【ポットブログ93】衝撃の急展開!なんとフィリピーナ彼女が…

 

ジョアンの誕生日の1週間前にフィリピンに来て、

ジョアンの誕生日の1週間後に日本に帰る。

 

そんなスケジュールで今回フィリピンに来たのですが、

ジョアンの誕生日から4日後のデートの後に

Facebookからジョアンが彼女になった事を知りました。

 

ただ、本人の口からは何も聞いていない状態です。

 

その状態のまま、日本に帰る日を迎えてしまいました。

 

私の心は嬉しい半分、モヤモヤ半分という感じでした。

 

 

【ポットブログ93】衝撃の急展開!なんとフィリピーナ彼女が…

 

いよいよ明日は日本に帰国する日だ。

 

帰国する前にもう1回くらいジョアンの顔を見ておきたい。

しかし、その為だけに会社に行くのも変だし、

そもそも、本人から明確な返答は貰っておらず、

モヤモヤしたままだ。

 

ただ、次の日が休みならば誘い易いのだが、

次の日が仕事の日の夜に誘うのは何だか誘い辛い。

 

自分の中でごちゃごちゃと考えているうちに

時間だけが過ぎてしまい、聞けぬまま最終日を迎えた。

 

日本の仕事をし、カジノに行き、マッサージに行く。

なんてことのないルーティンを行い帰宅。

 

明日は日本だから、最後にカレンとワンチャンしてから帰ろうかな。

なんて事を考えていたら、フロントから電話が鳴る。

 

私の部屋はインターホンのような電話が玄関についていて、

来客があると、フロントから電話がある。

 

フロント「お客様がお見えですが通していいですか?」

ポット「シノポ??(誰??)」

フロント「ジョアンさんです」

ポット「シゲポ(いいよ)」

 

なんとジョアンが急に部屋に来た。

 

仕事終わりでそのままタクシーで来たようである。

 

せめてLINEくらいくれればいいのに・・・

外出してたらどーすんだよ・・・

 

ジョアンは部屋に入るなり号泣している。

まずもって意味が分からない。

 

ジョアン!

 

ジョアン!!

 

どうしたの? ジョアン!

 

泣いてるだけじゃ分からないよ!

 

 

私はジョアンをそっと抱きしめると、ジョアンは私の胸の中で泣き続けた。

 

私はご存知の通り体重3桁の大台を超える巨漢である。

ジョアンのような小さくて細い子の3倍くらいの体重があるのである。

 

そんな私の大きな胸の最大の利用方法は、ジョアンのように胸に埋もれる事であろう。

 

いや、こんな冗談を言っている場合ではない。

最愛の人が嗚咽しながら号泣しているのだ。なんとかしなければならない。

 

ジョアン!

 

ジョアン!!

 

何があったの?話して!

 

10分、いや20分くらい泣いただろうか?

 

ジョアンが重い口を開いた。

 

携帯のトランスレートを使いながらの会話になるので30分くらい話を聞いたが、

その内容を私の考察と合わせて要点を列挙すると、こんな感じである。

 

まず、起こった出来事はジョアンのイトコが亡くなった。

 

誕生日の時は元気だったのに、そのわずか数日後に亡くなったというのである。

 

突然の死なので交通事故か何かかな?と思ったのだが、原因は肺炎だったそうだ。

読者の皆さんは日本人なので、肺炎なんかで死ぬの?と思われるかもしれない。

実際、私も肺炎なら病院で抗生物質貰って飲めば治るんじゃない?と思ったくらいだ。

 

しかしここに日本とフィリピンの文化の差?というか医療レベルの差とういか、

国の保証制度の大きな差がある。

 

フィリピンでも国が運営している病院は存在している。

存在しているが数が圧倒的に少ない。

なので、治療を受けようとしてもハンパない順番待ちが存在する。

 

国が運営している病院の他にも私立病院のような病院があるが金額が跳ね上がる。

私達のような観光客は一旦その法外な金額を病院に払っても、申請を出せば国が一部負担してくれる。

旅行保険などに入っておけば、大がかりな手術であっても基本保険会社が払ってくれる。

 

が、しかしフィリピン人はその法外な治療費は払えない。

どのくらい法外かというと、フィリピンのひと家族が月に暮らす金額はおよそ2万ペソ。

2万ペソがざっくりと日本円で5万円くらい。(今なら4万4千くらいでしょうけど当時レートで) これで家族5人くらいは余裕で暮らせる。

もちろん貧富の差はあるので、もっと切り詰めてる家もあれば、もっと贅沢な家もある。

 

そしてその法外な治療費というのは10万ペソや20万ペソになる。

これは日本円で約50万円(当時の相場)だ。

家族の10カ月分くらいの生活費を出さないと治療すらして貰えないのである。

 

というのも、治療すれば絶対に治るとは限らないのが病気である。

治療に時間がかかれば、更に治療費がかかるので家族の1年分や2年分の生活費がかかるのである。

 

