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マニラ オーシャンパーク エントランス

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

[レンジブログ前回のあらすじ]

フィリピーナ彼女の自宅へ。そこはパサイのスラム街だった。そして、マリーから再びメッセージが来た。

[前回記事]
【レンジブログ175】パサイのスラムに住むフィリピーナ彼女

 

レンジブログは第三章で完結しています。

そして、それ以降のエピソードが「オノケンブログ」の内容になります。

オノケンブログ

[オノケンブログ第一話]
オノケンブログ第一話「転落と後悔」
オノケンブログ累計400万PV達成 第一話へ

また、レンジ個人のその後のエピソードは「外伝」という形で記述しています。

ここまで三つの外伝がそれぞれ完結しています。

 

 

【レンジブログ176】二年ぶりにマニラでフィリピーナ彼女と再会!

 

ーーマリーから「Good afternoon. (こんにちは。)」と、メッセージが来て、私はすぐに電話を掛けた。

メッセージにも返信した。

 

しかし、彼女からの応答はなかった。

 

ーーその後、8月は一週間ほどマニラに滞在して、日本に帰国。

9月は日本の業務に専念し、10月に再びマニラへのチケットを取った。

 

その間、私はフィリピーナ達に毎日のようにメッセージを送る。

フィリピンへの旅が、私のライフサイクルの一つとなって数年が経つ。

 

ここまで何人かの彼女らしい女性は出来たが、私の頭の中にはいつもマリーのことがあった。

彼女は今何をしているのだろうか。

ルソンとミンダナオを行き来しているようだが、今は何処にいるのだろう。

 

ーーしばらくすると、フィリピンのことが頭から離れ、日本の生活が日常になる。

そして、フィリピンへのモチベーションが徐々に充電される。

 

この頃、マリーが時々メッセージを送って来るようになっていた。

 

「Good morning Range. How are you? Long time no see? (おはようレンジ。元気? 久しぶりね?)」

「I’m fine. Where are you now? (元気だよ。今何処にいるの?)」

 

もう彼女とは二年近く会っていない。

 

そして、次の日になってから返信があった。

 

「I’m here in Pampanga. How about you? (パンパンガ州よ。あなたは?)」

「I’m in Japan now. And next month I’ll be in Manila. Middle of October. (今日本です。来月にマニラへ行きます。10月の中旬です。)」

 

彼女が既読を付ける様子は無い。

私は続けて、「I miss you.. (あなたが恋しいです……)」とメッセージを打った。

 

そして、次の日の返信にて。

「Range I want to meet you. I miss u too. (レンジ、あなたに会いたい。私も恋しいです。)」

「Can I see you next month? (来月会える?)」

 

そして、次の日の返信にて。

「Later. I have work and take care of my baby. (後でね。仕事があるし、子どもの世話もある。)」

会話が行き違う。彼女は忙しいのだろう。

私は思い通りの返信は期待できないと思いながらも、素直に今の気持ちを伝えた。

「I still love you. (未だあなたのことを愛しています。)」

 

そして、二日後の返信にて。

「Good morning Range. Have a nice day. (おはようレンジ。良い一日を。)」

「Please take care always. (いつも気を付けてね。)」

 

すると、彼女から「後で電話して」と。

仕事は21時頃に終わるらしいので、それからLINE電話を掛けた。

 

ーー彼女は元気そうな声で電話口に出た。

背後では娘のマリアが「お母さん、お母さん!」と甘えていた。

私は「子育て大変でしょ。仕事もしてるんでしょ?」と、彼女のシチュエーションを理解して、心配していることを伝えた。

また、来月のマニラ滞在中、もし可能なら会いたいと伝えた。

マリーは「もちろん。またあなたの予定を教えて」と。

 

長電話は2時間を過ぎた。

 

今まで止まっていた時間が再び流れ始めたような気がした。

 

ーーその日からマリーの態度が劇的に変わって来た。

私が仕事中以外の時は、なぜか電話を頻繁に掛けてくるようになった。

 

特に内容はなく、お互いの日常を報告し合うものだったが、私は嬉しかった。

彼女の声が聞けるだけで幸せを感じていた。

 

しかし、少しだけ「もしかしたら、再びお金の工面の話が出てくるのかもしれない」と思っていた。

 




 

ーー10月のマニラ旅行が間近に迫っていた頃。

マリーの日常は、午前中の早い時間に起きて、子どもを幼稚園へ連れていく。その後、彼女は夜遅くまで仕事をする。

午前中の幼稚園が終わった後は、叔母が子どもの面倒を見ているようだ。

その叔母は自宅近くで個人商店をしている。彼女にも幼い子どもがいるようで、マリー同様に忙しい日々。

 

マリーは「家の皆疲れている。けど、大丈夫よ」と言う。

彼女の仕事が終わった後、疲れていなければ長電話をする。

メッセージのやりとりも頻繁になり、日に何十通も。

 

