[オノケンブログ前回のあらすじ]
マラテには多くのフィリピーナがいます。
軽い気持ちで浮気相手とアフターに行こうものなら、本命にばれる可能性は非常に高いです。
フィリピーナ彼女に浮気を疑われる。付き合いだして1週間、早くも破局危機
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[フィリピーナ彼女からの浮気疑惑を晴らせることはできるのか?]
私たちは、旅での出来事、また今後クレマニの記事中で使いたい言い回しなどがあった場合、ラインのノートに残しておいて、お互いがいつでも見られるようにしている。
お笑い芸人のネタ帳のようなものである。
私が今、ティーに弁明中でオロオロしていることは、レンジさんは当然知っているはずである。
そんなタイミングで
“巨乳娘のニットはほぼ凶器”
である。
なぜこのタイミングなのだろうか。
人がフィリピンでの初彼女と別れるかどうかの瀬戸際というタイミングでのネタ帳の追加。
しかも、今までのネタの中でも一・二を争うほどのしょうもなさである。
なぜこのワードが浮かんだのか、だいたいは察しがつく。
きっとマルコからニットを着た写真でも送られてきたのだろう。
マルコの乳はそれはもう立派な代物である。
そんな立派な代物を持っているにも関わらず、フィリピーナによくあるお腹タプン♪なんてことは全くない。むしろ乳以外の箇所はかなり細い。
そんなスレンダーな体にしっかりと肉付いたアニメ乳、圧倒的な存在感である。
おっぱい星人(死語?)の私としては、将来マルコの顔は忘れても、乳の大きさだけは忘れることはないだろう。
マルコは仮名であるが、実はマルコの仮名を決める際、私はティッツ(おっぱい)はどうかとレンジさんに提案したのだが、却下されてしまった。
それくらい第一印象での彼女の乳のインパクトはすごかったのだ。それしかないと思って提案したのだが、採用されずに残念である。
まさに巨乳という言葉だけでは、言葉が足りないほどに豊満なバストの持ち主のマルコがニットを着た日には、それはもう凶器だろう。
私がその写真を手にした日には、その写真だけでも1週間分のご飯が食べられるほどであることは間違いない。
レンジさんの気持ちはわかる。
気持ちはわかるが、今の私の精神状態はそれを笑って見過ごせるほどの余裕はない。
なんならレンジさんとマルコがうまくいっている感じにも、今は少し苛立ちを覚えるほどだ。
実は私たち、非常に性格が悪いことこの上なしなのだが、フィリピンの戦友ともあろうお互いの幸せには全く興味がない(なんなら面白くないとまで感じるほど)。
反対にそれぞれの恋人との喧嘩、破局危機に瀕しているときには、話を真剣に聞くようなふりをして、実際は相手の不幸話をただただ楽しんでいる。
きっとレンジさんも今の私の状況には全く興味がないため、こんなタイミングでこのしょうもないネタを追加した。いや、追加できたのだろう。
怒りに打ち震えた私はレンジさんに電話をかける。
レンジ「あ、もしもーし。どうだったさっきのノーt…」
私「今そのネタ追加する必要あります?しかもしょうもなさすぎでしょうて!僕が今右往左往しているの知ってるんだから、タイミングを考えてくださいタイミングを!!」
レンジ「すみません、良いワードが思い浮かんだものでつい」
私「今なら笑顔で刺し殺せそうですが、いかがしますか?刺し殺されますか?それともやめときますか?レンジさん宅まで死をプレゼントしに行きますよ」
レンジ「まことに申し訳ありませんでした。ところで、今ティーとの感じはどんな感じになった?」
私は今の状況をレンジさんに報告した。
レンジ「なるほどね。確かに厳しい状態だね。そこはもう
“私のことをもう信用できませんか?”
と聞くしか方法はないかなぁ。もちろん信用できないといわれてしまうともう終わりなんだけど、きっとティーはまだケンさんのこと好きだし、その質問をしたら好転しそうな気がするんだけどなぁ」
私「なるほど。完全に白黒はっきりさせる質問ですね。わかりました。黒と出たら最悪ですが、その質問投げかけてみます」
レンジ「健闘を祈る」
私「いや、本心は絶対健闘を祈っていないでしょ」
レンジ「いや、そんなことないよ。俺はほんt…」
ピッ
レンジさんに言われた通り、私はティーに
「もう私のことを信用することができませんか?」
とメッセージを送った。
時間にして30分ほどだろうか。なかなか返ってこない返事に時間が長く感じる。
何も手が付かず、携帯とダンベルを握りしめた状態が続く。
そしてようやくティーからの連絡が返ってきた。