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[前回のあらすじ]

フィリピーナ彼女とその家族と共に、フィリピン ダバオ旅行に。部屋のベッドルーム利用について父親と意見が割れる。ホテルで休憩したのち、夜のローカルマーケットへと出掛ける。

【レンジブログ105】フィリピーナ家族と国内旅行。初日に父親と口論

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

[レンジブログ第一章第一話]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

[レンジ外伝第一章第一話]
【レンジブログ101】フィリピーナをフィリピン国内旅行に誘ってみた

 

 

 

【レンジブログ106】フィリピン旅行、ダバオのローカルマーケットへ

 

 

私たちはアグダオマーケット付近のパーキングらしいところを探し、車を留めた。

 


[マーケットは住宅街に隣接している。]

 

通りには街灯がなく、薄暗い。車のヘッドライトと、商店と民家の電灯のみが灯っていた。

また、マーケット中心部へ向かうに連れて、バーベキューだろうか、肉の焼ける臭いと煙がマーケット全体に充満していた。

 


[マーケット入り口付近]

 

母親とマルコはマーケット内をスタスタと歩いて行く。

雰囲気はマニラのローカルマーケットとよく似ているが、私には何処に何が売られているのか全く検討が付かない。

 

しかし、フィリピン人の二人にはわかるのだろう。

初めて訪れるマーケットでも、大きなスーパーマーケットの中にいるような感覚なのかもしれない。

 


[マーケット内部は迷路のよう。]

 

何処に行けば良いかという店内マップが、本能のように自然と思い浮かんでいる様子だった。

 

私は二人を見失わないよう後を付いていく。

 


[カジキマグロの切り売り、鮮度は良い]

 


[現地野菜売り場]

 


[名産品のバナナ]

 


[海が近いため、海産物が目立った。]

 


[肉屋の青年]

 

何店舗か巡り、母親がマルコに相談しながら、「肉類」、「魚介類」、「野菜」、「米」などを購入していく。

物価はマニラより少し安いかなと感じたが、ディビソリアのローカルマーケットとはほとんど差が無いようだった。

私は周辺の写真を取りながら、彼女達の買い物が終わるのを待った。

 


[物価はマニラとほぼ同じ]

 

マルコはよく「今日はマーケットへ母親と買い物に行ってくる」と言うが、いつもこのような手順と光景なのだろう。

 


[路上バーベキューは食欲テロを引き起こす。]

 

マーケット端のエリアは「飲食露天」が多く立ち並んでいた。

しばらく、三人で付近を散策する。

 


[煙が濃く、目を開けられないほどだった。]

 

 

そして、彼女らの買い物が終わると、今度は「コンビニかモールへ行きたい」とのこと。

どうやら、二人が探していた「明日の朝食用のパンとミルク」がこのマーケットでは見つからなかったようだ。

 

「ミルク」か。

それは、マルコの大好物であり、朝は必ず500ml飲むことを私は知っていた。

おそらくその牛乳が彼女のオッパイの育成に…。いやいや、それがなければ彼女の一日不機嫌モードは容易に想像できる。絶対に今夜探しておかなければ。

 

私たちはマーケットを後にし、今度は戻りながらコンビニエンスストアを探した。

 

[アグダオマーケット地図]

 

しかし、このダバオの市街地、コンビニを見つけるのは容易ではなかった。

車をしばらく走らせたが、コンビニの看板はおろか、車を寄せられそうなところも見つからなかった。

 

あっ、そういえば空港からホテルへ向かう途中、ローレル通りのT字交差点手前、マメイロードに「セブンイレブン」があったはず。

 

このままホテルに戻りながらだと、少し行き過ぎてしまうが、思いつく限りそのコンビニが最も確実だった。

二人に提案すると、OKとのこと。私はさらに車を走らせた。

 

そして、10分ほどでコンビニに到着。三人で中に入る。

店内では母親、私とマルコの二手に分かれて、目的のモノを探した。

このダバオでも取り扱っている商品、物価はマニラとそれほど変わりはないようだった。

 


[コンビニはダバオでも安定のクオリティ]

 

しかし、ここでも「パンとミルク」を探すことができず、今度は「モール」に向かうことになった。

 

モールは、ローレル通りに出てすぐにある「SMモール SM Lanang Premier 」へ。

このコンビニからは5分もかからない場所だった。

 

時刻は9時前。おそらく私たちはモール内で最終グループの客だろう。

 

人通りのないエントランスから三人で入る。

 


[現地SMモール SM Lanang Premier]

 

店内は建物自体が新しいためか、マニラのモールオブアジアと同じように感じた。清潔感のある綺麗な内観だった。

 

そして、食料品売り場では、目的のパンもミルクもすぐ見つかり、無事に調達できた。

 

またこの時、私は彼女らとは別に「手羽先」を購入した。

この滞在中にいつかの食卓で、私の自慢の「名古屋名物手羽先唐揚げ」を振る舞おうと考えていた。

 

 

手羽先の価格は、約1kgで170ペソ、100gあたり17ペソ(38円)という値段だった。(ローカルマーケットはさらに安い)