もしかしたら今回は本当にマリーに会えるかもしれない。

 

私は彼女に再度確認した。

「Can I see you next weekend? (来週末会える?)」

そして、そのメッセージに既読が付いたが、返信はまた次の日だった。

 

「Tell me if you have girl already. I understand. (もう女性が居たら教えて。私は理解します。)」

 

彼女は気付いている。

しかし、ここまでのやりとりから、何処か私に期待していることも伝わって来た。

私は言葉を選びながら返信した。

 

「Actually no. I couldn’t find any girls better than you. I almost gave up you then. But I realize you’re the best for me. I’m sorry to tell my story. (実は居ません。あなたより良い女性を見つけることが出来ませんでした。その時、私はほとんどあなたを諦めました。でも、あなたが一番だと気付きました。私のことを話してごめんね。)」

そして、少し間を空け、

「It’s up to you. (あなた次第です。)」

と打った。

 

それに対し、マリーからの返信は、

「I think I’m not important to you. I understand I’m a rebound girl and your ex-girl. (私はあなたに大切な存在ではない。私はただの女か元カノだと思っている。)」

 

この文面からは、彼女の好意と不安を感じることができた。

まだ私に気持ちが残っているからそのようなことを言うのだろう。

 

「Never, Marry. Only daytime is okay. Of course, I wanna stay with you more. But I understand your situation. (違うよ、マリー。日中だけでもいいよ。もちろんもっと一緒にいたいけど。あなたの状況は理解しています。)」

「Tell me the truth. (本当のこと話して。)」

「I don’t know myself well. I can never forget you. I can’t explain my feelings well. I just wanna see you again. (自分でも良く分からない。あなたのことが忘れられない。自分の気持ちを上手く説明できない。ただもう一度あなたに会いたい。)」

 

そして、翌日に返信があった。

 

「I wanna see you too. (私も会いたい。)」

「Marry, where are we going to see? How’s Ocean park with Maria?  (マリー、何処で会う? マリアと一緒にオーシャンパークはどう?)」

「Really? Maria together okay? (本当? マリアも一緒で良いの?)」

「Sure. So only short time okay! I know you’re busy. (もちろん。だから、短い時間で良いからね! 忙しいでしょ。)」

 

その後、彼女に電話を掛け、日曜日に三人で会うことを確認した。

 

「You’ll come Ocean Park Sunday daytime with Maria. And you’ll go back to Pampanga the evening time? (日曜の昼間にマリアと一緒にオーシャンパークに来て、夜の時間帯にパンパンガへ帰るんだよね?)」

「Yes Range. After dinner, we’ll go back. Maria has early school Monday. So sorry about that. (そうレンジ。ディナーの後、私たちは帰るわ。マリアは学校早いから。ごめんなさいね。)」

「It’s okay. I just wanna see you. I’m so exited! (大丈夫。ただ会いたいだけ。テンション上がってます!)」

「Thank you Range. Me too.(ありがとうレンジ。私も。)」

 

 

ーーそして、10月のマニラ。

 

私は約束の時間、オーシャンパークで彼女たちを待っていた。

 

彼女たちはパンパンガからバスで出てきて、クバオのバスステーションからタクシーで向かっているようだ。

 

マニラ オーシャンパーク エントランス
[マニラ オーシャンパーク エントランス]

 

昼過ぎ。

一台のタクシーが止まり、中から人が出てきた。

まず、娘さんのマリア。

そして、マリー。

 

二年ぶりに会うが、変わった様子はない。

当時のままだ。

 

緊張のためかどちらも挨拶は少ない。

 

私はようやく彼女と再会することができた。

 

 

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Range Abe
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。
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7 コメント

  1. 正直、マリーに再び会えるなんて夢にも思わなかったですね。会うまでは”直前でドタキャンされるかも”なんて半信半疑な所でした。しかし、実際に会えたのはレンジさんの諦めない精神、弛まない努力と言動力となるスケベ精神、そして食い意地がもたらした結果でしょう。私はマリーが大好きな者の一人として、脳みそまで乳の女は放っておいて、レンジさんとマリーがうまくいくことを願っています。

  2. スローなリレイションシップは深い信頼を築きます。おそらくマリーさんはレンジさんを試していたのではないでしょうか。娘を合わせる事を考えても、以前とはきっと違う関係になっていると思います。フィリピーナと真面目に付き合うととんでもなく時間が掛かることがありますね。今回の件はとても良い事だと思いますよ。

  3. 彼女の気持ちの変化を劇的に変えさせる
    何かをレンジさんから感じた……のかも

    いつまでも忘れる事が出来ない女性っていますよね、
    忘れても良いんだけど、直ぐに心の何処かに戻ってきてしまう……
    ブログの続きを楽しみにしてます。

   

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