みなさん、こんにちは。
クレイジーマニラの癒し担当エッジです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
いよいよ本格的な冬を迎えております。体調管理には十分お気を付けてください。
さて、しばらくフィリピンへの旅行は難しそうですね。
ワクチンや有効な治療薬のニュースが聞こえ始めましたが、冬場を迎えている北半球ではしばらく様子見と言ったところでしょうか。
ということで、皆さんのお気持ちがフィリピンから離れつつある今。
久しぶりに私の『マニラ駐在時代』のエピソードを紹介します。
ずばり、”失敗談”ですw
よろしければお付き合いください。
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【マニラ駐在】ローカル夜遊びでまさかの体験!?マニラ駐在時代の失敗談
ーー駐在時代のちょっとしたエピソードを一つ。
マニラ赴任後しばらく経ち、夜遊びもだいたい行く場所も決まり始めた頃。
「新しく遊べる場所を開拓しよう」という話題が持ち上がる。
話しているのは、長老とウルトラマン。
場所はいつものGeminusだ。
作戦会議をやるのにピッタリかどうかはわからないが……。
[長老の似顔絵]
【エッジブログ11】マニラ駐在員の謎、パンパン音って鳴ってます!?
長老が、
「最近、お風呂に飽きてきたというか、何か新しい刺激が欲しくなってきません?」
と問いを投げかけてくる。
私、ウルトラマンの回答は、
「長老だけじゃないかと……」
すると、長老は少しムキになった。
「そんなことはない! 行く場所がないからここに集まっているんでしょ? つまんないでしょ、ここばっかりじゃ!」
長老、失礼だよ。
声デカいし。出入り禁止になるよ。
長老「ローカルスタッフに聞いた場所があるんですけど。行ってみませんか!?」
私「じゃあ、今度行ってみる?」
長老「何言ってるんですか。今からですよ!」
私「ホントに連れション感覚で言うね」
その会話を聞いていたウルトラマンが冷めたトーンで、
「私はここがあるから新規開拓はいいですよ」
と。
「何言ってんのよ! オバQとなんか長続きしないって!」
長老、やたらと敵を作るな。
ウルトラマンが半ばムキになって言い返したりしている。
長老「他を知ればオバQの良さも再認識できるだろう?」
ウルトラマン「まぁ、それは、そうかも、う~ん、そうなんですか、エッジさん?」
なぜ、私に振る。
[ウルトラマンの似顔絵]
私「まぁ、他を知っておいてもいいかも、だよ」
ウルトラマン「そんなもんですかねぇ」
長老「アテ! チェック、プリーズ! ビルアウ!」
え、本気で今から行くの?
長老「場所はわかってますから! 心配しないでください」
いや、そこじゃないのよ、心配しているところは……。
まぁ、いいか。ウルトラマンも諦めたっぽいし。
ーー重い腰を上げ、車に乗り込んで出発した。
よくは覚えていないが、マカティとパサイの境目あたりに向かった気がする。
クリークサイドからは直ぐだった。
基本的に初めていく場所へは複数台の車で行くことが多い。万が一のためである。
しかし、万が一のようなことがあった記憶は一度もない。
そもそも万が一ってどういうことなのだろうか……。
ーーそこは小さな商店が数件並んでいる場所だった。
昼間やっている店は当然ながら閉まっている。
お目当てのお店は、商店群の端にあった。
隣の店は電気がついていない。
[マニラのローカルKTV(写真はイメージ)]
その店は小さい古びたKTVだった。
一応営業中なのだろう、店の看板や入り口のドアは電飾が光っていた。
お店の名前は『1919』だった。
日本人をターゲットに狙ったようなネーミングだ……。そうなのか?
しかし、後から聞いてもここを知っている駐在員はいなかった。
ただ単に、日本語の意味やなんかを知っている現地の人がそれに合わせて名付けたのかもしれない。
たぶん歴史的な何かではないと思う。KTVだし。
ーーだが、私たちがとんでもないことを体験するのはここではないことが後程判明する。
とにかく、気が進まないが店に入る。
薄暗い店内におっさんが一人しかいない。
そのおっさんは少し酔いが回っているのか、一人掛けのソファに体を沈めている。
目が虚ろだ。
ヤバいものをやっている雰囲気もある。
いよいよ頭の中でサイレンが鳴り響き始める。
『ダメなんじゃない、ここ……』
ーーおっさんはスタッフのようだ。長老が人数を告げ、ボックス席に座る。
他に客はいない。
ボックス席も4つぐらいしかない。
全体的に暗いし、澱んだ空気が一帯を支配していた。
この時点で気付いた。
すごく居心地が悪い店だ。
ーーしばらくすると奥から女性が数人出てきた。
なんかどの女性もくたびれている感じがする。
長老を見ると目を輝かせている。なぜ?
