[オノケンブログ前回のあらすじ]
たとえ下手な英語だとしても、最低限の英語力さえあれば情熱だけでもなんとかなるものです。あとは恥ずかしがらないことが大事です。
フィリピンでの初体験!?フィリピン人女性への猛アプローチの末に…
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
[フィリピンマラテで一番安く、おすすめのタクシー?マニラの白いタクシーについて]
フラフラの状態でホテルまで戻ってきた私たち。
現在、午前3時を回ったところである。
ホテルを4時にはチェックアウトをしたいので、1時間ほどの帰りの準備をする余裕はある。
私はというと、既に荷造りは終了しており、この1時間は体力の回復に努めることにした。
問題は破天荒おじさんことレンジさんである。
部屋の中には至る所にレンジさんのものがあり、かばんの中にはあまり物が入っていない状態、つまりは全く荷造りをしていない状況である。
レンジ「く、くそ、なんで俺は荷造りが終わっていないんだ」
とぶつぶつ言いながら荷造りをし、しばしばお手洗いにリバースしに行くことを繰り返していた。
私も体力の消耗が激しいため、いつもならオカンモードを発動し、クドクドとレンジさんに説教をしたいところであるが、そんな余裕はなく、ただ、ベットに横たわっていた。
私は30分ほどは仮眠をとることができた。
目覚めると、床に転がっているレンジさん。
しかばねのようだ。
私「レンジさんそろそろ空港に行きますよ」
レンジ「・・・・」
起きない。
私(心の中)「おでこに肉って書いてやろうか…」
私「間に合わなくなりますよ。ちょっとレンジさん」
レンジ「・・・・」
起きない。
揺らしてみた。
起きない。
震度二桁いくくらいに全力で揺らしてみた。
私「おりゃぁ!!起きやがれごらぁ!!」
レンジ「ぅわぁ!!」
私「ようやく起きましたか。ほらさっさと行きますよ」
レンジ「死ぬかと思った」
私「死んでいるようでしたよ」
そして私たちはものすごく重い足取りでチェックアウトを済ませ、ホテル前でタクシーをボーイに拾ってもらった。
たまたま乗った白タクシーの運転手は、まともな運転手のようで、メーターで空港まで行ってくれるようだ。
白タクシーの運転手の多くは、こちらが外国人のみと見るや、メーターではなく、価格交渉をしてくることが多い。
メーターだと、空港までチップ込みで200ペソ程度であるが、交渉だと、それよりも高い金額を提示されることだろう。
価格交渉はタクシーに乗る前に行われる。もちろん、最初にタクシー運転手が提示してくる値段から、こちらもそれなりに交渉することはできるのだが、今は価格交渉なんてする余裕などない。
メーターで行ってくれる良心的なタクシー運転手で本当に助かった。
ただ、このタクシーの運転手、とてつもなく運転が荒かった。
急発進、急な車線変更、十分にスピードを落とすことなくコーナーを曲がる...
私は車酔いはほとんどしたことがないが、酔い+疲労+眠気で車中で何度も吐き気を催す。
レンジさんは車に乗り込むと同時に死んでいたため、車酔いをするということはなかったようである。
もし起きていたら車内でリバースは不可避だっただろう。
地獄のタクシー移動がようやく終わり、空港に到着した。
飛行機は通常通り、フライトするようである。
本当の地獄はまだまだ始まったばかりである。