過去一に充実&楽しかったアフターに繰り出す。邪魔者はいない

部屋に戻ってきた。
時間は日が変わった頃。

4時間過ぎにサナと会う約束をしている。
それまでに少しでも寝ていないと。

遡ること7時間前…
サナからの返信があった。

私が朝送った内容は

“昨日はごめんなさい。あなたにひどいことを言ってしまいました。反省してます”

だった。

「こんにちは」
「昨日は本当にごめんね」

「あなたは怒っていた」
「いや怒ってはいないよ」

「そうなの…でもあなたの求める行動が私にはできなかった」
「昨日のことは忘れてほしい。ごめん。今日店に行くよ」

「来なくていいから、今日は仕事後にご飯に行こう」
「わかった。4時かな？」

「お客さんがいなければその時間でも大丈夫。また遅くなりそうなら連絡するよ」
「わかった。じゃあまた4時頃に」

彼女は私を怒らせたと感じており、それに対しての罪悪感がある様子だった。
いい子やん。

というわけで、4時ごろに彼女と会う予定だ。
まぁ、おそらくは彼女の友人も一緒なのだろうが。

もしレンジさんが一緒だと、遊びまくり飲みまくりでノンストップで4時を迎えただろう。
それからのアフターは楽しいというより、眠いし疲労困憊だしで楽しさより基本しんどさの方が強い。

そんな経験を何度もしているため、初めての試みであるが、少しの仮眠を挟んでアフターに行くと決めていたのである。

…

…

はうあっ！！

目が覚めた時刻は午前3時３０分。
いつもは寝ている時間帯に中途半端に2時間だけ睡眠をとったものだから、体は完全に休みたいモードにはいっており、重い。
が、さすがにこれ以上サナを失望させたくないので、重い身体を起こす。

まずはサナにメッセージを送り、シャワーを浴びた。
客はちょうど途切れているようで、４時には出て来られるとのことだ。
集合は旧花蝶のスーパースター前だ。

ホテルを出てスーパースター前に来たはいいものの、フィリピン用スマホを持ってくるのを忘れてしまった。

私はフィリピンにいる際は、日本用・フィリピン用の2台のスマホを持ち歩く。
フィリピン用のスマホにフィリピンSIMを挿入し、日本用のスマホはテザリングで利用している感じだ。
そのため、日本用のスマホのみを持っていても役には立たない。

ホテルにもう一度戻るのも面倒だし、メッセージ等なしでサナとスムーズに合流できればいいのだが…

ぼーーっとしていたら少し離れたところにいる二人のフィリピーナのうち一人が私に向かって

「ケン！！」

と声をかけてきた。
あれは…サナではない。
あれは…前回旅でサナが指名被りでいなかった時についたヘルプの子だ。（とりあえずチチと名付けておこう）

チチがアフターのプラス1の子か。
うん、いいんじゃないか。

チチのことは半年前にヘルプでついた時、この子もめっちゃいいなぁと感じた。
まずは良い乳をしていた。
そして顔面も結構可愛く、話す英語が聞き取りやすく、細かな気配りのできる子だった。

そして後にそこにサナが加わるのだが、チチとサナはかなり仲の良い様子で、かなり盛り上がった。
それを考えると、アフタープラス1がチチであることは最高であると言える。

チチはかなり酔っ払っているのか、私が反応するや否や走ってきて、私の腕をとり、腕組みしてきた。
彼女の右側には私、そして左側にはサナという構図だ。
サナはチチの隣で少し俯き気まずそうにしている。

私も私で中途半端な眠りから完全に覚めてはおらず、テンンションはかなり低めだ。
そのため、3人が歩いてはいるが、元気なのはチチだけ。チチだけスキップしながら私・サナと腕を組んでいる。

腕を組む。
もう読者の方でお気づきの方はいるだろう。
腕を組む＝腕に乳が当たる確率アップである。

そりゃ当たる。
だってチチはスキップしてるんだもの。
私は肘に全神経を集中し、全集中で肘に当たるチチの乳の感触を楽しんだ。

なんならエイリアンの口から口が出るような要領で、肘から手を出して乳の感触を愉しんだ。

そんな思考で歩いていたので、一体どの方向にどれくらい歩いたか覚えていないが、しゃぶしゃぶ屋に到着した。
私たちが座ったのは入り口から1番離れた角の席。
私とサナが隣で座り、対面する席にチチが座る。

席に着くや否やチチが

「私、しゃぶしゃぶのタレを作ってくるから、ちょっと二人で話でもしてまってて」

チチは昨日、私とサナが喧嘩（？）したのを知っていて、自分が離席した様子だった。
このチチ、ただのチチではない。
気がかなり使えるチチなのだ。

レンジさんと付き合ってくれないかな…