8月11日から5日間。

スカイスキャナーと睨めっこし、盆のわりに価格が一番狙い目だったため、価格で日程が決まった。

やる気がないと言っていたレンジさんは、日程を知らせた後、10分もしないうちに航空券とホテルをおさえたという連絡が来た。やる気があるのかないのかわからない人だ。

 

 

 

今年の4月より新部署となり、色々新しいことばかりでかなりストレスも溜まっていた。加えて、直前の7月は本当に忙しすぎて死ねた。

が、心の拠り所にフィリピンがあったので頑張れた。乗り切れた。まずはそれにお礼を言いたい。サンキューフィリピン。

 

そして時は過ぎ、7月の地獄から急に勤務が楽になった8月初旬。頭の中はフィリピン一色。

字一色、緑一色よりも一色だ。

 

 

フィリピンを思うだけで夜しか寝られない日々が続き、健康そのもので迎えた出発当日。

ついに私はフィリピンに向け、中部国際空港に向けて出発した。前夜は興奮し過ぎて8時間しか寝ていない。体調万全だ。

 

荷造りも完璧。パンツは泊数×2枚用意した。ヘルメットは36回分。

万全すぎて手荷物検査でひっかりそうな勢いだ。

 

空港に向かう、名古屋駅でレンジさんと合流。

 

2年半ぶりのフィリピンに行くとは思えないほどのローテンションぶり。顔に覇気がない。例えるならば、フィリピンから帰国する時の顔だ。

話を聞けば、彼はとにかくPCR検査がネックのようだ。

もし陽性だった時のリスクが怖すぎる。と。

ショットガンを近くでぶっ放されたことがある人がなんでそんなに小さなことにを恐れるのか理解できない。

と、私は少し楽観的すぎるのだろうが。

 

さて、そんなローテンションレンジさんを連れ、空港に向かう。

ただ、ローテンションであったのは少しの間で、名古屋から空港までのフィリピンの話で彼のテンションは右肩上がりした。

なんと単純なことか。

最初からそれでええねん。




ーーーそれにしても、レンジさん、そんな陰性証明取るのひっかかります?

いや、だって陽性出たら帰国できないじゃん。ホテルは?帰りの飛行機は?そもそも重症化したら、向こうの病院どうするの?死んじゃうよ。

 

陽性出たら、検査場所変えてガンガン陰性出るまで検査受ければいいんですよ。あと、イソジンうがいを口と鼻にしてから検査すれば大丈夫ですって。だってあの府知事のお墨付きなんで、大丈夫です。向こうにもイソジンの代わりになるやつあるみたいなんで、向こう行ったらまずはそれを買いまsy…

持ってる。

 

はい?

イソジン。機内持ち込みサイズで小分けして持ってきてる。ケンさんの分もある。

 

あ、それは助かります。

あとはロキソニン、カロナール、頭痛薬、喉の薬、コン○ーム、正露丸、バイア○ラジェネリック…

 

めちゃくちゃ持ってきてますね。後半は夜のこと考えてって感じでしたけど…なんなら僕も夜の方は久しぶりなので、持ってきてますけど…カマ○ラ…

うん、特に熱冷ましはいるでしょ。コロナじゃなくても、熱出てたら空港は使えないし。

 

そ、そうですね。用意が良くて心強いです。

うん、俺リスクマネジメントきちんとしてるから。

 

リスクのある行動が多い人が何言ってるんだと思うが、変なところは非常に心配性だ。

ただ、この辺については私は楽観的というか、大して深く考えられてなかったので、レンジさんのリスクマネジメントは助かった。

 

そして…ついに…私たちは…空港に到着した。

もう既に感慨深い。

フィリピン到着までカウントダウンが始まった…

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

3 コメント

  1. 海外に着いた時の、それぞれの国の匂いがたまらなく好きです。
    興奮しますねー

  2. 俺がちゃんと時間通りに待ち合わせ場所に来た、なんならケンさんを待っていたことを何故強調して書かないのだ。思えばファンタジスタとして今回の奇跡はここから始まっていたのだろう。

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