マリーに会いに、タクシーでマカティに向けて出発した私たち。
「マリーとはどこで会うんですか?」
「マカティのホテルで会おうってなってるけど…返事がないな。寝てるのかな。」
「いや…寝てるなら、なぜ今マカティに向かってるんですか?起きたのを確認してからじゃないと、無駄に待つことになるじゃないですか。しかもいつまで待つかわからないし」
「まぁいいじゃない。細かいことは気にすんな」
…全然良くない。
久しぶりのフィリピンで、やりたいことは山積みだ。時間はなるべく無駄にしたくはない。しかし、いつ起きるかもわからないマリーを無駄にマカティで待たないといけない意味が私にはわからない。
それに彼女は初対面で初めて遊ぶ約束をした時、3時間くらい寝坊をしたことを私はまだ忘れていない。
彼女もまたレンジさんと同じく、時間にルーズだ。
今回もどれだけ遅れてくるのか…
少なくともマリーが起きるまでの時間、マッサージで休憩もできたのに…
16時頃に待ち合わせとのことだが、私たちはそれより早くにマカティへ着いた。
しかし、マリーからの返事はいまだになく、ホテル内の食堂で無駄すぎる時間を費やした。
マリーからの起床メッセージが届いたのは、結局18時頃だった。実に2時間、ホテルの食堂で時間を潰した。
挙げ句の果てに、ホテルで注文したものが、注文内容がよくなかったのもあるが、全部基本美味しくない不運も重なる。
[やたら高かったが、全然美味しくない衝撃]
イライラ…
相変わらずのマリーの時間のルーズさに、コロナ禍以前なら笑って済んでいたが、疲労と時間を無駄にしたくない思いから、イライラメーターは上がっていく。
加えて、ホテルから、次に彼女が指定した集合場所のマカティスクエアまでは徒歩。
これが無駄に遠かった…
ここに来てさらに疲労を蓄えることになろうとは。
ほぼ無言でレンジさんについて行く。
久しぶりのマカティスクエアに懐かしさを感じたのも束の間、そこに到着してもなお、ダラダラと歩き、どこに向かっているかもわからないレンジさんにひたすらついていく。
ウロウロウロウロ…
マカティスクエアも狭いわけではない。誰にでも分かるような場所、例えば、マクドナルド集合とかじゃダメだったのか。
口を開けばレンジさんに怒りをぶつけそうだったので、静かに着いていく。
マカティスクエアに到着して十分ほど彷徨っていた時、レンジさんが前方に手を振った。
私もその方向に目をやると…
マリーだ!!!
前方から手を振ってこちらに近づいてくるのはマリーだ。
変わらない彼女の様子になんだかホッとした。
コロナ禍。一人で生きていくのにも苦労するだろうに、彼女は子持ち(旦那はランナウェイ)だ。
かなり苦労していたことはレンジさんからしばしば聞いていた。
マリーと久しぶりに会えて私も嬉しい気持ちが勝り、思わずにっこり。
しかし、彼女は急いでいる様子ですぐに職場へ行かなければならないとのこと。後の合流を約束してここでは挨拶だけで別れた。
「ケンさん、ナオミも近くにいるようなんだけど。飯でもどう?」
「ほう、お餅ですね。会いたいですね」
近くのシェイキーズというピザ屋に入り、30分ほどすると彼女は現れた。
弾けんばかりのパンパン具合。私は笑いを堪えながら挨拶した。
レンジさんと彼女は少し仕事の話があるようであった。
私たちは三人で夕食を取ろうとマカティスクエアのマクドナルドからすぐのところにある日本料理の店に入った。
ここは店内の雰囲気も料理の味もかなり良く、けっこうなお値段を取られそうな感じではあったが、値段はそんな高くない。
おすすめできるお店だ。
今度マカティに行った時はまた行きたい。
久しぶりで会話に花が咲く。
うまいご飯に楽しい会話…色々あったけど、いいね、楽しい。
やっぱりフィリピンには旧友が欠かせないね。
少し時間が経った頃、盛り上がっていた会話の途中で、急に固まったレンジさん。
一点をじっと見ている。
「どうかしましたかレンジさん」
「いや…あの人…」
その視線の先を見て、私も固まった。
だ…ダイスケさん!?
マカティ にも上陸ですね👍
ダイスケさんとはライターの一人ですか?懐かしさ爆発ですか?😆
ダイスケさんは、かなり序盤に書いていただいていたライターさんで、私たちと会ったことのある数少ないライターさんです!
めちゃくちゃおどろきました🫢
マカティスクエアの近くで安くて旨いだと、「きくふじ」あたりですかね?
そこであれば私も大好きです。喫煙者なら「関取」が良いかと。
実は、名前を忘れてしまうっていうね😂
関取ですか、今度覗いてみたいとおもいます!