[レンジブログ 前回のあらすじ]

マニラでビジネス開始。インターネット回線工事が遅れるなどのトラブルはあったが、人材も確保できつつあり、まずますのスタート。そして、マニラの夜の部が始まる。

[前回の記事]
【レンジブログ72】フィリピーナとビジネス準備。PLDTの回線工事が遅い!?

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

レンジブログを始め(序章)から読んで頂けると幸いですm(__)m
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

レンジブログ第一章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ

レンジブログ第二章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ51】マニラのフィリピーナが初めて日本の地方都市に来る

レンジブログ第三章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ71】マニラでビジネス開始。フィリピーナのコンサルティングで法人設立。

 

また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m

オノケンブログの一覧はこちらから

 

【レンジブログ73】フィリピーナとスーパーで買い物、ホテルで彼女の手料理を食べる

 

ポニーから、会いたいというメッセージを受け取った。

 

私(心の中)「I can’t see you anymore. Coz I have other girlfriend now. Sorry Bye.」(私はもうあなたに会えません。今は他の彼女がいます。ごめんなさい、さようなら。)

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなことを打てるはずがない。

 

私が実際に送ったのは、

 

私「Yeah I wanna see you. When or where can I see you?」(ええ、私もあなたに会いたいです。いつ何処で会えますか?)

 

(…クレマニをお読みの女性の方々、今までご愛読ありがとうございました。レンジのキモさは本物なのです。最後も強烈に引かせてしまい、申し訳ありません。ご愛読本当にありがとうございました。)

 

私には今、マリーという彼女がいて、ザリという仲良しの女性がいて、そして、ポニーも。

みんな大好きなのだ。

私はブスな欲望が沸き立ち、この時は、ポニーとの再会のことで頭の中が200%になった。

 

ポニーからはすぐに返信があり、

ポニー「Robinsons 8pm Ok?」(ロビンソンモール、午後8時、大丈夫?)

 

8時か。待ち合わせまではあと、一時間ほどある。

とりあえず私は滞在中のホテルに戻ることにした。スキップのつもりだが体重が重いため、ズリ足ステップになり時々つまづく。嬉しかったのだ。

 

この時、滞在していたのはJMMグランドスイーツというホテルで、Birch Towerというコンドミニアム内の一室をホテル形式で利用するサービスだった。

おすすめマニラ滞在ホテル
【JMM グランド スイーツ】

値段は良心的(一泊3,000円~4,000円程度)。スタッフサービスは問題なく、室内は清潔感があり、簡易キッチンもある。総合的なコストパフォーマンスに優れているので、一週間程度滞在するときには、今でもよく利用するホテルである。

 

ポニーに会える。

そして、今夜ポニーが部屋に来るかもしれない。さらに、あわよくばゴールチャンスがあるかもしれない。

 

私は、部屋の荷物を簡単に整理する。

また、万が一に備えて、ベッド横にティッシュ箱を置き、その下へ薄いゴム素材の防具をセッティングした。

一応、一応、万が一に備えて。これも、女性を部屋に招く際の男性側の大切なマナーだ。

確かにマリー、ザリへの罪悪感はある。特に、初めてのワンチャンはマリーとしたい。したいが、ポニーとももちろんしたい。私はみんな本当に大好きなのだ。

 

さて、シャワーを浴びるほどの時間はなさそうだ。そろそろロビンソンに向かわなければ。

夜のボコボストリートに出ると、すぐにロビンソンモールの正面が見える。

周辺は平日でも人通り、車通りは多く、とても賑やかだ。この日もモール前は大渋滞。ジプニーやタクシーのクラクションが鳴り響き、人々は縦横無尽に道路を横断していた。

 

私も車列を縫いながら、モールへ向かう。

 

ポニーとは、久しぶりに会う。約三ヶ月ぶりだろうか。

実は、前回、彼女と彼女の親友三人、ホテルの部屋で飲み会をして以来の再会である。

[ポニー参考記事]
【レンジブログ58】ベテランフィリピーナと会話。食事デートは同伴じゃなくて良い!?
【レンジブログ63】マラテのロビンソンモールでフィリピーナと食事デート、その後は!?
【レンジブログ64】フィリピーナがホテルの部屋にやって来る。しかも二人の女性!?
【レンジブログ65】フィリピーナ二人がホテルの部屋にやって来た。お互いの危険性は!?

