[オノケンブログ前回のあらすじ]
日本語を使ったとしても、浮気疑惑を晴らせるのは難しいですが、それを外国語でしようと思ったらもっと難しいことでしょう。
恋愛マエストロに聞いた、そんな状況の打開策を公開します。
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[近づくフィリピン旅行日。次の夜遊び場所に選ぶのはマカティのKTV]
ティー「あなたのことは信頼しています。大好きです。ただ私は混乱してしまっている」
さすがレンジマジック。本当に展開が好転した。
この場をおさめる方法としてはシンプルすぎるように感じたが、おそらくは数多くの女性との修羅場を潜り抜けてきたからこそ、ごちゃごちゃと言い訳をするよりシンプルに核心を突くような言葉が良いと判断したのだろう。
それにしてもレンジさんは、日本も含め一体いくつの修羅場をくぐってきたのだろう。
ほんの氷山の一角を聞いた程度なので、すべてを知っているわけではないが、レンジさんはマニラのみならず、日本でもかなり遊びに興じてきたようだ。
また、ごく少数ではあるが、レンジさんの友人には会わせてもらったことはあるが、まともな人はいないのかと思うほどに振り切っている人が多い。もちろん誠実で素晴らしい人格の持ち主もいたが、振り切った人達の振りきり具合が激しすぎて、まともな人には会っていないと勘違いするほどである。
レンジさんの友人のことなので、詳細を述べることは避けようと思うが、とにもかくにも振り切り具合はすさまじい。
原動機付き自転車なのに、べた踏みスポーツカーを鼻歌交じりにぶち抜くほどに振り切っている。
過去私が会った中で最高に振り切っているレンジさんの友人は、ドラクエで例えるならば、魔法使いなのに唱えられる魔法は“ザキ、ザラキ、ザラキ-マのみ”という、その辺のラスボスよりよっぽど極悪非道の魔法ラインナップをお持ちのご友人(以下、ザキ氏)であった。
ある日、レンジさんとザキ氏と飲みに行くことになったのだが、会う前の注意事項をレンジさんから教えてもらった時はたいそう怯えたものだ。
レンジ「ザキ氏の機嫌を損ねたらだめだよ。あいつ怒ったら、例え敵がケンさん一人だとしてもザラキ-マ唱えてくるから。この意味わかる?俺も巻き添えくらうことになるのね。ザラキ-マは敵全員だからね。俺も死んじゃう死んじゃう。今まで何度ザキを食らわされたことか」
私「帰っていいですか?」
レンジ「いやいや、機嫌を損ねるようなことをしなければ大丈夫よ。通常はものすごくおもしろい人だから。たぶんケンさんとも馬があうよ」
私「通常攻撃か打撃系特技でゴリゴリ攻めの私と、ザキ専門の魔法使いが馬があう?合わないでしょどう考えても」
結局、その後ザキ氏とお会いしたが、確かに人間味の溢れるおもしろい方だったが、気疲れでその日は死んだように眠ったことは言うまでもない。
※ザキ系専門とは例えであり、もちろんザキ氏は人を殺めたりしたことは一度もない。
さて、真っ黒な暗雲立ちこめていた私とティーであったが、レンジさんのアドバイスにより、Vの字で関係が回復しはじめた。
その後は、お互いに謝るなどして仲直りをしたという形となった。
次の旅まで2か月もの期間があったのだが、私たちは毎日メッセージのやり取りを行った。
連絡はメッセージがほとんどであったが、その期間で私たちはよりいっそうお互いを知ることができた。
次の旅こそ、私の記念すべきフィリピンでのワンチャン達成の旅となる期待は膨れるばかりであった。
ただ次の旅は、あまり長くは滞在できないため、かなりのタイトなスケジュールとなることが予想された。ティーとの合体は必ず達成しないといけない。しかし、他にもやりたいこと、行きたいところがあったため、マニラへ出発する前に綿密にスケジュールを組む必要があった。
私は次の旅で行きたいところとは、マカティのKTVである。
レンジさんもマカティのKTVではほとんど遊んだことがなく、マカティのKTVで遊ぶことを提案すると二つ返事であった。
前回の旅で、私にもようやくフィリピーナ彼女ができた。
嬉しいと思う反面、以後、マラテ内のKTVではあまり遊べなくなるだろう。
今まで文章にはしていないが、私の見た目はどうやらフィリピン人の記憶に残りやすいようである。
そのため、マラテ内で今までのようにマラテ内でアホのようにフラフラと歩きまわり、行き当たりばったりで店を巡り、気になった子にアプローチをかけるようなことをしていると、いつかはティーにばれてしまうことであろう。
次の旅からはマラテ内のKTVを巡るにしても細心の注意を払いながら行わなければならない。
アフターなんてしようものなら、マスクとグラサンが必要なほどではないだろうか?
なにも監視の目はティーだけではない。
サオリ内の女の子の多くが私の顔を既に覚えている。数十人はいるであろう目をすべてかいくぐってアフターに行くというのは不可能に近いのではないだろうか。
マカティのKTV巡りをしようと思った大きな理由のひとつはそこからきている。
マラテ内で遊べないなら、遊び場をマカティに移してしまえばいいじゃないという単純な考え方である。
お昼にマカティに赴いた際は、日本のそれなりの都会にいるようで全く魅力を感じなかった(私はマラテのような雰囲気が好きなため)が、日本のそれなりの都会のような雰囲気だからこそKTVはレベルが高いのではないかと私は大きな期待を抱いていた。
近づく自身4回目のマニラ旅行が間近に控え、私たち2人の顔も日々スケベさが増すばかりである。