この記事は、フィリピンでの Uber ウーバー タクシーの使い方を説明しています。主にマニラやセブなどフィリピン国内で Grab グラブ 同様に安全で低価格な移動手段であると、旅行者や留学など長期滞在者の方々に推薦いたします。

Uber(ウーバー)とは、アメリカ合衆国の企業であるウーバー・テクノロジーズが運営する、自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリである[3][4]。現在は世界70カ国・地域の450都市以上で展開している[5][6]。Wikipediaより参照https://ja.wikipedia.org/wiki/Uber

フィリピンでの Uber ウーバータクシーの使い方。安全で低価格なおすすめ交通手段

ちなみに、フィリピンでの配車サービスとして最もおすすめの Grab グラブの使い方は下のリンクに記事として掲載しています。参考にどうぞ。


フィリピンでの Grab タクシーの使い方。最も安全で低価格な移動手段

上記の記事では Grab が最もお勧めのタクシー配車サービスであると紹介しています。今回紹介する Uber は誰でも運転手として登録することができるという点から、利用時の安全性については少し疑問が残っています。しかし、クレイジーマニラの取材の場面ではどちらも良く利用しており、Uber についても今まで特にトラブルはなくサービスも丁寧。そして、Grab 同様にフィリピン国内においても十分におすすめできるサービスであると判断したため、こちらでその利用方法を紹介いたします。

 

フィリピンで、なぜ Uber ウーバーも利用するの?

一般の旅行者の方であれば、Grab のみの利用で十分だと思われます。しかしマニラ周辺では、Grab はドライバーも利用者もかなりの飽和状態であるということで、夕刻などのラッシュアワーでは配車が極端に遅い、通信状況によってサービスの利用が難しいなどの場合があります。

特に、明け方などは繁華街周辺でもドライバー数が激減するため、Grab 利用が大変難しいことがあります。このような時に、Uber ウーバーも併用することで配車可能なタクシーの範囲がさらに広がります。つまり、Grab でタクシーが見つからない場合に Uber でタクシーを探して利用すると言ったスタイルをお勧めします。

Uber もドライバーの過去のサービス評価を確認することができるので、普通の路上タクシーよりは安全な配車サービスだと言えるでしょう。フィリピンの治安は近年急激に改善されているとは言え、一人利用時などはまだまだ用心すべきだと思います。

料金については、どちらのサービスも同程度だという印象です。曜日や時間帯によって、その料金がそれぞれ上下することがあります。Grab か Uber かどちらが安いのか、その時それぞれのアプリでリサーチしてから低料金の方を利用するということも可能です。

 

Uber ウーバーのダウンロード、インストール元

Uber ウーバーについては、スマホのアプリとして事前にダウンロード、インストール、利用者登録を完了しておいてください。利用者登録について、クレジットカードの情報入力は、利用予定がなければ必要ありません。日本あるいは現地の電話番号があればOKです。(日本の携帯番号であれば、+81の国際表記で利用できます。)


Uber ホームページ https://www.uber.com/ja-JP/

アプリのダウンロードは、上記 Uber ホームページの最下部のあたりにリンクがあるのでそちらからどうぞ。

Uberはこちらからもダウンロード可能↓
iOS用のダウンロード先(App Store) Android用のダウンロード先(Google Play)

 

Uber ウーバーのフィリピンでの使い方

Uber ウーバーを実際に現地で利用した時の様子を示しながら、その使い方を紹介いたします。

以下の説明は、フィリピンのマニラにて、通常のタクシー利用(1人~4人乗車)時における Uber を利用する方法です。

例としての出発地点は、、通常のタクシー利用(1人~4人乗車)時におけるUber を利用する方法です。

例として、「フィリピンのケソンシティ(Imperial Palace Suites インペリアルホテル)から、マラテ(JMM Grand Suites JMMグランドスイーツ)というホテルへ向かう」と言うシチュエーションを挙げています。もちろん同じ方法で、マニラ空港からマカティへ、カルーカンからマルキーナなどその他目的地にて安全に利用可能です。

