英語と日本語、たまに英語の翻訳アプリを使いつつ、私はなんとかリョウコと会話をしていた。話せば話すだけリョウコの良さがわかる。本当にかわいい。
こちらの会話がスムーズに進みだして少ししたあたりで、レンジさんの様子を伺ってみた。
どうやらマリーの機嫌が良くなってきたのか、レンジさんの方を見て話を聞いており、なにより表情がだいぶ和らいだように見えた。
私(心の中)「ようやく仲直りできそうだな。こちらもなんとか会話できているし、なかなか順調だ」
それからしばらくはお互い談笑していた。
しばらくすると、
レンジ「ケンさん、このあとマリーとリョウコの仕事が終わった後、4人で遊びに行かない?」
私「まじっすか。ものすごく行きたいです」
レンジ「OK.ちょっと待ってね」
レンジさんはマリーとリョウコに英語で、仕事の後に遊びに行けるかどうか聞いているようだった。
レンジ「OKだって。でも3時過ぎになるけど、大丈夫?」
私「まじっすか!死んでも起きています!」
アフターの約束もできた。ますます期待に胸が膨らみ、テンションも上がってきた。
レンジ「カラオケもあるけどケンさん歌う?」
私「今ならAKBでも歌えそうです」
カラオケの準備をボーイにしてもらった。
マリーは日本の歌もかなり知っているようで、日本の歌ばかりを選んで入れていた。リョウコもフィリピンパブで覚えた日本の曲を歌っていたが、何をしてもかわいい。
私も歌っていたが、突然、リョウコが私に体を預けてきた。
私(心の中)「うお、なんだ!?」
30過ぎのおっさん、思考と体が固まる。
私(心の中)「いやいや待ておっさんよ。ここはキャバクラのようなところ。こんなことで舞い上がってはいけない。冷静に対処するんだ」
私はリョウコの肩に手をまわす。どうやら嫌がってはいないようだ。
それからしばらくはそのままでカラオケを楽しんでいたが、今度はリョウコが私の肩にまわしていた手を取り、自分の太ももの上に乗せ、恋人つなぎをしてきた。
私「うお、なんだ!?」
30過ぎのおっさん、またも思考と体が固まる。
黒い私「いやいや待てじじい。お前は外国人、そして客。どうせただの接客だろうて。そんなんで舞い上がってんじゃねえよ」
白い私「でも体預けたり、手を握ることをリョウコからする必要ある?きっと気があるんだよ」
私(本体・心の声)「・・・・・・・・・そうだ。リョウコは俺にきっと気がある(゚∀゚)」
私の恋の歯車がこうして動き出した←気持ち悪い。
次回 KTVで働くフィリピン女性にモテる・好感を持ってもらう方法とは?また、嫌われる客とは?
今マカティ駐在中だけど、ここ先週行ったわ
面白く読んでまーす!
マカさん
コメントありがとうございます!初コメントが届き、私もレンジも大変喜んでおります。
駐在されているのは羨ましい限りです。私は毎週末でも行きたいですが、日本での仕事もありますし、二ヶ月に一回いけるかどうかというのが、現状です。
これからもクレマニをよろしくお願いいたします。