[レンジブログ 前回のあらすじ]
今から数年前、レンジがマニラでビジネスをスタートさせた頃、オノケンをフィリピンへ誘う数か月前のエピソード。
フィリピーナ彼女とマカティのホテルに宿泊。チェックアウトをして、日中は仕事をする。その後帰宅し、ひと休憩。そして、夜中に目覚めたレンジはまた外へ!?
【レンジブログ196】フィリピーナ彼女とマニラのホテルで過ごす朝!?
クレイジーマニラでは以下の三つのブログがメインコンテンツです。
平日に『小説ブログ連載』、週末は『トピックス(コラム)』をアップしています。
現在は【レンジブログ外伝五章】を連載中です。
オノケンブログの第一話はこちらから
【オノケンブログ1】転落と後悔
レンジブログの第一話はこちらから
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
ポットブログの第一話はこちらから
【ポットブログ1】タイで起業!先輩の誘い、女を求めてフィリピンへ!
[筆者レンジより]
読者の皆さんへ。
いつもクレイジーマニラをご覧いただき、本当にありがとうございます。
また、コメントをくださる方々、ラジオを聞いてくださる方々、いつもありがとうございます。
ーーさて。
前回の記事では、フィリピーナ彼女の『サン』と一緒にマカティのホテルへ帰還しました。
私の場合、本当に心を許さないと『潔癖症』があるため、女性の秘部などにはかなりの抵抗があります。
サンとは決して長い時間を共有した訳ではないのですが、この頃には心を許していたと思います。
そのためか、彼女の体臭もそれほど気にならなくなりました。
好きになると何でも許せてしまうのでしょう。
そして、その夜。日中仕事を終えた私は、再びマニラの夜の街へ。
それでは、レンジブログ197話をスタートいたします!
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【レンジブログ197】KTVに勤務するフィリピーナ彼女に会いに行く
ーーマニラの夜の街。
マビニ通りを北上し、レメディオス通りを右折し、サークル方面へ歩く。
路上では深夜にも関わらず、人々がオープンレストラン、テラスでビールを飲んでいる。
周辺の飲食店からはクラブミュージックの低音部分が漏れ出ている。
今夜も多くの夜遊び客で賑わっているようだ。
ーー路上には地元の飲み客も多いが、おそらく建物内はほとんどが日本人など外国人旅行者だろう。
特に、KTVと表現されるフィリピンキャバクラ、フィリピンパブに居る客のほとんどは外国人だ。
私の目的もKTV、同じような方が多いのだろう。
[KTVイメージ]
営業時間はもちろん、彼女たちが起きている時間には、上記のような写真が添付されたお誘いメールが多数来る。
「お店に来て」、「会いたい」など誘い文句は様々だ。
たまに、ドレッシングルームの着替え中にビデオコールすら掛かってくることがある。
後ろの女性たちは下着姿だ。ワンチャン、ポロリが見えるのではと期待する。もちろん、私はその画面を食い入るように見て、キャプチャーをオンにするのだが。ぐふふふっ。
ーー夜の街で働く女性たちは皆、上客を捕まえようと必死だ。
指名がない、同伴がないなどは最終的にペナルティとして彼女たちの収入を直撃する。
逆に、『モテる』女性はレディースドリンクなどの『ポイント』が多いため、フィリピンの一般職より遥かに高い給与を得ている。
私の近しい人で言えば、マリー。彼女はマニラ有数の極悪KTV嬢。良く言えば仕事の出来る女性と言えるだろう。
そして、ザリ。
[ザリの似顔絵]
交際がスタートしたのは、彼女が働き始めたころ。私が初指名を射止めたのである。俗に言う『はぐれメタル』。私の魔人切りは見事にヒットした。
その時彼女は、姉妹店のKTV『サオリ SAORI』で働いていた。今はKTV『シンシア CYNTHIA』(現在はどちらも閉店)。
この店舗同士では女性の入れ替わりがあるそうで、ザリはシンシアに移籍していた。
立地の良さとコスパの高さもあり、どちらもマラテ界隈では人気店。
また、この頃には彼女は人気嬢となっていた。私が店に行くと、たいてい指名が被っていたのだ。
元々、日本人受けするルックスであり、本人の独学で『日本語が堪能』だったこともあるだろう。
中途半端に来日した経験を持つフィリピーナより、余程日本語が上手いと感じることもある。
彼女は家族の中で唯一の稼ぎ頭。田舎へ必死に仕送りを頑張っていた。真面目なフィリピーナである。
[KTV『シンシア CYNTHIA』現在は閉店]
ーーエントランスのドアを開け、中に入ると、
「ワッ!」
うおっ!
