【ポットブログ81】絶望!電波&土地勘皆無 in フィリピンで完全孤立する

 

ジルが予約してくれたパギオのホテルですが、

ホテルというよりコンドミニアムのような感じでキッチンも付いてました。

 

このパギオという町は、クレアが住んでいた所に比べると全然都会で、

ちゃんとしたホテルがあるというだけでなく飲食店なども複数ありました。

 

クレアの家は本当に隣のトトロのような森の中だったので、

私は本当に貴重な体験をしたんだな・・・としみじみ思いました。

 

このホテルにはベットが2つありますが、宿泊者は私しかいません。

無駄に部屋が広くて、逆に寂しくなります。

 

私はパソコンを開き、喜びを噛みしめつつ

寂しさを紛らわしながら仕事をするのでした。

 

 

【ポットブログ81】絶望!電波&土地勘皆無 in フィリピンで完全孤立する

 

今日は凄い日だった。最高に気分が良い。

 

良く寝れそうだ。

 

日本とのやり取りも気分が良いのでとんとん拍子で進む。

 

仕事を終わらせ、シャワーを浴びてベットに横になる。

 

高揚した気分は全く落ち着かない。

 

慣れてない部屋なのもあるが、とくかく部屋が広い。

私はだだっ広い部屋で一人寂しく寝た。

 

。。。。。

 

 

 

3時間くらい寝ただろうか、LINEが鳴っている。

 

誰だよ・・・こんな時間に・・・

 

ったく・・・

 

私はゴロゴロとベットを転がり、

テーブルに手を伸ばしスマホを見る。

 

・・・・・

 

マキだ。

 

 

相変わらずとんでもない時間に電話してくる。

時計はジャスト0時を表示している。

 

てか、まだ営業時間だろ?この時間は。

と思いつつ電話に出ると、案の定営業中である。

 

マキ「ワッターユードゥーイン?」

ポット「スリープ ナラン」

マキ「サーンカナ?」

ポット「サ パギオ」

マキ「バキット?」

ポット「トラバホ ナ」

 

めちゃめちゃウルさい音の中で、何してるの?どこにいるの?なんで?

と続け様に質問をぶつけてくる。

 

とりあえず仕事で遠くに来ていると答えておいた。

 

どうやらフィリピンに来たんだったらお土産早く頂戴よ!約束でしょ?という連絡だったが

あまりにも遠くにいるので今日は諦めたようである。

 

しかしその後、特に要件があるわけでもないのに電話を切ってくれない。

 

私はマキが待機している間中、コールを繋げたままにされ

全く会話する事なく店内のお客さんが歌っているであろうカラオケを聞くだけだった。

 

この通話に何の意味があるのだろうか・・・・

 

こんなコールをしているくらいなら、

マラテにいるお客さんにLINEしまくれば誰か来てくれるんじゃないか?

と心配をするのだが、別に客が来なければ来なくてもいいというスタイルなので、

マキはただただ店の状況を私に垂れ流しにするのであった。

 

その後、ヘルプで席に呼ばれたらしく、バーイと言われ接続が切れる。

 

本当にとんでもない自己中である。

 

 

こちらは睡眠を邪魔され、なんだか寝れなくなってしまったので、

スマホアプリで遊びながら朝が来るのを待った。

 

といっても、翌日は昼くらいにTJが迎えに来てくれて、

その後、ジョアンを一緒に迎えに行って、皆でマカティに帰るスケジュールなので

TJの迎えが来るまでは正直やる事がない。

 

ジルの計らいでレイトチェックアウトになっていたので、

私は昼までたっぷりと部屋で過ごし、チェックアウトした。

 




 

昼食を取ろうと日本料理屋を探そうと思ったが近くにイタリアンがあったのでそこに入る。

フィリピン料理は食べれなくても、パスタだったら大丈夫という考えである。

 

幸い、タバコが吸えてwifiが入るお店だったので私はコーヒーを頼み、

パソコンを開いて、仕事をしつつTJを待っていた。

 

・・・

 

・・・・が

 

午後2時になってもTJが来ない・・・。

 

おい!!!午後1時ちゃうんかい!!

 

待ちきれなくなった私は、TJに電話をする。

 

電波の届かない所にいる・・・・だそうだ・・・

 

マジか・・・

 

 

こんな所でひとりにされても私の戦闘力は著しく低い。

絶対にひとりじゃ帰れない。

 

せめて専属のタクシーだけでも来てくれないか?

 

しかし、タクシーの連絡先はTJが知っているだけで

私は知らない。なので、TJに連絡がつかないと何も出来ない。

 

タクシーを手配してくれたジルに連絡しようかな?とも思ったが、

下手な事をしてTJが怒られるのも申し訳ない。

 

昨日、あれだけの活躍をしてくれたTJだ。

誤魔化せるものなら、誤魔化してあげたいというのが私の本音だ。

 

 

しかし全く知らない場所にたった一人で放置されてしまった私は、

不安を通り越して、吐きそうになってしまった。

 

昨日は緊張で吐きそうになり、今日は不安で吐きそうになる。

どれだけ吐きそうになればいいだろうか・・・・

 

 

するとジョアンからテキストが届く。

 

まだ時間かかりますか?との事。

 

そりゃそうだ。私が不安で吐きそうになっているんだ。

ジョアンも不安に違いない。

 

私はTJと連絡が取れない。まだホテルにいると返しておいた。

 

そして待つこと2時間半。15時半になって、TJから連絡が来た。

 

ボス!トラブルです!申し訳ない!