【①起動画面】
インターネットに接続、GPSサービスをオンにしておいてから、Uber を起動します。

※注意
利用者がWifiなどでインターネットに接続可能な状況であることが前提です。フィリピン国内の通信事情は日本ほど良くないことを留意しておいてください。

【②付近のドライバー検索】
利用者周辺のマップが表示され、自動で付近の Uber ドライバーを検索してくれます。ドライバーは、アイコンで表示されており、移動中であればそのアイコンはマップ上で動いています。配車場所はGPSが検知した自身の現在地です。

出発地点は、ケソン Quezonのティモグ通り Timog Ave. にある「インペリアルパレススイーツホテル Imperial Palace Suites 」です。

「Where to?」の欄(オレンジ枠)をクリックすると、次の【③目的地入力】の画面に移ります。

【③目的地入力】
ここで目的地を入力し始めると、付近の主な候補地が下に列挙されます。候補に目的地があればそれをクリック、なければ最後まで手入力してください。

例として、今回の目的地は、マラテ Malate のボコボストリート Bocobo St. にある「JMM Grand Suites JMMグランドスイーツ」です。

 

【④付近のドライバー検索】
現在地から目的地まで配車が可能なドライバーが検索され、候補のドライバーが料金と共に画面下部に表示されます。このとき、配車サービスと乗車料金は「 uberX 料金195ペソ」の項目(オレンジ枠)が表示されています。

サービス内容を確認変更したい場合は次の【⑤配車サービス選択】の下面に遷移します。(その必要がなければ、画面最下部の「CONFIRM UBERX」をクリックすると、【⑥予約確認画面】に遷移します。)

【⑤配車サービス選択】
表示されているサービス名「 uberX 」、料金「 195ペソ 」、乗員数「 1から4人 」を確認して、下部の「DONE(オレンジ枠)」をクリックします。あるいは前画面に戻り、その他のサービス(相乗り、他のドライバー検索、多人数乗車、ハイヤー)を選択することができます。

【⑥予約確認画面】
配車サービス名と行き先、配車予定場所の内容を確認して、「CONFIRM PICKUP」(オレンジ枠)をクリックします。このとき、まだ予約と利用の確定はしていません。

例では、サービス名「Grab Car(通常)」、目的地までの乗車料金「183ペソ」、配車予想時間「8分」と表示されています。

 

【⑦配車サービス情報送信】
この画面は約数秒間表示されます。アプリから Uber 社に配車内容の予約情報が送信され、受付処理されるまでの画面です。この画面の表示後は配車予約確定となります。

※注意
この画面以降にキャンセルしたい場合は、直接ドライバーとメールや電話でのやりとりが必要になってきます。もし、こちらが不誠実な利用者だと認識されてしまうと、利用者評価が悪くなる怖れがあります。自身の語学に不安がある場合、キャンセルには注意してください。

【⑧サービス確定画面】
サービスの内容とドライバーが確定し、ドライバーの位置と情報が画面に表示されます。

【⑨ドライバー情報確認】
ドライバーの情報が表示されますので、特に「車両情報」について確認、記憶しておいてください。配車されてきたドライバーの車両は通常の乗用車に見えることがほとんどです。ナンバーや車体といった車両情報をチェックしておいてください。

ここでの例では、ナンバー(オレンジ区枠)、トヨタのヴァイオスとなっています。

 

【⑩ドライバー確認】
ドライバーの車両情報を確認した後、黒い部分の「 En Route 」をタップすると、次の画面に遷移します。行き先、 Uber 利用時の到着目安時間、支払い料金等も再度確認しておいてください。

また、電話、メールのアイコンからドライバーと直接コンタクトをとることができます。ほとんどが、タガログ語でファーストコンタクトしてきますが、簡単な英語であればコミュニケーションは問題有りません。

【⑪配車状況確認】
マップ上で、ドライバーが配車する様子を確認することができます。画面の例では、あともう一分程度で到着する場面です。

【⑫配車完了】
ドライバーと利用者のGPS情報がほぼ合致すると、この画面に遷移します。付近にドライバーの車が来ているはずなので、探してください。見当たらない場合は、メールや電話で連絡を取ってみてください。

配車が完了し、無事にドライバーの車を発見あるいは乗車できたら画面最上部の「Arriving Now」(オレンジ枠)をクリックします。

 

車種とナンバーを確認して、無事に配車完了!

