[オノケンブログ前回のあらすじ]
無事フィリピンに到着したオノケンとレンジ。ホテルに向かう道中を描いた
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オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
[フィリピンパブKTVサオリSAORIに気になる子発見]
ホテルでのチェックイン、部屋で荷ほどきを早々に済ませ、夜の街に繰り出した。
時間はあまりなかったが、マークに久しぶりに会いたくなり、マークのもとへ。
シンシアの前にいることが多いマークであるが、今日はシンシアの姉妹店のサオリSAORIの前にいた。
私とレンジさんはニヤニヤしながら道の反対側の少し離れたところでマークの様子をじっと見つめる。
すぐにマークはこちらに気が付き、飛び跳ねながら大喜びでこちらに向かってきた。それはもう道を横切る際に車に轢かれそうになるほど、私たちのことしか目に入っていないようだった。
マーク「うおーー、レンジさん、ケンさん久しぶり!元気?」
レンジ「マーク久しぶり。今車にぶつからなかった?大丈夫」
マーク「ウン、ダイジョウブダイジョウブー。よくぶつかるから慣れてるよー」
私「久しぶりマーク。元気そうだね。ぶつかるのって慣れるものなの?」
マークは相変わらず元気そうである。
マーク「今日どうするの?」
レンジ「うん、今日はね、グランドヨーコに友達いるからそっちに行こうと思ってるんだ」
マーク「あー、そうなんだー。今日ザリとエミリーはシンシアいるよ。後で来る?」
レンジ「そうだね。時間があれば顔だすよ」
その時、私の目にサオリの入り口に座っていた一人の女性が目に入る。
フィリピン人らしい小麦色の肌。整った顔立ちに印象的な大きな瞳。肌の色こそフィリピン人らしいが、顔立ちはどちらかというと日本人のソース顔といった感じの美人な顔。
私は妙にその女性が気になった。
私「レンジさん、ちょっとこの店の中観てもいいですか?少し気になる子がいます」
レンジ「お、さっそく見つけたの?いいよ、中入ってみようか」
私たちは店の中に入った。このKTV、サオリも人気店らしく、午前1時を回った段階では多くのお客さんが訪れており、ウェイトしている女性は少ないように感じた。
レンジ「この時間だし、女の子は少ないね。どうする?グランドヨーコじゃなくてここにする?」
私「いや、今日はグランドヨーコにしましょう」
確かに入り口にいた女の子は気になったが、私の頭の中はグランドヨーコモードになっていたため、その時はとりあえずグランドヨーコに行ってみたい気持ちの方が強かった。
店を出るとマークに別れを告げ、私たちはグランドヨーコに向けて歩き出した。
レンジ「サオリじゃなくてよかったの?かわいい子いたんでしょ?俺サオリでも全然大丈夫だよ」
私「うーん、確かにかわいいと思いましたが、お好み焼きを食べに行く道中で、おいしそうなラーメン屋を見つけても、口の中が完全にお好み焼きモードなのでラーメンはまた今度食べに行く...ちょうどそんな感じですかね」
私「ただ、確かに入り口の女の子には惹かれるものがありました。明日以降、時間があったら付き合ってください」
レンジ「イエッサー」
深夜一時を過ぎているにもかかわらず、呼び込みのボーイ、店頭にてこちらに向かって大声で叫んでいるKTV嬢たちなど、相変わらず活気が最高潮のマラテの街に居心地のよさすら感じながら町を歩く。
やたらとアニョハセヨとこちらに叫んでいるのは気になるが。
正直1回目のフィリピン旅で、2回目を、それもこんなにも短期間で再び訪れるとは思わなかった。
今回の旅はどんなものになるのか、良い女性と巡り合うことができるのか、英語は少しは上達したのか、さまざまな期待と不安を胸一杯にして記念すべき2回目の旅行一軒目のKTVグランドヨーコに入っていく。