[オノケンブログ前回のあらすじ]
マラテで最高級と言えば間違いなく526ですが、そんな店で大盤振る舞いをしてしまったら、それはもう日本価格を凌駕する金額すること間違いないです。そして、もう一軒KTVに行きますが、こちらも有名なKTVハイライツ。ここでの出会いが後にとんでもないことになります。
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[ハイライツ嬢と瀕死でアフターに行く。災難までのカウントダウンが始まる]
ハイライツにて、私たちのVIPルームに突如現れた心のみ女性系オカマ。
彼の第一印象は“でかい”である。
その辺のフィリピン人男性と比べてもかなりの上背がある。
おそらくは180cmくらいだろうが、細い体に小さな顔であったため、実際の身長以上に高く感じられた。
[オカマ似顔絵]
オカマ「わお、レンジ!? 久しぶりじゃない!」
レンジ「うお、ティティ!? 元気! あなたは!?」
彼の名前は“ティティ”。どうやら、レンジさんとは顔見知りのようだ。
レンジ「ケンさん、この人ね、前は別のKTVでバイトしてた人。プライベートでも遊んだことある友達! ここで再会するとは思わなかったなー」
私「そうなんですね」
このデカいオカマが友達? レンジさんの交友の幅はもはや3Dでは表現できない。
ティティは私にも挨拶をしてきた。そして、レンジさんの隣に座り、親しげに話を始めた。
レンジ「ケンさん、彼にも飲んでもらっていいかな?」
私「良いですけど…」
そう言うと、レンジさんはサンミゲルをテーブル人数分注文していた。
ティティ「とても幸せ、Fuuuuuuu!)」
レンジ「私も、Fuuuuuuuuu!)」
ドリンクが振舞われることを知り、ティティは大声で喜んでいた。レンジさんも明け方近くにも関わらず、おかしなテンションだった。
それにしてもティティ。事あるごとに何かしら奇声を発する。声の大きさには自信がある私をも凌駕するレベルの音量。
“タガイ(乾杯)!!!”
や、レンジさんが歌を歌うたび、合いの手で
“FUUUUUUU!!!!”
と奇声を上げる。
とにかくその声があまりにもデカすぎる。
少なくとも午前4時すぎに10畳ほどのVIPルームで出すような声量ではない。
かなりの疲労と眠気がたまり、早くホテルに帰りたかった私にとっては、彼の奇声は黒板を爪でひっかくレベルで不快でしかなかった。
つらい、眠い、自分の指名子可愛くない...
レンジさんの指名子は可愛い。乳も良い。羨ましい。オカマ付きのためプラスマイナスはゼロだが。
女の子と話さないなら私の指名子と入れ替わってくれればいいのに。
眠すぎた私は、指名子がやたらにスケベだったため、適当に接吻しながら、
“元気の出るツボだ”
と言いながら乳をつんつんするという、アホの様な時間を過ごしていた。
そしてようやく5時がきた。
店の外は、既に朝の気配を感じることのできるほど、うっすらと明るくなり始めていた。
私「よ、ようやく寝られる。早く帰りましょう」
レンジ「え、アフター誘っちゃったよ?」
私「...なぜに勝手にアフターの約束を。約束する前に一言僕に聞いてくれてもいいじゃないですか。帰りたいです」
レンジ「えー、一緒に行こうよ」
私「いや、僕の指名子見たでしょ? 店の中だけで十分ですって。しんどい思いしてアフターに行くような価値はないですって」
レンジ「ちょっとだけ、30分だけ」
私「嫌です。レンジさんだけで行ってくださいよ」
レンジ「いやん、さみしいじゃん」
このようなやり取りをしていたら、指名子たちが私服に着替えて店からでてきてしまった。
女の子たちが出てくる前にばっくれたかったのだが…こうなると少し帰りづらい。
私「もう...本当に30分だけですよ」
レンジ「よし、じゃあ行こう行こう」
私「どこいくんです?」