[この時配車したタクシー]
車体の年式は新しく車内は快適、ドライバーも愉快で優しいおっさんでしたっ!!ありがとうございましたっm(_ _)m

 

【⑬出発】
さあ、目的地へ向けて出発です。利用者の Uber 画面には随時GPSにて現在地が表示されており、マップ上で確認することができます。

また、ドライバーも同じく端末で配車サービスのナビゲーションを表示しています。日本のカーナビのように高精度なものではありませんが、GoogleMapとも連動しており、利用者はドライバーが運転する道程を常に確認することが出来ます。


[ドライバーの端末の写真]

【⑭目的地付近】
目的地付近の画面です。

この例では、ケソンからマラテまで約30分で到着しました。この時、時間帯については昼間でしたが、平均的な移動時間だと思います。

【⑮目的地到着】
目的地に到着したときの画面です。

 

【⑯到着後表示画面】
到着後に表示される画面です。ドライバーと利用者お互いに、料金支払と領収情報が表示されます。無事に目的地に到着し、支払いが完了したら画面上部の「 On Trip 」をクリックしてください。

【⑰支払完了後画面】
この画面最下部の「薄い5つの星マーク(評価)」にて、ドライバーを評価しましょう。Uber の将来的な利用価値を上げるためにも、厳しく正しく評価してあげてください。

【⑱評価送信画面】
5つ星評価に加えて、何かレビューがあれば記入してください。通常は特に神経質にならなければ記入することはないでしょう。

画面最下部の「 DONE 」(オレンジ枠)をクリックして、評価&レビューを送信します。

以上が、配車サービス Uber アプリの使い方になります。

Uber を利用することで、マニラでのタクシーなどの移動に対する不安やストレスが Grab 同様に劇的に改善されると思います。フィリピン滞在中には必須のサービスの一つでしょう。




 

結局、フィリピンでは Grab がおすすめ? それとも Uber ウーバー?

フィリピン国内の Grab ドライバーや Uber ドライバー達に、直接安全性を聞いたところ、やはりGrabの方が安全で良いサービスだという意見が多いです。やはり Uber のドライバーの中には信用の置けないドライバーが居るらしく、おすすめはほとんど皆 「Grab」 でした。

中には、「Uber も Grab と同じだよ、安全だよ」と言うドライバーも居ます。私達も Grab と Uber どちらも素晴らしいサービスという印象で、今まで利用してきた経験ではどちらもおすすめできます。特に、Grab ではタクシーが発見できない場所や状況ではUber のサービスを併用することは大変大きな助けとなります。

確かに、Uber は身元保証されていないドライバーが居ますが、「評価」という制度の効果は彼らにとっては意味が大きいようで、皆親切で優しいドライバーばかりだと感じています。また、身元保証の手続きをしていない分、ドライバーの分布エリアはUber の方が広いです。何かしらのトラブルがあるとすれば、「変なドライバーは日本の正規のタクシー運転手にもいる、その程度の確率だろう」と思うしかないかもしれません。

 

※注意
なお、この記事の内容は2018年3月時点のものです。今後アプリのアップデート等で使用方法は変わる可能性があります。

また、Uber ウーバーの利用については当サイトは全く責任を負いませんので、利用者様個人の責任と Uber 社の信用に基づきサービスを活用してください。

 

追記 Uber ウーバーがGrab グラブに事業統合される見通し(2018/3/25)

先日、日経新聞に以下のような記事が出ていましたのでご紹介いたします。

ウーバーが東南アジア撤退へ同業へ事業売却、米報道(抜粋)
東南アジアの主要都市で、ウーバーはグラブと顧客や運転手を激しく奪い合う消耗戦を続けており、より収益の見込める市場に集中する方が得策だと判断したもようだ。ウーバーは売却後も、グラブに統合される事業の株式の一部を保有する可能性がある。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO28557940V20C18A3TJC000

2017年頃からマニラ市内にもGrabの固定乗車場所が各所に出来ていたところからも、その勢いは本物だったようです。

 
[Grabのピックアップポイント(固定の乗車場所)]

Uber は、Grab でタクシーが探せない場所や状況などでは大変ありがたいサービスでした。Grab と同様に今後どのようにサービスが変化していくのか興味深いところです。

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

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