[オノケンブログ前回のあらすじ]
みなさんはフィリピンに比べたら、日本の方が知り合いは多いことでしょう。しかし、それらの人と日本の空港で偶然出会うことってありますか?日本に比べたらかなり少ないはずのフィリピン人の知り合いはさらに少ないことでしょう。そんな人と空港で会ったら奇跡でしょう。
空港で起きたとんでもない奇跡!!全く予想していなかったある人と出会う
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[空港で日本人にキレられる!鬱憤がたまったフィリピン旅行最終日]
空港で偶然出会ったメイ。
私は彼女に話しかけることにした。
――Hi メイ。久しぶり。
私に気が付いた彼女はかなり驚いた様子だった。
それはそうだ。彼女としても、知り合いに空港で、しかも元日本人客の私に出会うとは夢にも思わなかっただろう。
久しぶりにあったメイは、約半年前に比べてかなり痩せており、肌にも吹き出物が目立っていた。
年齢と共に人は劣化するものだが、短期間でこんなにも劣化するものなのだろうか?
メイ「久しぶり、びっくりした」
私たちは握手を交わした。色々と話したいこと、聞きたいことはあった。
――これからどこかに行くの?
そんな言葉が口から出ようとした瞬間、ある男が割って入った。
男「なんだてめぇは!?」(日本語)
その男の年齢はだいたい50歳前後だろうか?暑い国なのに柄の激しい長袖を着用し、上は長袖なのに下はハーフパンツというなんともよくわからない組み合わせに、スキンヘッド、薄い紙くらいなら余裕で切れそうなほどにするどく整えられた眉毛...
“顔は男の履歴書”(2度目)
私の中では確実な“悪人”にしか見えないその男は、私がメイと握手を交わしただけで、いきなり喧嘩口調で私たちに割って入ってきた。
その口調の強さにかなりひるんだ。
私「あぁ、すみません。お連れの方がいらっしゃいましたか」
男「だからどうした?何勝手に話しかけてんだ」
私「いえ、久しぶりに会ったものでつい」
男「どういう関係だ」
私「ただの友達です」
男「じゃあいちいち話しかけてくんな。俺の連れだろが」
私「・・・わかりました。失礼しました」
言い争いをする必要も、したとしても実りのないことである。
会話にならなさそうな男の様子に、私はレンジさんの元に戻った。
レンジ「どうだった?」
私「男が一緒にいて、一方的にキレられました」
レンジ「そうなの」
私「はい、会話にならなさそうだったので戻ってきました」
レンジ「どんな男?」
私「まぁ...わかりやすい感じの日本人でした。そんな人とトラブルになってもつまらないですよね」
レンジ「まぁね」
私「色々と聞きたいことはありますが...メイの荷物の感じを見る限りはそれなりの長期期間の旅行でしょう。彼女がどんな男の趣味しているのかわかりませんが、なんだかんだで彼氏はいるようですね。しかもあんなに信用できないって言ってた日本人男性っていうね...」
レンジ「お察しします」
私「まぁ、これで彼女とはもう会う事はなさそうですね。さすがにこんなことあって、会いたいなんて思えませんからね」
レンジ「そうだよねぇ」
私「メイと会わないのはいいとしても、あの男...いきなり喧嘩口調とは、思い出し怒りしてきました」
レンジ「メイは訳の分からない日本人に捕まったものだね。ケンさんもよっぽどだけど、それに比べたら、ケンさんの方がまだましだったのに」
私「そうなんですよね...僕もよっぽどだけど、まだましですよね...っておい」
“メイとはもう会うことはない”
“男のあまりに無礼な態度に対する鬱憤を晴らすことはできない”
そう思っていたが、この二つともこの時の思いとは逆に、後に思わぬ形で機会を得ることとなる。
男への鬱憤晴らし...その機を得るのは、この日よりまもなくのことであった。
さて、負け犬っ気満々だが、空港で搭乗時間を待っている間にメイにメッセージを送る。
――どこかへ旅行いくみたいだけど、一緒に旅行行くような彼氏いるじゃん
そのメッセージだけを送って日本へと戻った。
帰国後した次の日。
メイからのメッセージが返ってきた。
メイ「驚いたよ。でも、あの人は私の彼氏ではありません」
――はっ?
