[レンジブログ 前回のあらすじ]
超ベテランの田原とフィリピーナのパーリーが、外国人との恋愛について考察。フィリピン人の文化や考え方にはレンジも勉強中であり、今回の話は大変参考になるか。
[前回の記事]
【レンジブログ21】フィリピーナが外国人と交際する理由とは。
クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。
また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m
[レンジブログの第一話はこちらから]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
【レンジブログ22】マニラの夜、まずは現地女性とデート? LAカフェへ
パンパシフィックホテルのエントランスで、パーリーを乗せたボブの車を見送った後、田原さんと二人でホテル内に入る。
田原さん「お疲れ様。一旦部屋戻ろうか。んで、30分後にロビーで良いかな?」
私「はい。」
お互い一度部屋に戻り、再外出の準備を整える。
午後8時を過ぎたところ。時間通りにロビーに再集合。二人で、今宵の作戦会議を始める。
田原「どうしようか?」
私「んー、昨夜お店で会った子とは少しラインしています。ほとんど営業メールばかりで挨拶程度ですけど。早めに見切りたいですね。」
田原「んー、そっか…。そうだ!ちょっとおもしろいところ行ってみる?」
私「はい、どんなところですか?」
田原「現地で言う出会いカフェみたいなところなんだけど、見学するだけでも面白いよー!」
私「はい、行ってみましょう!」
そこの場所は、LAカフェ(エルエイカフェ、ラカフェ)と言うバーで、私はもちろん初めてのところ。ホテルの北側で、徒歩10分くらいらしいが。陽が暮れると、その付近も絶対危ないからとホテル前でタクシーを拾うことにした。
田原「面白いところよ。店内に居る女性のほとんどは出会いを求めてると思って。つまり、店内に居る女性はほぼナンパ待ちって事。デート代は男性が払うのだけどね。」
私「なるほどー。」
田原「でもね、そこで交際相手を探すのは止めてね。昏睡強盗、美人局みたいな話も聞くからさ。」
私「もちろん、御意です。」
[LAカフェの外観。一見大衆バーのように見える]
目的のLAカフェに着くと、玄関前には人だかりができていた。地元でも大人気の場所のようだ。
中に入ると、入り口付近には可愛い女の子三人組。いきなり、こちらを妖艶な目で見てきて、Hiと挨拶された。
この女性達もそう言う事なのだろうか。
店内に入ると、入り口からすごい人の数。まるで満員電車のように身動きが十分に取れない。とても賑やかだ。店のインテリアは海外の典型的なバーという感じで雰囲気は楽しそうだ。
首を伸ばし店内を確認すると、フロアーの真ん中に円形のカウンターバーがあり、様々な人種の人々が立ち飲みスタイルで賑やかに飲んでいた。その周りには丈の高いテーブルと椅子がいくつか置かれており、ここもまた皆楽しそうに過ごしている。
一見、ただの大繁盛しているバーに見える。
しかし、店内の端の方には異質な視線を送り続けている女性達がいた。おそらくまだ話相手が決まっていないのだろう。それにしても、結構レベル高そうな印象、どの人も綺麗な感じの女性達だ。美しい女豹達がフロアー内の獲物を探っているよう。
[LAカフェ店内のイメージ]
それにしても、とにかく人が多い。
何とか店内の人の流れに乗り、田原さんが二階へ行こうと促しているのが分かったので、その方へ向かう。
二階へ向かう階段がまた恐ろしく狭くて急だ。ステップを踏み外さないように気をつけながら、上へ向かう。
人の数は一階ほど多くはないが、このフロアーも賑やかだ。
[次回タイトル] LAカフェの2階にて、周囲の人間観察。デートは果たして
[次回あらすじ]
店内の様子の紹介。また、以前田原の部下をここに連れてきたときのエピソードが始まる。彼は、店内のある女性に声をかけられる。しかも超美人のフィリピーナだった?