期待するなと言われても、期待せずにはいられない。
レンジさんと私はコンビニでエナジードリンクをイッキ飲みし、ホテルに一旦戻った。
当時私はポケットwifi を持っていなかったため、リビィエラマンションホテルにいないと連絡ができない。
wifiにつなぐとLINEが5通ほど届いた。
1通はエミリーから、残りの4通はリョウコからであった。
エミリーからは
「さっきはありがと」みたいな連絡。これは今はどうでもいい。
リョウコからは
「何している?」
「どこにいるの?」
「アフター楽しみだね」
のような内容の連絡が届いていた。
私「見てくださいよこのメール!きっとマリーとリョウコは来ますよ!」
レンジ「あー確かにこれなら来るかもね」
私「ところでアフターって何するんですか?」
レンジ「ご飯食べに行くとか、クラブとかいろいろだよ。まあバレたらまずいから室内のお店だね」
私「く、クラブ?日本でも行ったことないです」
レンジ「意外と楽しいところだよ」
そして時刻はついに3時になった。
緊張して待っているとレンジさんにマリーから連絡が入った。
今から店をでるところだから、あと5分もしないうちにホテル前に来るそうだ。
2人してリビィエラマンションホテルの前で待っていると白タクシーが目の前に止まった。
後部座席にはマリーとリョウコが乗っている。
レンジ「さ、乗ろうか?」
私「後部座席に4人乗るんですか?さすがに無理でしょ」
レンジ「大丈夫、マリーは俺の膝の上に乗るから」
私「な、なんちゅう羨ましいことを」
レンジ「フィリピンでは女の子を男の膝の上に乗せることなんて普通だよ。フィリピンスタイルね。ケンさんもリョウコ乗せるように言ってみればいいじゃん!」
私「恥ずかしいですし、今リョウコが車内で僕の上に乗ったら、たぶん我を失って、いろいろ失いそうな気がするんで、今回は遠慮しておきます」
そう言うと2人ともタクシーに乗り込んだ。
先ほどのマリーとレンジさんの電話で行くところを決めていたらしく、タクシーは目的地に向けて出発した。
次回 フィリピンパブKTV女性とアフター!フィリピンスタイルのアフターとは!?