タバコを吸っている女性が一人私たちの正面に立つ。
『さぁ、どうする?』って顔で、席に座っている私たちを見下ろしている。
ティナ・ターナーか、お前は。マッドマックスに出ていたアノ感じだ。
タバコを吸っている女性は決して嫌いじゃない。何ならかっこいいと思うこともある。
が、私には許容範囲外の生物にしか見えない。
全体的にぷよっている上に、締まりがないだらけたボンレスハムの様だ。
私たちは”女性”がいいのだ。
未知との遭遇を期待してきた訳ではない。
『私たちにどうしろと言うのだ』とヘルプの表情でおっさんを見た。
すると彼は何やら女性たちに声を掛け、捌けさせた。
ーー次に入ってきたのは紛れもない”女性たち”だった。
決してかわいくはないが、さっきと比べると雲泥の差だ。
それぞれ女性を指名し、席についてもらった。
それでもいやいやだったのは変わらない。
長老もこんなはずじゃないという表情だし、ウルトラマンは3分タイマーが「帰れ、コラ」とアラームを発している。
それにしてもどういう情報でここに導かれたんだっけ?
……ああ、そうだ。長老に唆されたんだった。
記憶も飛ぶような衝撃を受けている自分がいる。
しばらくすると付いている女性が「お前ら! どうするんだ!?」と聞いてきた。
どうするって? どういうことだ。
よくわからなかったので、長老に振ってみた。
私「『どうするんだ』と聞いてきてますよ」
長老「え、そうなの? どうしたらいいの?」
質問を質問で返され絶望した。
それでも長老が、彼についている女性に詳細を聞いている。
なんでも、『隣に行って色々できるらしい』ことを告げられる。
長老の目に輝きが戻ってきた。
なるほど、色々とはそういうことか。
ーー長老が早速、「隣に行きましょう!」と誘ってくる。
私「長老からどうぞ。私はもう少し彼女と話してますので」
長老「了解。ウルトラマン、いくぞ!」
ウルトラマン「え、いや、私も……」
長老「何言ってんの行くよ!」
ウルトラマン「エッジさん、ダメですよ。一人だけずるいですからね」
私「え、えーーー! 嘘~~ん」
ーー全員で、隣の電気のついていない店に移動することになった。
1919とは店の中でつながっていたのだ。
ベニヤかなんかで出来た粗末なドアを開け、そのスペースに移動する。
雰囲気がヤバい。
私のアラームはさっきから大音量で警報を鳴らしている。
ここはダメだな。どうやって抜け出そう。
頭の中は脱出ルートの確保に目まぐるしく働いていた。
ーー隣に移ると絶句するような場所に移動したことを知る。
薄暗い部屋の中には少しずつ離れた距離に”ゴザ”が敷いて置いてあった。
数にすると5,6枚か……。
まさかと思うだろう。私もまさかと思った。
まさか、ここで国際交流が始まってしまうのか?
ーー先に入った長老についていた女性が脱ぎ始めている。
長老は達観しているのかやはり脱ぎ始めている。
なんならすでにズボンを降ろし始めている。
ウルトラマンは女性に引っ張られて、ただ呆然としていた。
ーー徳川機関長が耳打ちしてくる。
『おい、やべえぞ、ここ。波動砲は撃てねぇからな……』
徳川機関長はエネルギーバルブから手を離した。
こうなったら近くにいるウルトラマンだけでも連れ出すしかない。
私「ウルトラマン、ちょっと、こっちに!」
ウルトラマンが弾かれた様にこちらにやってくる。
長老はもうトランクス姿だ。なぜそんなに急ぐ?
とりあえず、ウルトラマンと連れ立ってその場から離れた。
女性には多めに料金を渡して、「1919を出る」と告げた。
女性「やっぱりここじゃイヤよね。こんなにもらっていいの?」
私「私の分とウルトラマンの分ね。1919での飲み代も足りるでしょ?」
女性「大丈夫だけど。あっちの人はいいの?」
私「楽しませてあげて。終わったら車に戻るように言っておいてね。私たちは車で待ってるから」
女性「わかったわ。伝える。料金はどうしたらいいのかしら?」
私「楽しんだ分は彼に払ってもらっていいよ。取り過ぎないようにね」
女性「わかった。じゃあね」
ーー女性は店に戻っていった。
一応、念を押しておいたが効果があるか不明だった。
あとは、長老が無事帰ってくればいいが。
ウルトラマンが「もう帰りましょう」と言うが、さすがに置いて行く訳にもいかない。
長老が出てくるまで車で待つことにした。
ーー30分程した頃。
長老が出てきた。
表情は…… にやけている。
車から降りて手を振り、場所を知らせるとスキップするようにこちらに寄ってきた。
ハイテンションであることが遠めでも分かった。
長老「早かったね。先に終わったの?」
私「ちげーよ! あそこで国際交流は無理でしょ。あなたがトランクス姿になっていた時に抜けてきましたよ」
長老「えーー、そうだったの? どおりで静かだと思ったんだよね」
私「よくあのゴザの上で出来ましたね。ラブホより劣悪な環境じゃないですか」
長老「まぁ、穴と棒があったらやることは一つだからなぁ……」
遠くを見るんじゃない。
ウルトラマンがあきれている。
ウルトラマン「いいですか、危険なんですよ! 外国人がそういうところに出入りするのは。駐在していると言っても外国人ですからね、私たちは」
長老「あれ、君も抜けたの?」
ウルトラマン「抜けましたって、その意味じゃないですからね。当たり前でしょ! できないですよ、あそこじゃ。仕切りも何もないんだし」
……あれば、できたの?