レンジ「早めに帰るんなら、あのローカル屋台レストランみたいなところは?」
私「了解です。6時にはホテル戻りましょうね。というより、なぜそんなに元気なんですか?」
レンジ「俺はたぶん飯さえ与えておけば2日間くらいは起きていられると思う」
私「そうですか、便利な体ですね」
レンジ「まだまだ全然元気よ♪」
私「元気出さなくていいです。あと30分で十分です」
こうして私たちはローカル屋台レストランへ歩を進めた。
歩き出してすぐに気が付いたことがある。
ティティも一緒についてくるようである。彼は私たちの先頭を歩きだした。
それにしてもなぜそんなにテンションが高いのか、歩きながら“Fuuuuuuu”と連続で奇声をあげ続けている。
早朝に外でこんな大声を上げているのは、彼かニワトリくらいである。
私には彼が大型巨人寄行種にしか見えなかった。
願わくば、屋台に辿り着く前に、警察に“危険薬物使用容疑”で任意で引っ張られて欲しいものである。
私の願いもむなしく、目的地にたどり着いてしまった。
夜は完全に明けてしまった。
私の隣には私の指名子。
そして対面にはティティ、レンジさん、レンジさんの指名子と座っている。
私は最初から1速では語りつくせないほどのローギアであった。早く帰りたい。
レンジさんも目が逝っていた。注文した料理を待つまでの間に力尽きたのだろう。
さっきまで、“飯さえあれば2日間起きていられる”と言っていたのに。
私「いや、レンジさん...さっきまで元気だったのに、なぜにそんなに急激に目が逝くんですか?」
レンジ「疲れたってのもあるんだけど、さっきからティティが俺の背中ずっと擦ってくるんだけど」
私「いや、彼は確実にレンジさんのこと好きでしょ」
レンジ「たぶんね」
私「ティティと付き合ってみればいいんじゃないですか? 新たな境地が切り開けるかもしれませんよ?」
レンジ「さすがの俺でもそれは無理だよ」
私「行ってくださいピリオドの向こう側に。そしてピリオドの向こう側に何があったか教えてください」
レンジ「いや、本当に勘弁してください」
それからレンジさんは、さらに10分ほどずっと背中を摩られ続けていた。
[外はスコールが降り始めていた]
そして、ティティとレンジさんの席とは最初50cmほどは間隔があったが、いつのまにか席同士が接するほどにレンジさんに接近していた。
さすがに居心地が悪いと感じたのか、
レンジ「ちょっとトイレに行ってくる」
私「はい」
ティティ「トイレの場所分かる? エスコートしましょうか?」
レンジ「いや、大丈夫!!この店何度も来てるから!!!一人で行けるし、俺元気だから!!!!」
ティティ「…わかったわ、気をつけてね」
レンジ「ケンさん、悪いけどティティを見張ってて」
私「・・・わかりました。見張っていればいいんですね」
そういうとレンジさんは席を立った。
急に大声となったレンジさんのリアクションは何か危険を感じさせるものだった。
トイレに何かトラウマでもあるのだろうか?
[レンジブログ過去記事]
【レンジブログ78】KTVのトイレでオカマに襲われそうになる。下ネタには注意!
ティティの視線は、レンジさんの動きをずっと追っていた。
そして、こちらからレンジさんの姿が確認できなくなった時、ティティがおもむろに立ちあがる。
彼はレンジさんの後を追い、トイレの方向へ足早に歩いて行った。
私(心の中)「見張るだけ、みはるだけ、ミハルダケ...」
私もレンジさんに言われた通り、ティティを見張るためにトイレの方向へ向かった。
そして、曲がり角を曲がったところで私が見たもの。
それは...
レンジさんがティティに襲われている光景だった。
いつも楽しく拝見しています。
これ、私の好きなパターンです!明日のコーヒータイムには読まないようにします笑笑
たけしマンさん
そうした方がよろしいかと思います。
明日の文はうまく表現できていると思います笑