マッサージを終え、私はコンビニで買ってきたビールとつまみを食べながら部屋でのんびりとした時間を過ごしていた。
18時すぎくらいにリョウコからラインが届いた。
リョウコ「今起きました。ごめんね」
私「気にしなくていいよ。今からマラテのジムに行くから、帰ってきたらまた花と蝶に行くね」
リョウコ「わかった。待ってるね」
“ジムに行く”
確かにここへ訪れる前はそれも予定されていた。
コンテストまで後一か月、フィリピンにいる間、トレーニングを全くしないというのは考えられなかったからだ。
日本にいる時は、2日トレーニングをしないとストレスで禿げそうになる。
そんな脳筋の私だが、フィリピンにいるときは別である。遊ぶことしか頭にない。
本当に不思議な国だ。
ジムに行くというのは、嘘である。日本に帰るのは早いもので、明日の昼。
つまり今晩が最後のフィリピンでの夜となる。
そんな時にトレーニング?ちゃんちゃらおかしい。
花と蝶に行きたい気持ちはあるが、他のKTVや他の夜遊びを経験したかった。
さて、レンジさんは20時ごろにホテルに戻ってきた。
レンジ「ごめん、遅くなったね。どこに行こうか?」
私「そうですね。マラテで僕がまだ経験していない夜遊びってあります?」
レンジ「じゃあ、ストリップショーを見に行く?」
私「行けます・行きます・行かせてください」
こうして今晩もガイドのマークのもとへ。
3日連続で会っているのに、マークは今日も数か月ぶりに会ったかのような喜びようである。
レンジ「マーク、ゴーゴーバーかストリップを見に行きたいんだけど、おすすめあるかな?」
マーク「たくさんあるけど、私のおすすめ、タイタンズね。女の子いっぱいいるよ。持ち帰りもできるよ」
こうして私たちはタイタンズに向かった。
タイタンズに到着するとたくさんのタクシーが止まっていた。
遊び終わった客を乗せるためだが、ここのタクシーは相場の2倍以上の金額を請求されるタクシーばかりなので利用する際は、注意が必要である。
今回はマークが私たちが中で楽しんでいる間、外で待ってくれていたので、通常のタクシー料金で戻ることができた。
さて、私にとっては人生初のストリップ劇場(現地ではゴーゴーバーということもある)である。
タクシー内が暑かったため、私は既にタンクトッパーマンになっていた。
入り口のところにいた黒人さんに
黒人「Nice shoulder!!」(へい兄ちゃん!いい肩してるじゃねえかベイベー)
と声をかけられた。非常に気分が良かった。
ボディビルに出場している人はこんな気分なのだろう。
ちなみに私はボディビルダーではない。
私が出場するのはもっと細身マッチョがでるコンテストである。
さて、フロアまで歩くと、そこには中央部で裸でクネクネ踊っているチャンネーがいた。
次回 フィリピン・マラテのゴーゴーバー“タイタンズ”ストリップ観て鼻血で出血死?