[オノケンブログ前回のあらすじ]
フィリピンマニラには巨大マーケットのバクラランがあります。
数多くの物が売られており、ここに行けば目当てのものは大体手に入ります。教会などもあるのですが、恋人の永遠の愛を誓い合うようなスポットも存在します。南京錠でする簡単なものなので興味のある人は是非どうぞ。
バクラランはフィリピンの恋人の聖地?南京錠で2人への愛を同時に誓う人
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[マニラの絶対おすすめデート・ショッピングスポットMOA(モールオブアジア)]
バクラランを出発した私たちはMOAに向かった。
MOAはロビンソンモールよりもさらに大きく綺麗で、日本にあるそのへんの某大型モールよりもよっぽど大規模なショッピングモールである。
(※韓国人がMOAで乗ったタクシーで強盗・傷害に巻き込まれるという事件がごく最近起きました。人が集まるところには、邪な考えを持った輩も集まるものです。明日は我が身と考え、価格では白タクシーのメーターには及びませんが、どこであっても安全安心明瞭価格なGrabタクシーをめんどくさがらずに使用することをお勧めします)
モール内には実に様々なジャンルの店がある。
飲食店や映画館などは当然あり、屋外には観覧車もある。
デートで何もすることがなければ、とりあえずこのMOAに来ておけば時間は潰せることであろう。
私が一番驚いたのが、モール内にスケートリンクがあることである。
南国の人たちには親しみがないスケートリンクは非常に興味を引くことであろう。
土日では満足に滑ることができないほどの人が訪れるため、体験するなら平日がおすすめである。
ちなみにフィリピン人は、日本では非常に有名な“フィギュアスケート”というスポーツを全く知らない子もいる。
以前、KTVでフィギュアスケートの話題を持ち出して話が全く盛り上がらなかったので、KTVではしない方がいい話題の一つだろう。
モール内は非常に広く、入り口を間違えてしまうと目的地までかなり歩かないといけないこともしばしばである。
私のような方向音痴人間はこのような大規模すぎるモール内は導いてくれる人がいないと迷子になること間違いなしである。
アナウンス「迷子のお知らせです。年齢は30歳ぐらい、上はタンクトップで下は青のジーンズを履いた筋肉がチャームポイントのおっさんが迷子です。どうやら日本人のようですが、なにやら“マッスル イズ ジャスティス。レンジさんカモンヘルプミー”と連呼しております。鬱陶しいので、大至急お連れ様はサービスカウンターまでお越しください」
というアナウンスがされる可能性大である。
レンジさんがこのMOAには訪れたいと言ったのだが、特にモール内で行きたい店などはないようで、ただ歩き回っていた。
[土日はものすごい人が訪れる。イベントもよく開催しているようである。この日はフィリピンで有名な女優さん(?)のトークショーのようなものが開催されていた]
いつもであれば
私「いやいや、特に目的もなくいつまで歩くねん!!もしかしてこの広いモールでウォーキングダイエットでもするつもりですか!?ダイエットなら日本でやらんかい!時間がもったいないわ!!帰るぞおらぁ!!」
と言いたいところであるが、レンジさんがMOAに訪れたいといった理由はなんとなく感じてはいた。
おそらくはレンジさんは“マリーの家がMOAの近く”という少ない情報でここに来たかったのだろう。
MOAの近くに家があると言っても、現在マリーがMOA内にいるとも限らない。
仮にマリーがMOA内に現在いたとしても、この広さだと出会うことさえ非常に薄い確率である。
そんなことはもちろんレンジさんはわかっているはずである。しかし、レンジさんはそれでもこのMOAに赴き、薄い確率でもマリーに会えることに賭けてみたかったのだろう。
言葉にはしないが、なんだかんだ言いながらも、やはりレンジさんの中ではマリーの存在はそれほどに大きいのだろう。
そんな思いを私も汲み、レンジさんの気が済むまでMOA内探索に付き合った。
歩き出して1時間以上は経過しただろうか
レンジ「じゃあ、そろそろ帰る?」
私「レンジさんがいいなら僕はいいですよ」
レンジ「じゃあ戻ろうか」
私「だいぶ歩きましたね。僕かなり方向音痴なので、今どこにいるか、どちらが出口なのか全くわからないです。レンジさんはわかりますか?」
レンジ「うん、大丈夫。だいたいの帰る方向はわかるから」
私「へぇ、すごいですね。どちらが東とか北とか、方位が瞬時に分かる人っているじゃないですか?あれわかる人本当にすごいって思うんですよね。僕が非常識なだけかもしれませんが」
レンジ「俺も結構わかるほうだよ」
私「え、例えば今ぱっと方位分かるんですか?」
レンジ「うん、ここに来るときGrabの地図見たから、だいたいはわかるよ」
私「すげぇ、尊敬します。じゃあ北はどちらですか?」
レンジ「北?あの地図上だとこっちが道路で、あっちが海だったから、こうなってああなって...こっちの方向が北だね!」
私「うおおおお!すげぇかっこいい!!」
レンジ「ふふん♪今のスマホには方位を調べるアプリがだいたい入っているから、一応答え合わせしてみようか?」
私「はい、やってみましょう」
レンジ「・・・・・あ、さっき俺が指差した方向南だわ」
私「全くの逆方向じゃねーか!!」