【ポットブログ122】マキの苦悩と日本人の悪行

【ポットブログ122】マキの苦悩と日本人の悪行

５年、６年ぶりに会ったマキは純粋な少女ではなくなっていました。
１８の頃を知る私としては、寂しい感じがします。

化粧もしっかりするようになっていて、
韓国にハマっているのかＫＰＯＰみたいなメイクになってました。

マキさんの号泣を見るのは実はこれで２回目なんですが、
なんせ自己中心的な人なので、自分の話をする時は異常に長いです。

もっと纏めて話してくれや！と心では思っているのですが、
私は父のように　よしよし　と背中をさすりながら聞くのでした。

【ポットブログ122】マキの苦悩と日本人の悪行

マキの遅い時間のお店は凄く暗めのエロい店だった。

マキが着替えをしている間に、
大分年配のママが料金の説明をしてくれる。

ママ「飲み放題！歌い放題！揉み放題！４０００円ね」
ポット「え・・・・・」
ママ「女性のドリンクは別ね」
ポット「ママ・・・お金ないから２万くらいで止めて」
ママ「いいよ！２万で朝までね！６時までＯＫね！」

なんと物分かり良いママだろうか。

しかし、気になる・・・揉み放題・・・・

ママがシステムの説明をしてくれて、
私のドリンクを作ってくれた所で、マキが着替え終わり登場した。

正直、着替えたといっても上着を脱いだくらいで
早い時間の時と靴が変わったくらいで衣装は一緒なのだが・・・・

マキは席に着くなり抱きついてきて、そして号泣し出した。

この後２時間以上もマキの愚痴に付き合い続ける事になるのだが
会話形式で書くと異常に長くなりそうなので、要点だけを纏める事にする。

私がフィリピンを去った後に２回ジョアンと会ったようだ。
最初は私がLINEをブロックした事により連絡がつかなくなったので、
ポットは何してるか？という確認で会ったそうだ。

その時に撤退した事を知らされ、物件を解約したとの事。
よく覚えていなかったが、私はマキにも部屋を借りてあげてたようである笑

全く連絡がつかないまま家賃の支払日になって結局自分で払ったと怒っていた。
しかし、そもそも家賃なんてものは自分で払うべきものである。
知ったこっちゃない。

２回目はジョアンがお店に来たそうである。
私が実はフィリピンを撤退していなくてマラテにいるのでは？と探しに来たそうだ。

ただ、私は正直者が服を着て歩いているような人間なので、
撤退と言えば完全撤退である。当然、その後マラテには顔を出していないばかりか
フィリピンへは一度も行っていない。

マキは私の事を本当に酷い人間だと罵ってきた。
ま、これは本当の事なので甘んじて受け止める事にする。

問題はその後だ。

マキは日本のスカウトマン的な人に日本だったら倍以上稼げると言われ、
インリーガルな方法でビザを取得し、日本で働くようになったのだが、
給料が想像を遥かに超えて少なかったようである。

マキ曰く、フィリピンの時の方が収入が多かったそうだ。

それでもタレント期間が終わったら
売上に対しての歩合になるので頑張ったそうである。

・・・・・が、そこでコロナである。

コロナになってから顕著に客足は少なくなり
日本人客はメリット？というか見返りを求めてくるようになったそうだ。

ま、簡単に言うとワンチャンさせろという事である。

マキは同伴で店に行く前にホテルに連れ込まれそうになったりと
危ない目にあった為、同伴もしなくなってしまったようである。

「日本人はみんなソクソクしたいの？」と問われたので
私は素直に「そりゃしたい！」と答えておいた。

マキは見た目が良いので、若くて純粋をウリに出来る時代は客も多かったが、
同伴もしない、デートもしないというサービスの悪さもあって、
ほとんどの客が３カ月くらい通うと諦めてしまうようである。

なかなか常連客が掴めないので、毎月３０万という最低限の売上目標ですら厳しく
遅い時間のダブルワークだけでなく、更にお昼に清掃などもし
トリプルワーカーになったようである。

あのキラキラ輝いていた少女はもういなくなったようだ。

ちなみにマキに確認した所、マキの遅い時間の女の子のうち
半分くらいは本当に揉み放題で、触り放題のようである。

そのくらいしないと全然集客出来ないのだそうだ。
ただマキは揉み放題ではないようで、私は揉ませて貰えなかった。

といっても、マキはまな板なので、揉むというより擦るという表現が正しい。

それにしても周りを見るとチューチューしてたり
揉み揉みしてたりと、店が暗いのを良い事にセクキャバみたいになっている。

エロい日本人が多いな・・・と心の底から思うポットであった。

この店のママは約束通り税込で２万円にしてくれ
安心して会計をする事が出来た。

帰り際、マキにLINEを聞かれ、一瞬躊躇したのだが教える事にした。

これが何を意味するのか・・・・

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[ポットブログ122あとがき]

マキは私が思う何倍も苦労していました。
要点だけ書いたので普通っぽい感じになっちゃってますが、
経営者とのトラブルやマネージャーとのトラブルなど
色々な問題を抱えていました。

それにしてもワンチャン狙いの日本人が多い事に驚いてしまいますね。
ま、もちろん、私もその中の一人なのですが、まだ羊の皮を被っています。

そして！！！私が日本でLINEを教えるのは凄く珍しいです。

なんせ家族を愛し、家族の為だけに生きる男ですからね。

そんな私が日本でLINEを教えたのです。
マキがどれだけ私にとって特別な存在なのかご理解頂けるかと思います。

さて、序盤のクダリはこの辺にして、
ここからがポット第三章の本番で御座います。