 

それに加え、冷蔵庫用の飲料水やジュース、フルーツ、その他日用品をカートに入れていった。

 

 

モールを出た後は、ホテルにまっすぐ戻る。

夕食には少し遅い時間帯、私は完全にお腹が空いていた。マルコと母親も同様のようだった。

 

「ホテルに付いたら、すぐ料理するから!」と母親が励ましてくれる。

 

しかし、既に空きっ腹マルコの機嫌は相当に悪かった。

 

そして、間もなくヴィレッジに到着。

 

この時、門番は私の車と顔を覚えてくれたのか、IDを差し出そうとすると「もう必要ない、どうぞ。」と言ってくれた。

喜んでも良いのだろうが、もっとセキュリティー意識を持ってもらいたい気持ちもあり、複雑だった。

 

ホテルに到着。

二人は車を降りて部屋へ、私は購入した買い物袋を下げ、後から続いて入る。

 

ソファには、半分寝落ちしている父親と弟の姿があった。

母親は特に彼らに関心はなさそうだった。すぐにキッチンへ向かい、料理の準備を始める。

しかし、マルコはソファに座り、スマホを触り出す。

あれっ? 母親の手伝いとかはしないのか?

 

私は一応マルコに確認する。

私「Marco, do you help your mom?(マルコ、お母さんの手伝いは?)」

 

マルコ「No. I can’t cook. Mom is very good at cooking.(しない。私は料理できないの。ママの料理はとても美味しいから。)」

 

おっ、おう。

なるほど。料理できない女子の、「料理しないわよ」宣言だな。よしよし、その方が食事の被害は最小限だ。誰も傷つかない。

 

将来は、私が料理すれば良いさ。私は元々料理が好きで、また器用であるためにそこそこ上手い。

マルコ、いいよ。

それくらいのワガママは大丈夫、嫁候補から外れることはない。

 

私は一応、母親の元へ行き、「何か手伝いましょうか?」と伺う。

彼女は「あらそう? じゃ、このスープの面倒を見てて。」と嬉しそうだった。

 

父親と弟、そしてマルコよ。これが有るべき男の姿だ。

全て母に任せるのではないぞ。誰かが忙しそうにしていたら手伝うのだ、常に動き働くのだ。

もちろんそんなことは口には出せないが。

 

私はそのことを背中で伝えるため、鍋や皿から発する音をリビングまで届くよう強調させながら料理を手伝った。無駄に鍋をオタマで叩いた。

彼女らに効果があったかはわからない。

 

そして、小一時間ほどして料理は完成した。

メニューは、「フライドチキン」、「海老のシニガンスープ」、「ライス」。鉄板のフィリピン家庭料理だった。

 


[母親の手料理]

 

私はどれも好きなメニューだし、フィリピン人にとっては毎日の勢いで出されるメニューである。

 

食卓は再び静かなものだった。

皆それぞれお肉を取り、フライドチキンをほぐし、シニガンスープをライスに掛けながら、勢いよく食べていた。

私も強い空腹を感じていたので、皆に負けない勢いで食べた。

 

 

そして、夕食後は各自フリータイム。

マルコは一番にバスルームへ。

父親と弟はソファ、TV観戦へ。

 

母親に「いいよ。レンジもゆっくりしてて。」と言われたが、片付けを手伝った。

 

そして、台所が一通り綺麗になったところで、ちょうどマルコがバスルームから出てきた。

Tシャツとパンティーだけ…?

いや、パンティーの上に、ほぼブルマのような極小のパンツを履いていた。

 




 

彼女は、私と母親に笑顔で返し、すぐに冷蔵庫の方へ。

取り出したのはモールのスーパーで買った箱のアイスクリーム。映画ホームアローンで、ケビン少年が一人で食べまくるあのアイスクリームより巨大な箱だった。

 

マルコは「今夜は半分、いや3分の1だけ!」と言いながら、アイスに包丁を入れ、牛乳パックくらいの塊を皿に分けていた。

 

マルコ、本当喰うな。

これを二、三日間で食べきるのか。

 

よく食べるのに痩せているのは健康的ではあるが、糖分過多、塩分過多の方を心配する。

一応、彼女に「大丈夫?」と聞くと、「I love eating!(大好きなの!)」と一言。

 

私は笑顔で反応するしかなかった。

これももう聞き飽きた。心配することは今後止めよう。

 

この後、弟が眠たくなってきたようで、先にベッドルームへ。

 

そして、アイスを食べきったマルコ、バスルームを出てきた母親の順にベッドルームへ入っていった。

 

 

リビングルームのソファに残ったのは、私と父親二人。

 

室内の照明は暗く、TVのディスプレイだけが明るかった。

 

2 コメント

  1. 初めまして!学生です。
    この冬休みからフィリピンに滞在しています。こちらのブログを知ってから、フィリピンが楽しくなってきました。まだまだ全部は読めてないですが、レンジさんの話が好きです!今リヴィエラホテルです!

  2. panさん、コメントありがとうございます。
    これからも是非フィリピンを訪れて見てください。
    今年もよろしくお願いします。

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