[オノケンブログ前回のあらすじ]
路上で寝られるほどに疲労困憊の状態でホテルにようやく到着。しかしホテル前で待ち受けていたのは、フィリピーナ同士の修羅場だった。
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
[新たなフィリピーナ彼女とザリガニの香りについて]
就寝したのは何時だろうか?そんなことを確認することなくベットに吸い込まれた。
起きたのは11時過ぎである。昨晩までの疲労度を考えるともう少し長く、そして深く寝てしまいそうであったが、やはりそこはマニラマジック。
短時間であっても体力は全回復する。いや、しているように感じる。
帰国後、すべての負債が一気にこの身に降り注ぐわけであるが。
今日の予定はまず、レンジさんは彼女3(本ブログ初登場)とのデートである。しかもその彼女の母親もセットであるようだ。
今回、レンジさんは初めてその彼女の母親と会うようだ。
というより、今まで何人かの彼女がいたが、彼女の母親と会うというのも初めての経験だそうだ。
彼女の名前はマルコ。フィリピンとヨーロッパ系のハーフだそうだ。
[このタバコのモデルに似ている。早い話が美人である]
話しの続きの前に、前もって言っておきたいが、私はまあまあのアホである。30過ぎのおっさんが全力で海外まで行き、そして全力で恋をしようとする。そんな私はアホ不可避だろう。
しかしヨーロッパが国名ではないことは重々承知している。あえてヨーロッパ系だとぼかして言っていることをご理解いただきたい。
さて、私はマルコには会ったことはないが、写真は何度かレンジさんから見せてもらったことはある。
日本ではレンジさんはマルコのことをよく話している。
レンジ「見てよこの写真!まるで天使のようだ!!オーマイベイベー!!」
私「ふーん」
レンジさんは時々痛い。
痛さではお前も負けてないよという声が聞こえてきそうだが、そんな私も思うレンジさんの痛さ。そこが彼の魅力であり、おもしろいところの一つでもあるのだが。
今後、レンジさんの痛さは形を変え、さらに痛くなる。そうそれは笑えないほどに。
そんな痛さに振り回されることになるのは、そう遠くない未来から始まる。
今思えば、すべての始まりは今日、この日であった。
起床後、すぐにレンジさんには連絡を送っていた。
さすがのレンジさんもこの日はまだ起きてはいないようで、連絡はすぐには来なかった。
私は朝食(昼食)を買いに近くのコンビニに歩いて行った。
さすがにこの頃は昼だと、堂々と街も歩けるようになっていた。
コンビニからホテルに帰り、朝からフライドチキンにアホのようにむしゃぶりつく。
1年間この暮らしをすれば、なにかしらの生活習慣病にはかかるだろうというほどマニラにいる時の食生活は無茶苦茶である。
11時30分。まだ、レンジさんからの返信はない。私は昨日、風呂に入れなかったので、
私「生きてます?もし死んでても、とりあえず連絡ください」
とだけLINEをし、シャワーを浴びた。
シャワーを浴び、生まれたままの姿でフルーツジュースを飲み、そして生まれたままの姿で携帯を確認した。
レンジ「今起きた。まだザリは部屋にいる。ザリが吐き散らかして、介抱してたからほとんど寝れてない」
私「そうなんですね。今日母親同伴デートなのにそれはきついですね。ザリは大丈夫なんですか?」
レンジ「今はもう大丈夫だけど、とりあえず今ザリはザリガニの香りがする」
私「え?」
意味不明なレンジさんの返信に、私の思考は一旦停止した。
そう、
生まれたままの姿で。