タクシー運転手にホテルに向かわせるので、先にマカティに帰って下さい。との事。

 

なんてこった。。。

 

ひとりでジョアンを迎えに行くなんて・・・

 

大丈夫か?出来るのか?俺・・・・

 

 

ホテルの前に移動し、20分くらい待っていると昨日のタクシーが来た。

ちょっと怒っているので、チップを1000ペソ渡し機嫌を取る。

昨日のジョアンの家に行ってくれと頼むがアドレスが分からないと言う。

 

私はジョアンに電話をかけ、ドライバーと話して貰い、何とか辿り着けた。

 

それにしてもTJのヤツ、昨日はスーパー感謝したが、今日の対応は流石にない。

クソ遅れて連絡してきて、後は宜しくと言われても、

時間より凄く遅れて行って、私しかいないのだから、なんか私が悪いみたいである。

 

タクシーがジョアンの家に着き、ジョアンと祖父母が出てくる。

ジョアンが祖父母とハグしているので、ついでに私もハグして貰った。

 

2人でタクシーに乗り込み、マカティに向かう。

 

行きは3人で仲良く話したが、帰りは2人っきりである。

 

私はどうでも良い女性とは気軽に話せるが、自分のタイプの子には

全く話せないという特殊なクセを持っているので、全く会話が盛り上がらない。

 

アプローチ中はキスもワンチャンも禁止なので、

私はこの超近距離に大好きな子がいるのに、手を繋ぐ事すら我慢した。

 

道中でTJめ・・・と凄く恨んだが、そんな事を思っていても仕方がない。

 

とりあえず、Facebookのメッセージは翻訳がしずらいので

LINEをインストールして貰う事にした。

 

LINEはメッセージがコピー出来るので、翻訳が楽なのである。

 

ジョアンはLINEは初めてという事だったが、

別に色々な機能は必要ない。とりあえず私とメッセージ交換が出来ればいいのである。

 

これからはこれでメッセージのやり取りをしよう。と伝え、

車に2人で乗っているのに、LINEでメッセージのやり取りをする

不思議な2人になっていた。

 

私のスマホはクレジットカードと連動しているので課金も容易い。

 

ジョアンに色々なスタンプをプレゼントして、

ジョアンは楽しそうにスタンプを送ってきた。

 

ふっふっふ

 

良い感じだ。

 

これから、LINEを駆使してどんどんアプローチしていこう!と強く思った。

 

なにより、ジョアンの笑った顔は天使より可愛いのである。

 

途中、運転手に何が食べたい?と聞いたら

まさかの連続のジョリビーだったので、リクエストに応えジョリビーで3人で晩飯を食べ

途中でタバコ休憩も入れて貰いつつマカティへ向かった。

 

疲れたのか途中でジョアンは寝てしまったが、

紳士オブ紳士の私は、寝ている間にコソっとキスをするような姑息な真似はせず

静かに寝かせてあげた。この辺が優しさの塊と呼ばれている所以である。

 

 

さてさて、そんなこんなでマカティに着き、会社の寮でジョアンを降ろす。

もう完全に深夜になっていた。

 

ジョアンに明日は遅刻したらダメだよ?と声を掛け

私達は1泊2日のプチ旅行を終了した。

 

 

さて・・・

 

マキにお土産でも渡してから寝るかな。

私はそんな事を思いつつ、運転手にマラテに移動して貰うのだった。

 

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[ポットブログ81あとがき]

 

一時期はどうなる事かと思いましたが、なんとか帰って来れました。

17歳の少女にアプローチするアラフォーおじさん、今後どうなるのでしょうか?

 

私の正直な感想としては、今の所全て上手く行ってます。

ジョアンが成人を迎える日まで、あと2カ月くらいでしょうか?

 

私は誠心誠意アプローチする所存です。

 

しかし皆さんご存知の通り、この国はそんなに甘くありません。

想定外の事が起こるんです。

 

自分が注意していたとしても、文化の違いという高い壁があるんです。

私達の常識は、この国では常識ではなかったりするのです。

 

絶対に油断してはいけないのです。

 

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ポット
クレマニのカモ担当。アラフォー。日本じゃシャッチョさん、マニラじゃカモネギさん。 日本の恩人のススメでマニラで起業を試みるが、仕事より女性を優先してしまうダメ男。 果たしてビジネスは成功するのか?マニラで性交できるのか?

4 コメント

  1. 自分のタイプの子には全く話せない特殊なクセに超絶共感しました!僕も凄く照れちゃって全く普段の自分じゃなくなっちゃいます!そんなポットさんが、これからどんな結末を迎えるのか楽しみです!頑張って下さい!!

    • こっしーさん、コメントありがとうございます。
      これ7年前なので、今更頑張れはしないのですが、えっと・・
      そうですね!更新頑張ります!!w

  2. ポットさん、おはようございます。

    ボス、トラブルです!なんでもっと早く連絡出来ないのかな?
    私は心が狭いので本当に嫌です。 時間に関しては文化の違いって、非常識に感じる事が多いです。
    無事に帰れて何よりです。

    • ボンさん、そうなんですよ。
      事後じゃなくて、事前が良いのですが
      これは日本でもそうなのですが、なかなか難しいみたいですね・・・

      特に東南アジアの女性は時間に対して非常にルーズですので、
      私はちゃんと時間通りに来る事などありえないと考えて行動してますw

      そして・・・無事に帰れてよかったです。。。
      一人なら何とかなったんですが、最愛の人を迎えに行かないといけなかったので、そこがしんどかったです。

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