ーーいずれにせよ、ここからは離れることにした。
なぜかわからないが、「反省会が必要だ」と長老の一声でゴーゴーへ行くに。ブルゴスに向かった。
ウルトラマンも飲まずには帰れないようだった。
着くと適当にゴーゴーに入り、サンミゲルを片手に一息つく。
長老が切り出した。
長老「あれもアリだと思うがなぁ」
私「どこら辺がですか?」
長老「いや、あれでチップ込みで700ペソだぞ」
私、ウルトラマン「やっす!」
ウルトラマン「エッジさん、いくら払いました?」
私「二人で4000ペソぐらいかな。飲み代含めて」
長老「あっはっはっ! 高級ソープじゃないんだから」
なんかショックで一挙に疲れが出た。いや、あの金額は金額で間違っていなかったと思う。
だからこそ3人とも無事だったと思うことにした。
結局、満喫したのは長老だけだった。ウルトラマンも私もただ疲れただけの新規開拓だった。
しかも開拓に成功していないし、そんな気分じゃない。
ゴーゴーのお代は気分の良い長老が持つことになったが、なんだか納得のいかない夜だった。
ちなみに後日から、長老は私たちの忠告をスルーして数回行ったようだ。
衛生面も安全面も心配事が山積みだ。
しかし、特に危険な目に合っていないところを見ると色んな意味で大丈夫だったのだろう。
駐在中は、こんなことが忘れた頃に繰り返されていた。
学習能力ないんじゃないかと思われるかもしれない。しかし、雨後の筍じゃないが、次々に出てくると行ってみないと気が済まない特攻野郎が、私の駐在期間には多かったように思う。
しかし、もちろん、「ここはいい!」というお店も多々見つかったりした。
それが駐在員や長期滞在者を駆り立てるのかもしれない。
新規開拓ってドキドキワクワクがあって楽しいですよね。
また、どんなことがあるかわからないからヒリヒリする感覚も体験したり、ですね。
以上、【マニラ駐在】ローカル夜遊びでまさかの体験!?マニラ駐在時代の失敗談 に関する記事でした。
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エッジさんいつもお世話になります。週末に読めるの最高です!ローカル行かれましたか笑。当時のローカルって聞くだけで今よりヤバイイメージ持ってしまいます。下手したらどっか連れてかれるような苦笑。私も数年前悶々してた時ローカルのタクシーの運ちゃんの口車に乗せられ行ったのですが、、、どう見てもアンダーエイジ?なんかヤバイ雰囲気感じたんで何もせず運ちゃんにチップ弾んで逃げるようにさっさと帰りました。向こうの子たちは若く見えるからただ雰囲気に飲まれただけかもしれませんが一人だったもんで取り敢えず止めといて良かったかなと🤣。またエッジさんの強者エピソードお待ちしております!
かーわんさん、
コメントありがとうございます。
ローカルって当たりはずれの落差が激しすぎるんですよね😅アンダーエイジはまずいですけどティナターナーも本気でヤバかったです( ̄▽ ̄;)
安全に飲んで楽しむのが一番です。
これからも宜しくお願い致します。
エッジさん、いつの間にかトピックスで
復帰されてるじゃないですか?🤣
まあまあな所でも拾っていく系駐在員である
エッジさん機関長が始動しないとなると、
凄いところだったんですねw
トピックス?だけとなるんですかね?
また、楽しい記事お待ちしております。
ミカエルさん、
コメントありがとうございます。
こっそり単発ですよ💦あそこはもう行かないって固く誓ったお店でしたね😆色々あかんとこありましたけど、やっぱり、ゴザですよね😅ぜったいノミやシラミいそうですもんw
また、書くことがあればよろしくお願いいたします。