[オノケンブログ前回のあらすじ]
フィリピーナ彼女のドラッグ使用疑惑でフィリピン内の警察暑に行ってきました。日本に比べるとそういった薬物も使用者は割合として多いフィリピンですが、その時の警察官の対応とはどのようなものなのでしょうか?
フィリピンの警察署へ。ドラッグに対するフィリピン警察官の対応とは?
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[バクラランはフィリピンの恋人の聖地?南京錠で2人への愛を同時に誓う人]
バクラランに到着した。
バクラランに来るのは久しぶりである。
最近では衣類の買い物はハリソンプラザで十分かと思っていたので、マラテからは少し距離のあるバクラランにはあまり来てはいなかった。
ただ、実際にバクラランに久しぶりに赴き、ハリソンモールと比較してみると、やはりこの近辺のフィリピン人が一気に集まる場所であるため、店の数・品物・種類の多さはハリソンプラザのそれとは比べ物にならない。
前回は人の多さにあまりゆっくり見て回ると言う事はできなかったが、今回についてはかなり広範囲を見て回った。
結局私は、数枚の衣類とトレーニングシューズを購入した。
日本に戻った後に知ったことであるが、私がこの時買ったトレーニングシューズのデザインは某有名シューズメーカーの新作と激似であった。
一目惚れして買ったこのシューズが激似商品だとは知らなかったが、このシューズを使いだしてもう1年が経とうとしている。
週6回の1回あたり1時間以上のトレーニングをしているにも関わらず、いまだに現役である。
バクラランに売られている衣類は低価格にもかかわらず、非常に高品質のものがある。
もちろんものすごく安っぽい生地のものもあるので吟味は必要だが、良いものは日本のその辺のブランド物よりよっぽど良いものである。
私はフィリピンに来ると高確率でボクサーパンツを買って帰るため、今では私のはいているボクサーパンツのほぼ100%はフィリピンで購入したものである。
それまでは長年にわたってカルバンクラインやポールスミスのボクサーパンツに数千円も払って購入していたが、それらと比較しても遜色ない。
ところで、バクララン教会の近くにある小さな公園(広場?)には、南京錠に名前や思いを書いて鉄の柵に取り付ける場所がある。カップル2人で訪れてつけるのもよし、思いを寄せるあの子との恋愛成就を願ってつけるものよしと色んな方法があるようである。
そして2人の絆が決して離れないように南京錠のカギは2人で持って帰るようである。
なんともロマンチックな話であるが、私はロマンチストでもなんでもないので、“ふーん、じゃあここに取り付けたカップルの破局割合はどんなもんかね”くらいにしか思っていなかった。
ここで反応するのはレンジさんである。
既につけられている南京錠たちを見つめながら、
レンジ「これいいね。買おう。そして取り付けよう」
私「マルコ・レンジ フォーエバーラブとか書くんですか?その辺のホラーよりもゾッとします」
レンジ「それを写真に撮ってマルコに送ったら喜ぶぞ♪」
私「・・・」
レンジ「あ、そうだ。あともう一つ買おう」
私「誰用にですか?まさか...ジェーン?」
レンジ「うん、“I love you ジェーン”って書いて、いよいよ二人のゴールが見え始めた最後の一押しにでも使うとしよう」
私「えぐっ、僕はその南京錠のご利益なんて全く信用していませんが、信用していない僕でも2つ同時に取り付けるとかはさすがに罰が当たりそうで怖くてできません」
レンジ「いや、2つはちゃんと離したところ設置するよ?」
私「いやいや、“離せばオッケー”とか距離の問題ではないんです。同じ日に同時に取り付けることが問題だと言っているんです。ここにはとんでもない数の南京錠がありますから、同一人物が複数個取り付けているかもしれませんが、2つ同時に同じ日に取り付けるのはレンジさんくらいじゃないですか?」
レンジ「まぁ、同時に取り付けでもジェーンは後々写真を見せるだけだし、大丈夫だって」
私「お願いです。マルコに“I love you ジェーン”って書いた南京錠の写真を送ってください」
レンジ「もしそれ間違って送ったら、俺たぶんマルコが雇ったヒットマンに殺されるね」
私「大爆笑したいので誤爆送信お願いします。で、マリーはいいんですかマリーは?」
レンジ「うんまぁ…それはそれでしょ」
私「どれがどれですか」
ご利益があるとは思えないが、取り付けた写真を送るだけで喜んでもらえるのであれば実践してみたいところであるが、今そこまでしようと思える子はいない。
ティーへの気持ちは少し冷めてきている。チャンはフィリピンの妹だし...
後々、機会があればやってみたいものである。
レンジさんはさっそくその南京錠を探しにマーケットへ。
取り付ける近辺には売られていなかったが、5分ほど歩いた先にその南京錠は売られており、様々なサイズが売られていた。
最初は1個150ペソと確実に外国人価格を提示されていたようだが、レンジさんは最終的に2つで150ペソまで値切ることに成功したようである。
(ただ、後にマルコからもっと安い値段で購入できることを知らされる)
すぐにその場で記入できるように、その店ではマジックペンの貸し出しを行っていた。
その場で2つの南京錠に違う名前を書いているところを、売り場のおばちゃんフィリピーナから険しい表情で見つめられているレンジさんであった。