[レンジブログ 前回のあらすじ]
ロビンソンモール内を再び一人でウロウロするレンジ。その時突然見知らぬ現地男性が声を掛けてくる。その男性は、マニラでの交際事情について語り、レンジに女性を紹介してくる。
[前回の記事]
【レンジブログ17】モール内で女性と出会う?マニラの強烈な交際事情。その1
クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。
また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m
[レンジブログの第一話はこちらから]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
【レンジブログ18】モール内で女と出会う? マニラの強烈な交際事情。その2
よしっ、次行こう!
ガードマン「OK, Let’s go!」(よしっ、行こう!)
こちらも新聞記者にでもなって、現地の若者の実態がどのようなものか取材をしているような気分だった。そして、今度は、私は踏み入れたことがないエリアだった。ここまでくると、迷子だ。
[この写真はロビンソンモール内で取ったものですが、この記事の内容とは関係ないイメージ写真です]
モールの奥へ奥へと進む。やばい、この辺りから元のエントランスへ戻るのは難しいぞ。もういいよ、戻ろうとガードマンに声を掛けようと思いかけた頃、ガードマンの足が止まる。
ガードマン「That girl.」(あの女の子。)
彼が示すショップは眼鏡店。店員は小柄な現地女性が一人のみ。
えっ、あの漫画みたいな可愛い子?マジで??
アイドルグループのメンバーにいそうだ、いやセンター張れるクオリティだ。美少女の日本人アイドル、しかも最高峰のさらに上位版だ。来日すれば即トップアイドル級だろう。
[その眼鏡美女の似顔絵。ロングの巻髪で大人ぶっているが少女のようだった]
タイトなショートスカートを履いた超ラブリーな女性。顔の小ささとは不釣り合いに見える大きな眼鏡をかけている。その下の瞳が美しいことがむしろ強調されている。上着はカチッとした女性用スーツを着ている。
そして、健康的な印象を受ける肌つや。んー、これは色々な意味でヤバイぞ。
あっ目が合った。我々に気付いた。
女性はニコッと笑顔を見せる。なんだか恥ずかしい思いだった。んー、これは日本人としてどのように理解すればよいのだろうか。
彼女はゆっくりと、我々に近づいてきて、ガラス越しに壁際の商品が気になる様子を見せる。
膝をついて、在庫を探る仕草。彼女は男性側の意識をわかっているのだろう。男性との出会いを求めている様子、いろいろとアピールしてくる。
ガードマン「She? Or Next?」(彼女?それとも次?)
いやいや、十分です。わかりました、もう結構です。
陽気なガードマンに丁重に断りを入れ、感謝の意を伝える。またね!と伝え、その場を離れた。
おいー、マニラすごいぞ。闇が深すぎるだろ。現地の交際事情はどうなっているのか、いや、彼女達の生い立ちはどうなっているのか?未だ、日本人思考が抜けない。
あー、そうだ。カーラ。カーラのことを考えよう。カーラが良いぞ、絶対!
[カーラの似顔絵、再び]
とりあえず、落ち着こう。脳内で一旦整理する。
悶々とした気持ちは昨夜からピークに達しており、頭の中は思春期のようだった。
マラテの街で一緒にお酒を飲んでくれる素敵なフィリピン女性。想像するその人は。
やっぱり、さっきの眼鏡店の店員!? いやいや、違うっ!!
もう駄目だ。疲れてきた。時刻を確認するともう夕方五時が近づいていた。
たくさんの人で溢れているエントランスを出た。
陽が傾き始めていた。
私はモールを出て右手へ。ホテルに戻ることにした。
そしてこの頃から、モール南側、東側には、出会いを求める現地の女性が増えてくる。女性から逆ナンパされるのである。
この時、ホテルに向かうまでに私も何人かに声をかけられた。
女性からナンパしてくるということは、それだけ経済的に厳しく貧しい環境の人が多いということ。それは日本でも同じだろうが。モールの店員であっても例外ではない。
ホテルに戻った。私は部屋には上がらず、そのままロビーで田原さん達を待つことにした。
[次回タイトル] マラテの夕方。パンパシフィックホテルのロビーにて、カーラを目撃する。
[次回あらすじ]
パンパシフィックホテルに戻ってきたレンジは、田原達と合流する。そして、ホテルのロビーにてカーラを目撃する。なぜ彼女はホテルに現れたのか。
メガネ美人に会いたいですね!!!
書こうか書くまいか、迷ったんですが、書かせて頂きます。
このガードマンは詐欺師です。本件のロビンソンで、僕も経験があります。
ガードマンはロビンソンのオンナをお前のホテルに連れて行くから、1000ペソくれと言ってきました。
僕は500ペソだけ渡して、残りは、女が来た時に、渡すと言って渡しませんでした。
結局、女は来ませんでした。ガードマンの電話番号を聞いていましたが、偽物の番号でした。
マニラはホント闇が深いです💦
親愛なるクレマニ読者の皆様、お気を付けください。