[オノケンブログ前回のあらすじ]
マニラに訪れた際にぜひ行きたいところLacafe!!クレイジーな雰囲気とはまさにこのことでしょう。この店のシステムを知ることでよりディープなこの店の実情に気が付きます。トライするかしないかはあなた次第です。
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[初LAカフェですぐに店外デートに?夜遊びの予定を大幅に見直しか?]
なんという適応能力の高さだろう。
リョウさんは初めてLaカフェに来たばかりなのにも関わらず、すぐにその雰囲気に溶け込み、気になった子と話をしたいと言い始めた。
私「え、そうですか…行動力すごいですねリョウさん」
リョウ「そうかな?いやぁそれほどにタイプなんだよね」
リョウさんはそう言うと、その子のところに行ってしまった。
レンジさんはマルコのところへ、そして今はリョウさんはタイプの子のところへ。
リョウさんがそこまで行動派とは思わなかった。
私も周囲にタイプの子がいればその子と話せばよかったのだが、生憎、私の周辺には私のタイプの子がおらず、周囲からの視線と、たまにアニョハセヨと挨拶をしてくるフィリピーナ達を無視をしてゆっくりと飲んでいた、
15分ほどの1人飲み後、リョウさんがタイプだと言っていた女の子をテーブルまで連れてきた。
近くで見るとやはりかわいくない。なんならライトに照らされた彼女はさらに不細工さを増していた。
リョウ「ごめんケンさん、ちょっとこれからこの子と店外デートに行ってきてもいいかな?」
私「え!?店外デートですか?」
リョウ「うん、ちょっと話したら意気投合しちゃってさ」
私「え?あぁ、そうなんですね。大丈夫ですか?」
リョウ「大丈夫大丈夫。だてにケンさんより長生きしていないよ」
私「わかりました。でもくれぐれも気を付けてくださいね。もう店を出ますか?」
リョウ「そうだね!ケンさんはここにとどまっても大丈夫だよ」
私「いや、さすがにこの空間に一人はしんどいので、僕も一緒に出ます」
そうして会計を済ませた私たちは店外へ。
リョウ「じゃ俺らはタクシーで帰るから、ケンさんまた後でね!解散したらまた連絡するよ!!はーっはっはっはっ!!」
私「は、はい。ごゆっくり」
こうしてリョウさんは高笑いと共にその子を連れてタクシーで消えて行った。
Laカフェの前で一人になった私。
私「・・・・・」
実は今回の旅では、今日・明日についてはティーとチャンには仕事で会えないとあらかじめ伝えている。
なぜなら2人に単にフィリピンに来ていることを伝えてしまうと、当然のように会いたいと言われてしまうだろう。
この2日間については、なんといってもリョウさんのたくさんの楽しい思い出づくりサポートに専念したいのだ。
そして最高の思い出づくりをお手伝いさせていただいたのをきっかけとして、あわよくば昇進に…ぐふふ
色々とお手伝いするつもりが、どうやらリョウさんはサポートが必要無いようである。
自分で良い子見つけて、自分で話しかけて、そして夜の街へと消えていった。
さすがは一人海外旅行をたくさんこなしているだけはある。人に頼らず一人で楽しむ術を知っているようである。
この2日間についてはリョウさんにつきっきりのつもりが、急に一人になった一人で楽しむ術を知らない私。
とりあえずは1回ホテルに戻る。
途中のコンビニで買って帰ったスナック菓子を食べながらリョウさんが解散するまでの間どうしようかと考えていた。
リョウさんがいつ解散するのか、こればかりは予想が非常に難しい。
2、3時間程度のものなのか、なんなら朝までコースなのかまったくわからない。
朝までコースだと私はこの一日何もできないため、本当に最悪である。
ただ、いくら短い時間だとしても、もろもろをする時間を考えると1時間以内に解散することはないだろうと思い、私はカジノで時間を潰すことにした。
いくのはやはりここのカジノ。
そしてプレイするのはやはりこのスロットマシン。
特に欲なく打ち込んだのが良かったのか、あれよあれよという間に増え、がっつり勝利をつかむことができた。
実はこの旅であと一回だけカジノに行くのであるが、そこでもがっつり勝利することになる。
完全にビギナーズラックである。
そこでカジノにはまってしまった私は、フィリピンに行く度にカジノに毎日のように行くようになる。
大きく勝つことができたのはこの時だけであり、大きい金額負けることはないが、今後ちびちびと負け続けることになるのであった。
そんなことなどつゆ知らず、温かくなった懐をなでながら
“おいおいフィリピンのカジノってちょれーなぁ”
なんて完全に調子に乗った様子でホテルに戻る。
ホテルに戻り、メッセージの確認をするとリョウさんからのメッセージが10分ほど前に届いていた。
リョウ「さっき解散したけど、ケンさん今どこにいる?部屋?」
これはまたお早い解散になったものである。店外デートはあまりうまくいかなかったのだろうか?
私としては、リョウさんが早めに解散してくれて非常に助かる。
私「えらく早かったですね。少し休憩されてから繰り出しますか?それとも少し休憩はさみますか?」
リョウ「なに言ってんの!?行くぜ行くぜ!!」
私「了解です。ではそちらに向かいます」
リョウさんは元気そうである。それとも空元気なだけだろうか?
どちらにせよリョウさんに色々と聞かなくては。
リョウさんが宿泊しているホテルの前まで行くと、入り口でリョウさんが待っていた。
その時のリョウさんの表情が…