[オノケンブログ前回のあらすじ]
逆鱗に触れてしまい、破局危機を迎えています。少しずつ機嫌は良くなっているとはいえ、依然予断は許されない状況です。行きつく先は破か復縁か?私の方は本命がいる真珠の森へ向かいます。
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[マカティで警察沙汰?マラテとは違いがあるので注意が必要]
メイへのアプローチをアシストしてもらうためにレンジさんと共に真珠の森へやってきた。
他の客と指名がかぶってしまい、遅れて登場したメイ。
アシストに向けて本気モードとなったレンジさんの表情が一変した。
レンジ「はじめまして、メイ。ケンさんのベストフレンドのレンジです」←良い声+二重
メイ「はじめまして」
レンジ「ケンさんからよく話は聞いているよ」
メイ「そうなんですか?」
レンジ「ええ、ケンさんと私は同じ職場なんだけど、彼は毎日のようにあなたのこと話しているよ。よっぽど好きみたいです」
メイ「えー?そうなんですか?恥ずかしいです」
レンジ「私とケンさんはベストフレンド...ほとんど兄弟みたいなものなんだよ。出会って何年も経つけど、こんなに女性のことを話しているケンさんは見たことないよ」←嘘+良い声+二重
メイ「そうなんだー」
そう言いながら、メイは私のことをちらりと見る。
メイはまんざらでもない表情をしていた。レンジさんのアシストは効果絶大のようである。
ナイスだレンジさん。
その後も、レンジさんによる私の人となりについて、メイをどれだけ思っているかをあることないこと含め、連続攻撃は続いた。
どこでそんなに経験を積めばそんなにもすらすらとアシスト言葉が出てくるのかというほどに連続攻撃で畳み掛ける。
なんならレンジさんについている私に関係のないフィリピーナですら
“この日本人(←私のこと)なんていい男なの。ウットリ”
のような表情をしている。
それくらい私のことを実際の“2倍・3倍良い男”に作り上げるような表現は続いた。
どうやらレンジさんはバイキルトどころじゃない、“サンバイキルト”が唱えることができるようである。
あの伝説ともいえる“サンバイキルト(実際はない)”...レンジさんは強くてニューゲームを選択した人間なのだろうか?
いや、レンジさんの言葉を使うのであれば、強くてニューゲームならあんなに〝モゲる”ことばかりではないはずである。単に職業が〝遊び人”というだけなのだろう
レンジさんのおかげでメイの態度は目に見えて好転してきた。
それが単純にうれしい私は、いつもより強いお酒をガンガン飲んだ。メイが隣にいる時は話が中心だが、ヘルプの子に変わったら最後、夏場の高校球児の水分補給並みに雄々しく、猛々しくアルコールを飲んだ。
2セットの滞在となったが、サービスもあったのか、3時間半ほど真珠の森にいた。
私が酔っぱらったことは言うまでもないが、レンジさんもマルコの機嫌が完全に直ったことにテンションが上がったことでお酒も進み、レンジさんも私に負けず劣らずべろんべろんだった。
マカティの通りを泥酔状態の二人はスキップで進む。
私「グヒャヘラヘラ(←笑い声)、いや、楽しい時間でしたねぇ」
レンジ「いやぁ、マルコの機嫌直って本当に良かった!」
私「まじでナイスアシストでしたよレンジさん!!メイのあの感じ、間違いなく大きく気持ちが僕に傾いたことでしょう!!」
レンジ「だろ?俺を誰だと思ってんだよ。だてに太ってないわ!そんじょそこいらのぽっちゃりとは脂肪の質が違う質が!!」
私「いやぁ、楽しい夜だ!!!メ―――――――――――――イ(となりのトトロっぽく)!!!!!」
レンジ「マルコ―――――――――――!!!!(ミキティ――――っぽく)」
私「あっ!!!」
レンジ「むっ!!!」
私「ゴキブリ発見!!」
レンジ「なんだと!!」
私「地球の平和を脅かすテラフォーマーめ。俺が成敗してくれる!!“オノケンは深く腰を落として正拳突きを放った”」
レンジ「がはは、全然届いてないじゃん!!」
私&レンジ「ぎゃははははは!!」
私「いやぁ、やっぱりフィリピン来たら飲みまくってなんぼですね!!!」
レンジ「当り前よ!!そしてタバコがうまい!!スパパー」
男「おい」
私「いやぁ、レンジさんタバコの吸いっぷりが素敵!!」
レンジ「がはは、だろ?俺は丸い背中と吸いっぷりで語る人間よ!スパパー」
男「おい」
私「ん?」
レンジ「がはははは!スパパー」
男「おい」
私「レンジさん、何か変な人が声かけてきていますよ」
レンジ「ん?うわ、警察だ」
警察「ここら辺の道でタバコ吸ったら罰則がある。そこのぽっちゃりのほう、署まで来てもらおうか」
浮かれに浮かれた私たちに声をかけてきた人物は警察であった。
マラテに慣れすぎている私たちは、路上でタバコを吸うことに関して地域によって非常に取り締まりが厳しいことをケアできていなかった。