いきなりザリが横から驚かせて来た。
どうやらこの日は指名が入っておらず、一階の待機場所で暇そうにしていたようだった。
彼女は喜んだ様子で私の手を引っ張り、二階へ。
すると、広いダイニングスペースでは、何組かのゲストがかなりのシャウトでカラオケ合戦をしていた。
私が少し顔を歪めると、その様子を察したザリが「上に行く?」と。
三階にはVIPルームがいくつかある。
財布と相談した結果、私は三階を選択した。
[シンシアのVIPルーム]
三階にお客さんの姿はなかった。「部屋はどこでも良いよ」と伝えると、一番奥の部屋へ案内された。
ザリは「ちょっと待ってて」と言い、二階へ。おしぼりやオーダー表を取ってくるのだろう。
静かな空間で一人。
タバコに火を点け、彼女を待った。
ーーすばらくすると、彼女はビールをバケットで持ち込み、勝手に伝票を書き始めた。
「レンジ、飲む!」
「ザリは?」
「私も飲む!」
OK、OK。よし、ザリと飲み勝負だな。たまには彼女に尽くそう。
私たちは、ビールで乾杯した。
会話とビールは進み、私はマイクを持った。
また途中、個室と言うこともあったので、相当破廉恥なことをした。
もう一度、書こう。
相当破廉恥なことをした。
……ベッチョチョチョチョチョリゲス(©ちーちゃん)
そして、それが終わる度に、ザリは二階へ行き、同じようにビールを持ち込んでくる。
[シンシアの個室で飲みまくる日本人とフィリピーナ]
あー、これ完全にお客扱いされている……。
私は感づいた。ザリは、ここで一気にポイントを稼ぐ気だな。
ここぞとばかりに遠慮はない。
しかし、彼女の可愛いところは、『きちんとお酒を飲む』のである。こちらが心配するほどの量のビール。瓶から直接注いでいるので細工はしていないはず。
そして、次第に酔いが回ってきて、マイクを持つ力も、性欲もどんどんと失われていった。
ーーと、その時。その全てが吹き飛ぶようなことをザリが振ってきた。
「レンジ、きのう、どこいた?」
「えっ!?」
「ジージックス、女たくさん、あなた居た」
「えっ、ええっ!? わたし!?」
「そう、あなた。女たくさん」
全身の血の気が引く。
ヤバい、見られた……。どのシーンだ?
[マニラのクラブ『ジージックス』外観]
ザリが言うには、「私と複数の女性がクラブから出てきたところを見た」と。
くっ、めちゃくちゃ心当たりがある。
彼女が言うのは正しい、私だ。
どうしよう……。
私は酔っぱらいを過剰に演出して、何とかはぐらかそうとした。
ザリは不安そうな顔で聞いてきた。
「でも、ちょっとだけ。私もお客さんいたから。あなた見た?」
ん?
彼女はその時、他のお客さんや女の子たちとアフターへ向かう途中だったため、通り過ぎに私たちを見たと言う。
話を続けて聞くとザリは、その後それぞれタクシーに乗るところまでしか見ていないようだった。
「レンジ、何してた?」
私は遠い目をして、よく聞こえない振りをした。
そして、
「きのう? あー、ただの仕事仲間さ」
と伝えた。
ザリは、「そう……」と一言。
女性の感は鋭い。おそらく彼女は私のブスを感じ取っただろう。
しかし、ここまで来たらブスを貫くしかない。
私は彼女を抱きしめ、
「ザリ、信じて欲しい。愛しているのは君だけだよ」
と。
このご時世、
『私は嘘つきだよ。たくさん女性いるよ』
にほぼ等しい意味の一言。
しかし、私は瞬時にして涙目を演出。嘘つき度ゼロ、迫真の演技が可能だ。
この時はお互いの酔いも手伝い、何とか事態を収めることに成功した。
ーーワンセットのつもりが、ついつい時間を忘れ。
結局ラストの午前4時までザリと二人っきりだった。
アフターに誘おうかと思ったが、ザリは「お腹が空いてない」と言う。
彼女は自分の食費を削ってまで、お金を貯めている。私と一緒の時くらいお腹いっぱいに食べて欲しいのだが。
それも全ては売り上げのため。「細いスタイルを維持しないと、指名が取れないから」と言う。
本当に仕事熱心で、素直な彼女。私に対しても、マリーのような乱暴さは皆無。優しい女性だ。
ーーまぁ、たしかに今はお腹の中はビールでタプタプだ。
そのまま帰ろうか。良い時間だし。
ザリに「この後はどうする?」と聞くと、「あなた任せる」と言う。
私は「じゃ、家に来る?」と聞くと、「あなた任せる」と言う。
「じゃ、おいで!」
[シンシアの外]
シンシアを出て、すぐにタクシーに乗り込む。
この時間帯、周辺はめちゃくちゃ危なくなる。いろいろな意味で。
昨夜も気を付けていたのだが、実際にはザリに目撃されていた。
……何処に女性やガイドの目があるか分からない。このタクシードライバーですら安心できない。
ーーアドレアティコ通りを迂回してもらい、マビニ通りへ。
自宅コンドミニアム前にて、ザリと一緒に降りる。
明日は9時には起きたい。
予定よりも遅くなってしまったが、ザリにも尽くさなければ。
彼女は基本的に優しいが、意思の強さはマリーに匹敵する。ないがしろには出来ない。
ーーエレベーターに乗り、ザリを抱きしめる。
目的の階で降りる。
そして、自宅の玄関が見えたとき。
そこに立つ人影があった。
サンだった。
詰んだ。
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レンジさん油断した?
