元気だ。私もこれくらい元気な50代を目指したい。
田原「ここにね、以前男性社員連れて来たことあるのよ。安藤君ってわかる?」
私「わかります。あの超イケメンの人ですよね。」
[安藤さんの似顔絵]
田原「そう。その時もこうやって彼と二人で飲んでいて。俺にはすぐに女の子が寄って来たのだけど、安藤君には全く寄って来なくてさ。俺は探して来たらって言ったのだけど、たぶんプライドもあったのだろうね。彼は日本でも超モテるからさ。ちょっと不貞腐れててね。」
私「ですよね、某男性グループ歌手のメイン張ってそうですもんね。」
田原「二人してもう出ようかって時にさ、とうとう安藤君が声かけられたのよ。しかも超美人でスタイル抜群、まぁあんな綺麗な人まず見かけないね、まさに絶世の美女。パーリーなんかより全然綺麗な人だった。」
私「へー!さすが安藤さんですね!」
田原「そう。安藤君、すぐに機嫌治ってさ。あからさま過ぎて笑ったよ、俺にデートに誘っても良いか確認取って来たのよ。」
私「ええっ!」
[次回タイトル] LAカフェでの思い出話。その時、デートの約束は成立したのか
[次回あらすじ]
田原の部下のエピソードを聞いたレンジ。それを教訓として、自分はそのようなことになるまいとする。しかし遠くに見えるフィリピーナが気になり始めた。レンジもデートに誘うのか、果たして。