[オノケンブログ前回のあらすじ]
レンジとオノケンの何気ない会話。何気ない会話から生まれた奇跡。衝撃の結末。
[前回の記事]
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
英語は上達したのか!?フィリピンに行く理由と今のモチベーション
フィリピン旅行まであと1週間。
ホテルと飛行機の予約はばっちりである。
しかし、その時の私はもう一度フィリピンに行くかどうか迷っていた。
実は英語の勉強はリョウコからブロックをされて以来、大いなる目的を失ったためか、勉強時間は確保していたものの、どうしても身は入らず、私の英語力も大して上がっていないように自分で感じていたからだ。
この調子でもう一度フィリピンに行ったところで、またコミュニケーションがうまくとれず、KTVでもKTV嬢に気を遣わせるのが目に見えている。
こちらは客なのでそんなことを気にする必要はないかもしれない。ただ、それが私の性格なのだ。
やたらと店側の人間に気を遣う。もちろん日本でも同様である。
閉店間際になると多くのスーパーやデパートで“蛍の光”がBGMで流れる。
あの音楽は私には効果絶大で、帰りたい衝動に駆られすぎて、おしっこが漏れそうになる。
周りに他のお客さんがいなかったらなおのことである。買い物かごを放り投げて出口に向かって走り出したくなる。
閉店2分前なのに急ぐ様子もなく鼻歌交じりに入店していくお客さんの図太さを私も欲しい。
そう、私はでかい図体をした小心者なのだ。
私のこの猛々しい筋肉はそんな小さな心を隠すために作り上げたものである。
嘘である。
筋トレはあくまで自分をもっと好きになりたいから行っている。
そう聞くと「ナルシスト」だと思う人もいるかもしれない。
しかし、あくまで私の中での基準だが、「ナルシスト」とは、元々持って生まれたものを自分で好んでいる人を指すと考えている。例としては顔や体格(身長や手足の長さ)などである。
「俺ってば、なんてかっこいい顔なんだ。鏡よ鏡。この世で一番美しい顔はだーれだ?それはおーれ!!」
個人的には、こんなやつは対面している鏡の中から拳が飛び出してきて、鏡パンチを受けてしまえばいいと感じているが筋肉は別である。
努力を、それも周りから引かれるほどの努力をしないと人々が惹かれる体は作れない。
いわば努力の結晶である。
少なくとも私は筋トレに精を出し、それなりに人に誇れる体を作れて、自分のことを以前よりは好きになれた。
これも個人的な見解だが、自分の良さがわからない人、自分のことを好きでない人を、どうして他人が好きになってくれるだろうか。
偉そうに語っているが、要は私は
モテたいから筋トレをしている( ✧Д✧)
やはり男のスケベ心からくるバイタリティはとてつもない。
ところで、フィリピンに行く理由は私にもあった。
それはエミリーである。
彼女候補には入らないが、エミリーとは初めて出会った時に、2か月後にマニラに行くと約束している。例え口約束だとしても約束したからには守りたい気持ちがあった。
私が大学生の時、頭が滑走路のように禿げあがっていた教授が講義中に言っていた。
滑走路教授「社会人として挨拶はきちんとすること、時間は守ること、なにより大事なのは約束を守ること。これさえしっかり守っていれば30歳までは仕事がある」
その時の私は、
私(心の中)「滑走路が何言ってるんだろう。そんなことだけで仕事があるわけないじゃーん。鼻くそピーン、おなららぷぅ」
と思っていた。
それでもそれらは社会人として、人として大事なことだからとそれらの3つは守るように心がけていた。
しかし“エミリーに会う”ということだけでは残念ながらモチベーションを上げることは到底できそうになかった。
一応エミリーとは頻度はものすごく少なかったが、連絡は続いていたし、何故かエミリーからは
エミリー「私のことはBabyとお呼び」
と言われていた。私に気がないことはなさそうだが、私としては連絡が頻繁にできない女性をどうやって好きになれるのかわからない。
英語が大して上達しないまま、そしてフィリピンに行きたい気持ちが最大限に盛り上がることもないまま当日を迎えた。
次回のあらすじ 今回の旅はLCCで有名なジェットスターを初利用する。通常よりも半額ほどの料金でフィリピンに行くことができるが、安すぎるため、本当に大丈夫か検討する。
こんばんは! オノケンさん、コメントの返信ありがとうございます。昨日からこちらを拝見していますがオノケンさんの文章、好きですw ジワリと面白い! 更新頑張ってください!
Wiiさん
そういっていただけると嬉しいです?
まだまだ記事数も少なく、文章も稚拙ではありますが、長らくお付き合いいただけたらと思います?