【詰んだ】フレーズに吹いてしまった。
サンは仕事帰りならいいけど…ずっとまっていたならちょっとかわいそうな気がする。
過去のブログでザリと離れていった理由が分からず今回つながりました。
匿名さん、コメントありがとうございます!
しかも過去からお読みいただいているようで、本当にありがとうございます!
そうですね、この件からザリとはわだかまりが出来たと思います。
サンは可愛そうですね。元凶は私です。
?????????
レンジさん、、、。
最後のサンさん登場寒気しました?
明日どーなるかなぁ汗?
かーわんさん、いつもありがとうございます!
もしかすると、明日の記事で読者の方が一気に減るかもしれません。
私なりのブス流を貫く所存であります。
お楽しみいただければ幸いです!
きたきたきたキタ━(゚∀゚)━!
プンプンさん、いつもありがとうございます!
来ましたねーっ!! これぞブスの真骨頂です笑
少しでもその片鱗をお見せできれば!
詰みですね。もう、この言葉以外は浮かんでこない。詰みです。
小虎さん、いつもありがとうございます!
詰みました。ハイテンションからのこれです。詰みです。
うぉっ!これはやばいです!
そうでしたね。サンさんは自宅までくる女の子でしたね?私も大抵のことはやっていましたけど自宅でバッティングは経験ないです( ̄▽ ̄;)まぁ、他でのバッティングはゴニョゴニョ・・・(;^_^A アセアセ・・・
こんな時どうするんでしょうね?確かにレンジさん詰んだと思いましたよ。もう地球防衛軍の仕事とは言えないしなぁw
あぁ、次回が気になって仕方ないです!!
Ackieさん、いつもありがとうございます!
今までの中では、女性関係では一番のピンチを迎えます。
逃げ場なし。パラシュート装備なしのスカイダイビングです。詰みました。
しかし、脳をフル回転させ、日本とフィリピンのブス界をザワつかせます。
詰んでます。
王将の前方に一つ、斜めに金将が二つあるくらい詰んでます。
コメントありがとうございます!
仰る通り、絶望的に詰みました。
相手の角飛車のラインを常に動いていたことを今更気付くと言うバカさ。
自分は常に死線の上でケラケラ笑っていただけのようです。
ぐっふふふ
大好物、修羅場
次回が楽しみ~~^^
梅さん、お世話になっております!
この修羅場、変わって頂けるなら変わってほしい笑
レンジサンの事態収拾方法 毎回楽しませて頂いてます♪今回も勉強させて頂きますm(__)m
ryokunさん、お世話になっております(ラジオの方でも)!
どうでしょうか、皆さんに参考になるような方法ではない気もしますが。
一応、私は今も生きているので、死ぬことはありません。お知らせまで笑
このパターンはクレマニ初ですかね!なかなか無いですよー
さぁレンジさんがどう切り抜けるのか、楽しみー!!
人ごとだから良いけど、自分だったらその場で失禁ですね笑
ワンチャンさん、いつもありがとうございます!
そうですね。ここまでは何となく上手く切り抜けてきたのですが、
とうとう詰みました。
残念ながら詰みました。詰みです。泣
絶対絶命
どう切り抜けるのか?
とことんツイテルさん、いつもありがとうございます!
そうですね、どうやって切り抜けましょうか…
切り抜けるも何も詰んでるんですけどね笑
あえて言わせていただきます。
正義は勝つ?♂️
コメントありがとうございます!
おっしゃる通り!
好きな人へ一途なのが一番です!
天国から地獄とは、このことですね。
女の子、連絡も無しに、待ってたりしますからねぇ。
こんな修羅場をしのげそうなのはレンジさんくらいだと
思います・・・(;^_^A
どう言い訳しまくるのか、楽しみにしています。
G1Rさん、いつもありがとうございます!
いやー、さすがに詰みましたね。
もう少しサンに気をつけていれば、
あるいはこの日は大人しく帰宅しておけば…
どうしましょうか笑