私「一緒に飛行機に乗って旅行に行くのに、彼氏じゃないの?同じ部屋に泊まるんでしょ(←下世話)?」
メイ「いえ、泊まりません。別々の部屋です。あの人は私と付き合いたいとアプローチをしてきますが、私は許してはいません」
まだ付き合っていない?許していない?
.・・・男への報復チャ―――――ンス
――いや待て俺。
一度は惚れた女じゃないか。
その女が次の恋に進もうとしているんなら、それはそれで応援するのが男というものじゃないのか?
天使の部分の俺はどう思う?
天使部分の私「バカめ(ベジータ風)!!そんなの関係あるかい!!あの男が紳士なら話は別だが、あんな無礼な態度とられて何もしない方が男じゃない!!」
・・・
・・・
だよなっ!!
私「そうなんだ。日本人は信用できないって言ってたけど、彼のことは信用できるんだ。俺は同じ日本人だけど、あの人はとても信用できるとは思えないけど」
メイ「なぜそんなことをいうの?あなたはあの人とものの1分も話していないのに」
私「それは私は日本人だから。少なくとも普通の日本人は初対面の人にあんな態度はとらないよ。彼の性格は最悪だね」
メイ「適当なことを言わないで」
その後、彼女からのメッセージは途絶えた。
しかし、これでいいのだ。一石を投じることはできた。
水面に到達した石が描く波紋のように、最初は小さくともその疑念というものは、彼女の心の中で徐々に大きくなっていくはずだ。
なにより日本人が日本人に対して行う評価である。フィリピン人の彼女からすれば無視はできない。
効果は絶大のはずだ。
おそらくはメイはあの男のことを意識しているのだろう。
だからこそ、彼を批判するような私の言葉は聞きたくなかったのだ。
しかし、もう遅い。
私のはっきりと彼を批判した言葉はねっとり・べっちょり・ぬんめりと彼女の心に必ず残る。くっくっくっ...
彼女からのメッセージは一旦途絶えたものの、その時の私は、彼女から再度メッセージが来るという確信に近いものがあった。
案の定、それから2週間後、メイからのメッセージが再度届く。
・・・ニヤリッ
携帯画面を見る私の顔に笑みが浮かぶ...
ブラックオノケンの報復行為はまだ続く。くっくっくっ...
今週もお疲れ様でした!!
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ブラックオノケンの方が面白い?
元々ブラックなので、裏まで全てお見せすると読者さん減っちゃいそうです笑
いつも不思議に思うのですが、フィリピンで見かける日本人は、なんであんなに怪しそうな人やイカツイ時代遅れのコワモテおじさんやおじいちゃんが多いのでしょうか?日本では、あまり見かけない感じの人達です。多分 本人は自分の恥ずかしい格好を気づいてないのだと思います。自分ではイケイケで自撮りしてピーナに送っているのだと思います。かるくスルーされてるのに!
そうですね、あまり日本ではお見かけしない強面の方も結構いらっしゃいますね!
それにも何も感じなくなったのは、慣れですかね…
フィリピンには、昭和のコワモテおじさんやおじいちゃんが沢山いますね。FBにイカツイ顔の自撮り!恥ずかしすぎる。誰へのアピールなのかな?
フィリピンに行き出すと、自撮りが増えるのはあるあるですね!
私はそんなアップに耐えられる顔面をしておりませんので、滅多には撮りませんが笑
メイは悪い男に掴まったのか、それともその男がメイに掴まったのか… 後者のパターンもありますよね、レンジさん?
なるほど、そのパターンもありますね!
今週末からマラテ入り!
クレマニを読んで勉強してるんだけどなかなか上手くいかないんだなぁこれが( ´Д`)y━・~~
でも楽しいから辞められない!
タカさん
うまくいかないことの方が多くて、たまにうまく行くから楽しいいんでしょうね笑