しばしの休憩後、ホテルのロビーでレンジさんと合流した。
レンジ「近くにLAカフェってところがあるんだけど、そこがまた面白い場所だから、行ってみる?」
私「行かない理由がありませんね。スキップして向かいましょう」
近くのコンビニでエナジードリンクをイッキ飲みしてLA カフェという場所に向かった。
ホテルの賑やかな場所からは少し外れた所に入っていく。かなり静かなところだ。
少し危ない雰囲気の場所も通りつつLA カフェに向かう。
途中で人通りが少ない危なっかしい感じがする場所も通り、ホテルから徒歩で5分程度で到着した。
早速中に入ってみると、ものすごい人数。
しかも非常に多国籍である。
スタッフに促され席についたのだが、周りのフィリピーナ達の視線がすごい。
ざっと見渡すだけでも15人ほどはこちらを見ている。
私「レンジさん、なんかものすごい視線を送られているんですが、ここに来て我々、モテ期が到来したってやつですか?」
レンジ「んー、モテ期きたらうれしいけど、そうじゃないんよね」
レンジ「ここ、実はナンパカフェとか出会いカフェって言われててね、出会いの場なんだよ。視線を送ってるのは、“私をデートに誘って”っていう合図だよ」
私「なるほど」
レンジ「今視線を送ってる子の中に、気に入った子がいれば視線を返して、ニカッと笑って手招きすれば、まずこっちに来るよ」
レンジ「デート代は男性持ち、女の子との約束次第らしいけど」
私「えっ!?」
レンジ「ただ、絶対にやめてね。俺らの目的はそういうことじゃないから。しかも色んな意味で危険なことも起こりうるし」
私「はい、そうですね」
レンジ「まぁでも会話して、飲み物おごってあげるだけってのももちろんできるよ」
私「なるほど。交際希望の女の子はなにか印かなにかつけてるんですか?」
レンジ「いや、ここに来てる女のみのグループは99%それ目的だよ」
私「すごい場所ですね」
レンジ「面白いでしょ?とりあえずお腹すいたし、ビールでも軽く飲もうか」
私「確かにお腹すきましたね」
女の子に声をかけるかどうかは別として、ビールとピザとフライドポテトを注文した。
次回 LAカフェでの一時。冒険のために女性とデートするのか!?