レンジさんと私、そしてあのアマ(マリー)の娘3人でブルゴスに向かう。
ブルゴスですよみなさん。あのブルゴス。
男の欲望がピンクのネオンと同化して渦巻くあのブルゴスストリートですよ。
「いや、レンジさん。ブルゴスですけど。小さな子供連れていっちゃダメでしょ」
「うん、完全にまずいね。だから、近くのレストランに下ろすから、交代でマリー娘の面倒を見るとかどうかな?」
「いやぁ、モラル的とかコンプラ的なあれでやっぱりまずいでしょ。ブルゴスにこんな小さな子と歩いていても、こんな時間にレストランに日本人が小さな子供連れてるなんて、絶対職質対象でしょう」
「だよなぁ…」
「今回はやめときましょうか。明日がラストチャンスなので、明日来ることも不可能ではないですし」
「そうしようか」
「まぁ明日誘われても絶対行きませんけど」
「グフッ」
そうして私たちは、ブルゴスには行くことはなく、マラテに戻ったのだった。
…
…
…お分かりいただけただろうか?
私は、ブルゴスの調査のためにマカティまで行ったのだ。
真理子の前でレンジさんと合流し、それから久しぶりのブルゴスで、じっくりステージ上のさまざまなフィリピーナを見る…
明日が夜遊びができる最終日。
ブルゴスのためだけにマカティへ行くのは、本音を言うと嫌だった。
昨日もマカティで大事な大事な時間を無駄にしたのだ。今日は自由に動きたい…そんな思いが強かった。
しかし、蓋を開けてみるとどうだろうか。
真理子でレンジさんと合流するだけ、入店はしないはずだったが、真理子内で2時間近くも拘束され、挙句のはてに、その時間の半分以上はマリーの娘の遊び相手とは…
そしてブルゴスには結局行かないっていうね。
タクシーの中で、私の怒りは沸々と湧き上がっていた。
レンジさんとマリーの娘は何やら会話をしていたが、私は黙って外を見ていた。
マラテに到着。
「ケンさん、俺はこれからマリー娘を寝かしつけるけど、その後集合する?」
「…いや、もう今日はいいですわ。別行動で。つーか、ホテル帰ります」
「そ、そう?わかった。俺は明日またマリーと日中は行くところがあるけど、ケンさんはどうするの?」
「ハナとMOAに映画見に行きます」
「夜はどうする?」
「最後なんでね。サナに会いにプレミアクイーンに行きたいですし、ロビンソンの財布とか扱っているところにも行きたいです。他の店が全然回れていません。その辺も回りたいです」
「俺は多分8時9時くらいには解放されると思うから、それから一緒に行動する?」
「わかりました。ではまた明日」
思い返してみると、久しぶりのフィリピンでしたいことが全然できていない。
ここまでことがうまく運ばない旅もない。
サナについては、10時過ぎ頃、「今日も体調が悪くて仕事に来ていない」と連絡が来た。
昨日と今日、そして最終日の明日行けば、こちらが本気で気に入っていることも信じてもらえたのだろうが、行けても明日だけか…
サナも厳しいかな…
日本の本業が、コロナ前と比べて、今はかなり忙しい。
そのため、以前のように年に8回なんて狂ったようにフィリピンに来ることなんてできない。
次は、早くて4ヶ月後だろうか。
そんな長い期間を空けて、関係を希薄になることなく作っていくなんて、よっぽどあちらに好印象を持ってもらえでもしないと難しい。
そう考えると、サナとの関係づくり(店に行くこと)は最優先事項だった。
が、結局ほとんど会えず終いか…
この旅を計画してから、それはもう楽しみにしてきた。
どんな忙しく、辛い時でも乗り越えられたのは、この旅の楽しみがあったからだ。
それが主にマリー関係でここまで不満足な旅になるとは思わなかった。
ただただ、残念だ。
まだ明日がある。
が、もうテンションは帰る前くらいの低さだ。
やる気もテンションも体力も気力もない。
帰って寝よう。
しみじみと納得。
気持ち入れたフィリピンでの肩透かしの連続ってのは、多くの読者さんにも思い当たるフシがあるのでは?
ええ、もちろん私もその一人。
あの頃はやるせなかったなぁと、空を見上げます。
いえ、その後何がうまく行こうが、きっと同じ。
ハイ、今もジプニースモッグで汚れた空を眺める日々ですから。
しっかし付き合ってくピーナだけでもハードル高いのに、
加えてマ●ーにレ●ジさん(苦笑
クレマニにハマっているからか、
最近はレンジさんがピーノにすら思えてきました(すみません
さてこの後にケンさんの見事なリカバリーがあるものと期待して、
今後を待ちます。
はー、私もリカバリーしたいもんです。。。涙
いえ、きっと彼はピーノ以上の素質を持っています!もちろん薄情、甲斐性なしとは思いませんが、悪い部分においてはピーノすら呆れさせます!
俺なら切れる。
わかってくれましたか私に気持ち💖
とりあえず別行動かなぁ😅
なかなかうまくいきませんね💦