[オノケンブログ前回のあらすじ]
マニラの夜遊びスポットはかなり広範囲にあり、すべてを網羅することなどとても無理です。しかしせっかく毎月、2か月に1回はマニラに訪れているので、少しでも多くのKTVを経験したいものです。さて、今回の旅の予定はどのようになっているのでしょうか?
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[フィリピンに到着!衝撃のマカティのホテルに宿泊。そこで耳を疑う発言]
出発当日の朝、自分の服とティーへのお土産でバックパックと手さげをパンパンにしてレンジさんと共に空港に向かう。
空港までのアクセス、チェックイン共にスムーズに行うことができ、私たちは昼食を空港内で食べた。
私たちは、飛行機が万が一、百万が一墜落したことを想定して、この空港内での食事を“最後の晩餐”と呼んでいる。
[この時の空港での昼食]
そしてフライト。時間通り発の時間通り着のこれもまたスムーズなフライトに私たちも思わずにっこり。
マニラに到着してティーからメッセージを確認。
今回は体調も問題なさそうで、明日は確実に会うことができそうである。
実はティーには、私達は明日到着するように伝えている。
前述したように初日は初の夜マカティで、様々なKTVを巡り、経験値を稼ぎたいと考えているため、会うことはできない。
仕事があるから初日は会うことはできないと伝えれば問題ないのだろう。
しかし、そこは“フィリピンに到着した初日にすぐに会いたい”というように伝えた方が、ティーに対する私のロイヤリティが伝わることであろう。
イミグレは相変わらずの混雑具合。
空港までの移動と空港での待ち時間、そしてフィリピンまでの狭い機内での4時間強の時間で、フィリピンに到着した時にはかなりへとへとである。
フィリピンからパワーを貰えるのは、空港をでてフィリピンの外の空気を吸った瞬間なので、このイミグレが最後の砦である。
ひどい時は1時間近く並んでいないとならないため、疲労困憊の私はいつも無言で死んだ顔をして並んでいる。
レンジさんは、このイミグレに並んでいる間は、フィリピーナ彼女+αたちにメッセージを送るのが忙しそうである。
イヤホンをし、休むことなくメッセージを打ちまくっている。
そんなイミグレもようやく通過。早歩きで空港をでると、すぐにフィリピンの空気を全身で吸う。
すぅ~~~.........むぶふぁ~~~!!!
うーん空気がうまい。パワーがみなぎる、若返るのを感じる。深呼吸一つで5歳は若返った。
日本にもさまざまなパワースポットが存在するが、このフィリピン以上のパワースポットが日本にあれば教えてもらいたいほどである。
さて、Grabを使うのも面倒ということで、空港の黄色タクシーを利用してマカティまで向かうことにした。
[この場所で行く地域(マラテ、マカティなど)を伝え、行き先と名前が書かれた紙を受け取る。その後、タクシーに乗った後でドライバーに先ほどの紙を渡し、行き先を伝える]
今日は金曜日の夕方となれば、当然すさまじいほどの渋滞に捕まる。
今回、マカティで宿泊するホテルはEホテルというホテルである。
レンジさんもマカティのホテルには詳しくなかったため、宿泊場所は私が決めた。
夜遊びするのに位置が良い事、口コミが良かったこと(リビィエラと同程度)、ちょうどそのホテルをネット上で見つけたときに、大幅なディスカウントがされていたことがあり、即決であった。
数十分かけてようやくホテルに到着。すると
タクシー運転手「wow」
私&レンジ「wow」
ネット上に載せられていた写真はきっとプロが撮影し、さらに加工を加えたのだろう。外観も悪くはないはずであったが、なかなか古風なというか、アンティークというか...ボロボロである。
タクシー運転手すら思わず苦笑いと共にwowと言ってしまうほどである。
[見ての通りホテルの看板には電気が通っておらず、暗くなってからこのホテルを探すのは困難を極める]
さすがに期待できない室内は、悪い意味で期待を裏切らない室内であった。
私が感じたことをまとめてみると
・セーフティボックスがない。
・シャワーがでない。洗面所で頭を洗うはめに。
・カードを入れないと部屋が通電しないため、部屋に帰ると常に暑い。そして急いでクーラーを作動させるも、初期設定がいつも冷房31度。
・たくさん置かれているスナック菓子は、有料のものとサービスのものが混在しているため、どれを食べていいのかわからない。
・朝7時・9時にジョージがどうのこうのっていう電話がかかってきた。いまだに謎。人型のゴキブリがフロントかと思うほどに、ジョージジョージと言っていた。
・歯ブラシの質がひどい。一回の使用で口に広がる抜けたブラシ達。
・カーテンが完全に閉まらず、朝日が差し込む。何かの嫌がらせかわからないが、そのカーテンの隙間から差し込む朝日が顔部分に集中する。
・夜寝ようとしたら、部屋中どこを探しても消すことができないライトがある。
・シャワー室が清潔感がない。
・KTV巡りには便利な立地。
フィリピンでは数多くのホテルに滞在したものだが、ここまで悪い感想しかでてこないホテルは他にはないだろう。
ただ、ここでの宿泊は一泊のみであり、突っ込むところ満載だったこのホテルは、過ぎてみればナイスな特徴を持ったホテルであった。
悪い点がこんなにも多いとはいえ、どれも我慢をすることができる。ゴキブリやその他の虫たちとシェアルームしているかのような部屋だとさすがに我慢できないが、虫とは出会わなかった。
反対に、今ではネタの提供に感謝しないといけないほどである。
さて、明日の昼にはチェックアウトをするので荷解きはほとんどせずに今夜の作戦会議をしにレンジさんの部屋へ。
私「いやぁ、すごいホテルですね」
レンジ「良くいえばアンティークホテルだな」
私「それ良く言いすぎでしょ。ところで今夜どうしますかね」
レンジ「今まだ6時半だから、1時間後くらいに集合しない?長い夜のために少し休憩入れとこうよ」
私「了解です。少し仮眠とってまた1時間後に」
レンジ「はーい」
そして1時間後、再度レンジさんの部屋に。
私「うし、そろそろいきますか!マカティのKTVは地図でみるとマラテと違ってバラバラとありますね。北や東側にもぽろぽろとありますが、西側の方が多いようなので、西側中心に攻めますか?」
レンジ「いや、そのことなんだけどさ、俺ちょっとケソン行ってきていいかな?」
私「はっ?」