[オノケンブログ前回のあらすじ]
LAカフェは24時間営業で24時間どの時間帯でもクレイジーですが、一番クレイジーな時間帯は夜7時くらいから翌3時です。その終わりに近づいてきた時間帯で独りぼっちになってしまいました。さて、どうしたらいいんでしょうか?また、次の日に警察沙汰事例の発生?
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[パンパシフィックホテルのトイレで通報!?LAカフェ狂いの帰国]
レンジさんはマルコに会ったはいいものの、マルコが明日朝早いということで、解散がかなり早かったようである。
その後、早めにマラテまで帰ってきたのはいいものの、どこのホテルも満室と言われたようである。
レンジ「どのホテルにも宿泊できそうにないし、眠気もすごかったから、少しの休憩をはさみにパンパシフィックホテルのトイレに入ったんだけど、そこで寝落ちしてしまったんだよ。どのくらい寝てしまったかわからないんだけど、ドアのノック音で気が付いたのよ。
で、ドアを開けたらホテルの従業員さんが4人くらいいて、なんか物々しい雰囲気だった。
以前、俺はこのホテルをよく利用していたから、何人かその中には俺のことを知っている人はいたんだけど、こっちをまったく知らない感じの人がものすごい剣幕で俺の部屋番号を聞いてきたわけ。
で、俺は冗談で911(レスキューの番号)って言ったら、顔見知りのスタッフは笑っていたんだけど、その知らない人は警察を呼ぼうみたいなことを言いだしたのよ。
さすがにそれはまずいと思って、適当な部屋番号言って、その人が確認してる間にさっと逃げ出したの。さすがにもうホテルは探せないと思ったから、このホテルのフロントのソファーで座って誰かを待っているふりをしたり、途中寝落ちしたりしてケンさんが起きるのを待ってたの」
私「なんで連絡くれなかったんですか。さすがにレンジさんとこのベットで一緒に寝るのことはできませんが、床とかその辺なら全然レンジさん使ってよかったのに。少なくとも警察沙汰にはなりませんし、周りに気を遣う必要もないでしょうよ」
レンジ「いやティーとかチャンと合体中だったらまずいと思って」
私「いや、レンジさん人の話聞いていますか。僕はこの二日間についてはティーとチャンにはフィリピンにいることを伝えていないって何度も言ったじゃないですか。昨日も最後にリョウさんとLAカフェ行って、リョウさんが良い子を見つけてとっとと帰ったものだから、僕はホテルに早く帰って休んでいたんです」
レンジ「そうだったっけ?なんにしても眠すぎる。このあともしベッド使わないんだったら本当に申し訳ないんだけど少し仮眠とらせてくれないかな?今日の分からはホテルの予約したから」
私「全然大丈夫ですよ。とりあえず僕は散策したりカジノ入ったり飯食ったりして外で時間つぶしますので、ゆっくり休んで下さい」
レンジ「ごめんね。じゃあそうさせてもらうよ。また起きた後に今日の予定を相談しよう」
私「了解です。おやすみなさい」
こうしてレンジさんを私の部屋に残し、私はロビンソンモールでフルーツジュースを買ってうろうろしたり、
カジノに行ったり(負け)、パンパシフィックホテル前の喫煙所でタバコを吸ったりして時間をつぶした。
[パンパシフィックホテルの喫煙所。外でタバコを吸うときの一番のお気に入りの場所である]
そうしているとリョウさんがホテルを出る時間となったため、リョウさんのホテルの前に向かった。
私がホテルに着いてものの数分でリョウさんがホテルのフロントまで降りてきた。
リョウ「あれ?ケンさんおはよう。どうしたの?」
私「おはようございます。お見送りをと思いまして。レンジさんは昨晩かなり大変だったようで、僕のホテルで死んだように寝ています」
リョウ「見送りなんてしなくてよかったのに」
私「いえいえ、きちんとお見送りさしていただきます。ところで昨晩はどうでしたか?そして今朝はLAカフェにまた行ったんですか?」
リョウ「昨晩は相性があまり良くなくて、正直そんなに良くなかったかな。ただ今朝店外デートした子はすごくよかったよ」
私「やはり行ったんですね。この旅で一体何回店外デートしたんですか?」
リョウ「そりゃもうたくさんしたね。まぁすごくいい思い出になったよ。日本じゃ絶対こんな遊びできないね。めちゃくちゃ充実していたよ。肌つやつやになりそう」
私「すごいクレイジーな遊び方でしたが、リョウさんが満足していただけたようで僕も嬉しいです。後日体に...特に下半身に異変があったら、包み隠さず教えてくださいね」
リョウ「了解、恥ずかしがらずに打ち明けるよ。ケンさんのおかげでめちゃくちゃ楽しい海外旅行になったよ。ありがとね」
私「いえ、正直リョウさんは自分で良い子見つけて自分で楽しめていたので私なんか何の力もならなかったような気がしています」
リョウ「いやそんなことはないよ。またマラテには一緒にきたいね」
私「はい、これに懲りずにまた一緒に来てください」
こうしてリョウさんは日本に戻っていった。
後日、よっぽどこの二日間が楽しかったのか、日本に戻ってからもマラテに行きたいと口癖のようにいうようになった。しかし、再度リョウさんが私たちとマラテに行くのは、半年以上先の話になるのであった。
昨日までの二日間、リョウさんの普段とは違った一面を見ることができたのは非常にうれしかったが、正直非常に気を使った。なので今日からは文句も言えるレンジさんとともに、色々と自分のしたいことに時間を使っていきたい。
まずは今晩あたり、本命のティーとの合体を果たすのである。
しかし、達成したい目標だらけのこの旅は、ここから終盤までにかけてうまくいかないことのほうが多い日々となるのであった。