そしてフィリピン人というのは日本人と違って金があればあるだけ使う人が非常に多い。貯金しても誕生日パーティなどですぐ放出してしまうので、全然貯まらない。

個人差があるので、貯めてる人もいるのだが、それはごくごく少数である。

 

じゃあ?どうなるの?と思った人ために正直に隠さず書こうと思う。

 

 

私は隠し事が出来ないタイプなのである。

 

 

フィリピンでは病気になったら自然治癒するのを待つだけなので、

人が簡単に死ぬのである。

 

 

命がめちゃめちゃ軽く扱われているのである。

 




 

フィリピン人から家族が病気なので助けて欲しいと言われ、30万や50万と言われたら本当かもしれないが、

5万や10万助けてくれと言って来られたらほぼ嘘である。その程度じゃ人の命は救えない。

 

フィリピンも薬局は普通にあるので、薬を飲んで治るレベルなら大丈夫だが、手術となると話が変わってくる。

 

医療に対する考え方が日本とは違いすぎるのである。

急な病気でなければ、10時間でも、下手したら1日でも待って国が運営する病院で治療して貰うが、今すぐ救急車を!みたいな時は私立の病院に行くしかないが、その場合は

先払いで30万円とか50万円払わなければいけないので、そこそこ裕福な家でないと治療も受けられないのである。

 

ジョアンのイトコは急に呼吸が出来なくなり、病院に空き状態を確認している間に息が出来ない苦しさの中、治療が受けれず息を引き取ったそうだ。

 

ジョアンは従弟の死を悲しみ、そして狂ったように泣いた。

 

私もフィリピンの医療制度が発達していない事はある程度は知っていたが、

実際に自分の身近な人が病気になった事はなかったので、少し心が痛んだ。

 

 

ひとしきり泣いて、私に話した事で落ち着いたのか、ジョアンはお腹がすいたという。

 

私が何か食べに行こうか?と誘ったが、涙で目がパンパンに腫れているので出たくないとの事。

そしてこともあろうに、私に料理を作れという。

 

しかし、私は大学生の頃から一人暮らしを始め、結婚して子供が生まれてもワンルームを別で借り

なるべく一人の時間を大切にしてきた男。料理を作るくらい余裕である。

 

私は冷凍庫に入っている冷凍食品を駆使して、ジョアンを唸らせる料理を作る事にした。

電子レンジとバディを組み本格的な料理を提供した。

 

ジョアンは私の手作り料理を食べ、マサラップ(美味しい)と大喜びである。

私のスピーディーかつキッチンを汚さないスマートな料理テクニックに驚いた事だろう。

 

腹も満たされ落ち着いたようで、ジョアンが眠くなったと言うので、

私は家まで送るよ。と優しく声を掛けた。

 

しかし、返答は・・・

 

ジョアン「今日は帰りたくない」

 

だった・・・。

 

おいおいおい!

 

展 開 早 過ぎーーーーーーーーー!!!!!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

[ポットブログ93あとがき]

 

皆さん、驚かないで下さい。

ジョアンが私の家で1泊する事になりました。

 

嘘じゃないです。ホントです。

 

私が生まれてから1番顔がタイプだと思った女性と同じ屋根の下で一晩を一緒に過ごす事になりました。急展開中の急展開です。

 

ついに念願の契約ではない、純愛からのワンチャンが・・・・

 

出来るのか? 出来ないのか?

 

どっちなんだい!?

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ポット
クレマニのカモ担当。アラフォー。日本じゃシャッチョさん、マニラじゃカモネギさん。 日本の恩人のススメでマニラで起業を試みるが、仕事より女性を優先してしまうダメ男。 果たしてビジネスは成功するのか?マニラで性交できるのか?

8 コメント

  1. ポットさん、こんにちは!

    順調ですね、まさかのお泊り!
    今日は帰りたくないって傷心のジョアンにフル勃起ですね!

  2. ポットさん!騙されるところでした。
    よくよく読んだら冷凍食品あっためて出してるだけじゃないですか!

  3. それより泊まるって事はついに結ばれるんですね。
    もう少しトラブル欲しかったです笑笑

  4. こんばんは。

    いつも、更新お疲れ様です。

    カレンとわんちゃんしている時に、
    ジョアンが家にアポなしで来た~~~~的なのを一瞬想像しましたよwww

    ジョアンとのワンちゃんの時に、カレンに来て欲しいですね(^^♪

    今後が楽しみです(#^.^#)

    • モーリーさん
      私はそれを避ける為、ジョアンには鍵を渡さず
      金銭契約がある者には、彼女がいる事を公表しておりました。
      これによって、突然来ても、契約女を帰してから、寝てた・・ごめん。
      で済ませるような体制が整ってました。ふふふ
      私、ポットは用意周到な男なんです!w

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