[ポット目線]
入店後、数時間が過ぎ、ママが私を呼び出す。
ママ「ポット。もう20万超えてるけど、まだ飲むかい?」
通常の店であれば、お時間ですが延長いかがですか?と聞くのだろうが、
レジェンドである私には質問の仕方が違う。
私はママから伝票を分捕り、1枚の伝票を2枚の伝票に書き直した。
これは同じ伝票だとマキの売上が3分割されてしまうので、マキ用の伝票を別で作り、代わる代わる私から鴨っていったドリンクは、マキの伝票に記載し、オノケンとレンジの分の会計を安くしたのである。
これはスタッフの名前をしっかりと把握している私ならではの熟練のテクニックである。
こうする事でマキの売上は上がり、私の鴨レベルも上がるのである。
鴨られてなお優しさを貫く男、それがポットなのである。
伝票の整理が終わり、席に戻り、レンジとオノケンに活を入れる。
ポット「予算10万でいくでー!と言ったのに、もう20万超えたぜよ!」
私がレンジとオノケンに活を入れようと思っているのに、レンジはトイレ行くといって逃げ出した。
マスコットキャラのクセに危機察知能力と逃走力に優れている。
なかなか出来る男である。
レンジに逃げられたので、オノケンに怒りをぶちまける。
ポット「全然ドリンク控えめじゃないじゃないか!」
オノケン「いやー楽しいっすね!フィリピンで飲んでるみたいです」
ポット「いや楽しいのは楽しいんだけど、予算がさ」
オノケン「この店レベル高いっすよね!マジ楽しいっす!」
ダメだ・・・こいつはキャッチボールが出来ない。
何を言っても楽しいしか返ってこない。
酔っているようには見えないが、目だけちょっと逝っている。
私はそっと財布を出し、会計をマキに渡した。
そもそもこのような金額を作り出したのは私がレジェンドだからである。
錦や六本木で飲んでもこのような金額にはならないのに、マキに関わると簡単にこのくらい行くのである。
私はそれを分かっていてこの店をセレクトした。
そう、私は戦う前から、既に負けていたのである。
・・・・・だ・・・・
・・・・だが・・・・しかし・・・
そのお金はそのまま戻ってきた。
なんと、レンジはトイレに行くと言い席を立ったが
そのまま全部の会計を済ましていたのである。
いや、伝票分けてたから俺がこっち払うから、レンジさんこっちにしてよ。
と食い下がるが、一軒目は出させて下さい。お世話になってるので。
と言って引かない。
私は次に財布出したら命が無いと思えよ。とレンジに釘を刺し
返ってきたお金を財布にしまった。
そのやり取りを見たマキの顔が明らかに驚いている。
レンジの太っ腹な姿勢に対して驚愕したのだろうか?
しかし・・・
次の一言でマキのモンスターぶりが強調された。
マキ「お金へらなかった、クリスマスプレゼント買えるな」
私は言葉に詰まり、返答が出来なかった。
ご馳走様や楽しかったね。などの優しい言葉が欲しかったわけではないが、
まさか追加の要求がくるとは。。。
本当にこのモンスターは規格外である。
そんなこんなで私たち3人はマキの店を後にした。
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ケンさんは出来上がってペロペロしてましたね。ムカつきましたが彼のコミュ力はゴリラでもトップクラス。並の霊長類では太刀打ち出来ません。皆んなでカラオケしたり酒の勢いを競ったり、私もポットさんへの緊張がほぐれつつありました。ポットさんはテキーラモンスターの”テ”の字も出してなさそうで。さすがレジェンドと。とにかく楽しくて次へ向かって行ったように覚えています。
ペロリンチョ!!
まだ1軒目だしみんな元気だったよね。3軒目くらいから疲れが見え始めてたwww
コレで時間にして3時間ぐらいですか?😅
マキさん、すごいですね💦へこたれないというか貪欲というかピーナらしい反応で好感が持てます🤣
さて、一軒目終了ですよね。次はエンジンもかかって最初から…1軒目も最初からでしたねw
マキは凄いっすね。マキとのエピソードだけで1章分書けるくらいありますが、2章は別の人がメインなので、大分省略しました。早くも2章の公開が待ちどおしいっすね。原稿は全部書きあがってます。