【エッジブログ13】フィリピーナと過ごすクリスマスの夜、彼女が泣き出す！？

 

 [エッジブログ前回のあらすじ]

エッジは、アジアの担当者として台湾への出張で忙しい日々を送っていた。何度かのマニラ出張を経て、マニラ駐在員となる。ある日、開拓のために新規マッサージ店へ。そこで出会った女性と恋に落ちる。
【エッジブログ12】マニラ駐在員、マッサージ店の女性と恋に落ちる

 

 

※クレイジーマニラでは現在まで、以下の四つのブログがメインコンテンツでした。

 

上記に、今秋『エッジブログ』が新しく加わりました。

内容は全く新しい連載物で、他ブログとは別ストーリーになります。

 

それでは、エッジブログ第13話をスタートさせていただきます。

 

 

 

 

【エッジブログ13】フィリピーナと過ごすクリスマスの夜、彼女が泣き出す！？

 

ーージュールが不満そうに言った。

「なんでこんなのつけるの？」

 

「いやいや、礼儀ちゅうかマナーでしょ？」

 

「私を愛してないの？　愛してたらこんなのいらないでしょ？」

 

 

……これ、あかんやつや！

徳川機関長がやべえって顔で放心状態だ。

 

「いや、愛してるよ。でも、最初だし、お互いのためだと思うよ」

 

内心、めっちゃ好きだよ。でも、デキたらヤバいじゃん！

ねっ？　そう思うでしょ？

と顔を覗き込む。

 

彼女は涙を流して泣き始めてしまった。肩が震えている。

 

私は戸惑いながらも続けた。

「いや、愛し合いたいんだよ。君を大事に思っているからだよ」

 

「うそ。……他に付き合っている子がいるんでしょ！　もういい！」

 

「いないよ！　いたら今日一緒にいないでしょ。」

 

実際、この時お付き合いしている女性はフィリピンにはいなかった。

 

不特定少数の女性と広く浅くお付き合いがもあるにはあったが……。

 

彼女はついに私に背中を見せてしまい、泣きながら体を震わせていた。

 

私は彼女の様子を見かねて、

「これからずっと付き合っていくから大事に思ってのことなんだ」とか、

「日本じゃこうするのが普通なんだよ」とか、

「これから先のことを一緒に考えていくパートナーじゃないか」とか、

あまり心に響かないことも含め説得していた。

 

やさしく体を撫でる。

いきり立った波動砲がぶち当たらない距離を保ちつつ、もう一度振り向かせようと頑張った。

 

ーーそして、がんばった甲斐があったのか、こちらに向き直りキスを交わすまで落ち着きを取り戻してくれた。

彼女は、私の手にあった帽子を手に取るとそれをジッと眺めている。

 

どうやら、わかってもらえたみたいでよかった。

私は安心して胸をなでおろした。

『もしかしたらジュールが被せてくれるのかな？』なんてドキドキしていたら、

彼女は帽子を部屋の隅に投げ捨てた。

 

徳川機関長が空を仰いだ。

 

えっ？

補充してなかった帽子は本日ラス一だ。

ジュールに最終防衛ラインを簡単に突破されてしまう。

にっこり笑みを浮かべ、もう仕方ないよね的な表情を浮かべ乗っかってきた。

 

 

 

 

 

[【閲覧注意】クレマニファンの方々、お待たせしました。これより、スケベ根性丸出しのエロブログと化します。もし、お下品な話題が苦手な方はここからは閲覧をご遠慮ください。「待ってましたっ！！」と言う方のみどうぞ。]

 

 

 

 

 

波動砲が根元からゆっくり舐め上げられていく。

先端がプルプル震えているが発射口のあたりを甘噛みしてくる。

 

おぉ、痛きもちいいぃぃぃい・・・

 

隔壁閉鎖、対ショック、対閃光防御！

どこ？

脳内で徳川機関長と古代進が叫んでいる。

隔壁ってどこ？

対閃光って？

そもそも隔壁は破られ最終防衛ラインを突破されている。

 

そりゃあ、「いつでもイケます！」という状態にあったし、何なら一発確定ということもないだろうという考えが頭の中を駆け巡る。

「もうしょうがないじゃん」と機関長が波動砲を撃ち込める状態に仕上げていた。

 

「もう、いいんじゃね？ｗ」

 

ひょっこり現れたデスラー総統が耳打ちしてくる。

 

「人としてどうなの？」

スターシャが呟く。

そして、霧がかかりスターシャが消えていく。

 

「ちょっとーーーー！……」

もう私には聞こえない。

 

波動砲がジュールの奥深くにある深淵めがけて入っていった。

そして適度に潤んだ穴の奥がキューっと絞まってくる。

さらに潤滑さを増そうと動くその先に向かって発射されたのだった。

それは、もう我慢していた分を乗っけて盛大に放出してしまった。

 

波動砲って撃つためにあるんだよね。

気持ちいい……。

 

徳川機関長もやり切った感を出している。

進も雪も満足気に頷いている。

地球は青かった。

私も青かった。

 

そんな脳内寸劇が展開されていた。

 

青いことを言うようだが、この時は後のことは後で考えよう。

今は余韻に浸りながら寝よう。

ジュールも満足そうだし、よかったんじゃない？

……たぶん。

 

 

ーー翌朝、シャワーを浴び、彼女を共同住宅まで送り、私も出社した。

ジュールは今からまた寝るのだろう。

その前にメッセージを送ってきた。

 

「昨日は楽しかった。好きよ」

 

嬉しかった。

しかし、事務所にいるのにニヤニヤしていると出張者から「どうしたの？」とか聞かれた。

私は適当に誤魔化した。

 

結局、ジュールは妊娠することはなく、私はホッとしジュールは残念がっていた。

その後もジュールとは何度も試合をし、帽子をかぶらせてもらえず。

波動砲を宇宙の神秘の深淵に撃ちまくるも、ジャンボ宝くじにアタることはありませんでした。

かすりもしないってどういうこととも思ったが、まぁ、こんなこともあるだろう。

私はくじ運が悪いのだ。

 

ーージュールとは駐在時代、一番長い期間お付き合いがあったのだが、こちらの仕事の忙しさと都合で少しずつ離れていき疎遠になり……。

いつしか気が付いたらジュールは中東に出稼ぎに行った。

もうちょっとちゃんとケアしていれば、と思う女性だった。

後にも先にもこんな風に思ったことはない。

 

惜しいと言う訳ではないのだが、ここら辺が私の中で少し欠け落ちているところなのかもしれない。

フィリピン女性にせよ、日本女性にせよ、ちゃんと気を掛けてくれる男性じゃないとイヤなのだろう。

 

どうも一緒にいられるなら「結婚とか別によくない？」みたいな感覚でいることが多かった気がする。

それで傷つけた人も多かったかもしれない。

じゃあ、反省して改心したのかというと、現在まで独身を楽しんでいるところを見るとあまり変わっていないのかもしれない。

 

ーージュールは待ちきれなかったのかもしれない。

だから既成事実が欲しかったのか。

でも、誰かの子を宿して「あなたとの赤ちゃんよ」みたいなことをすることはなかった。

その点は実に誠実だったんだと思う。

 

 

[エッジブログ第13話終わり]

 

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次回、エッジブログ第14話「フィリピーナのおっぱい」

 

 

 

 

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