 

それ以後も私は頻繁にマニラへ来ていたのだが、私自身がビジネス準備で忙しかったり、ポニーや彼女の子どもが体調不良だったりで再び会う機会がなかった。

また、マリーがその毎にマニラに居たので、私に時間ができた際は、出来る限り彼女と過ごしていた。

しかし、今マリーは田舎のミンダナオへ帰っている。彼女不在のマニラ。

 

つまりこれは、今回はポニーと過ごしなさいということなのだろう。

私はこの自然に出来上がった状況に身を任せることにした。

 

待ち合わせは、エントランス横のスターバックス。エントランス付近には、モールに入る人と帰る人の大きな流れが出来ていた。

 

今回は、私の方が先に着いたようで、しばらく彼女を待つ。

 

すると、5分ほどで、帽子を目深に被った小柄な彼女が現れた。

 

ポニー「Hi, Range. ひさしぶり。」

私「ポニー、ひさしぶり。」


[ポニーの似顔絵。見た目は10代に見えるが、20代後半のフィリピーナ]

 

三ヶ月ぶり、ポニーの外見は変わったようには思えない。

改めて見ると、「かわいい」。ポニーは超可愛いのである。私の黒目がハート形に変形するほど可愛いのだ。

 

ポニー「ご飯食べたか?」

私「まだです。ポニーは?」

ポニー「まだ。あなた部屋、キッチン有るか?」

私「はい。どうして?」

ポニー「わたし、作る。ディナー。」

 

彼女は私の部屋で、手料理を振る舞ってくるらしい。これはまた意外な展開だが、願ってもないチャンス到来。

どうやら、今回こそは二人っきりで過ごす雰囲気のようだ。

これは来たっ! 今回こそ来たっ!!

 

私たちはモール一階の食料品売り場のスペースへ向かった。

ポニーは私の二の腕を取り、腕組みをしてくる…。そして、時々彼女の乳が腕に当たる。

噴き出そうになる鼻血を堪えて、何とか歩みを進める。

 

食料品売り場に着き、私がカートを押しながら二人で食材を見て回る。

これはもうカップルを越えて、夫婦に近いのではないか。私は嬉しさで震えていた。

 


[お米は大変安い。計り売りもしているので必要な分だけ購入することができる。]

 

ポニーは一児の母親でもある。

普段の家事は彼女の母親が主に担うが、ポニーも料理はよくするのだと。

買い物の様子はまさに母性を感じさせる「女性」であり、その様子ですら私は魅力的に見えた。

彼女は一応、私に何が食べたいか聞いてきたので、私は「肉料理」かなと提案した。

しかし、彼女なりにもうメニューはある程度決まっていたようで、次々に食材や調味料をカートに入れていった。

 

彼女にメニューを一応確認すると、「チキンアドボ」と「ビーフの入ったシニガンスープ」とのこと。

私は以前、シニガンスープのあの「梅干しスープ感」が苦手だったのだが、いつのまにかそのスープは大好きなフィリピン料理となっていた。

アドボは代表的な肉煮込みのフィリピン料理、どちらも大好きなメニューでさらにテンションが上がっていた。

後は、ビールを数本選び、レジへ。

 

レジで並んでいると、ポニーも優しい笑顔で、私を見つめてくれる。

これは、「焼肉を食った後のカップルが向かう先は何処か」に等しいだろう。もう二人の試合開始は決まったようなものだ。

私は最高に幸せな夜を過ごせることを確信していた。


[ロビンソンモールの食料品売り場レジは、いつも混雑している]

 

10分ほどレジに並び、会計を済ませ、モールを後にする。

 

滞在しているホテルがあるバーチタワーはモールの目の前。

 

私たちは、すぐにビルのエントランスに入り、エレベーターに乗った。

 

両手に買い物袋を持っている私の腕に、ポニーが寄り添ってくる。んー、可愛い。


[ホテルの廊下写真]

私たちはエレベーターを降り、二人で私の部屋に入る。

ポニーの様子は特に変わらず、前回のように友達を呼びそうな様子はなかった。

ホテルの部屋で二人っきり。

私はかなり緊張していた。これは浮気ではない。本気だ。

 

荷物を置くと、ポニーはさっそく料理を始めるようだった。

食器棚を確認し、使えそうなフライパンや食器を選択し、ちゃんと洗い物をしてから、調理を始めていた。

ポニー「おなか痛い、痛いダメでしょ」

このあたりはフィリピン人の現地の生活に即したものなのだろう。

彼女がキッチンに立っている間、「何か手伝おうか?」と声を掛けたが、「何もするな。座っておけ。」と言われた。

 


[部屋の簡易キッチンで料理を始めるポニー]

 

私はカウンターのテーブルチェアに座り、可愛らしいフィリピーナが部屋で料理をしてくれる光景をカウンターで眺めていた。

彼女の所作の全てが新鮮で、とても楽しい時間だった。

たまに声を掛け、お互いの世間話をする。キッチンには絶えず笑い声。私はもはや幸せを感じていた。

 

料理が始まり、二時間ほど経っただろうか。料理が出来たがったようだ。

 

アドボもスープもどれも美味しそうで、実際にとても美味しかった。ポニーは料理上手だった。こう言うところもポイントが高い。

 

私たちは、ビールで乾杯し、久しぶりの再会を喜び、一緒に夕食を楽しんだ。

 

本当に楽しい時間だった。完全に胃袋もハートも彼女の手中に収められてしまった。

 




 

フィリピンに来てから、いろいろな経験と楽しいことはあったが、今が最高に楽しい時だった。

しかも、この部屋でこれから国際試合の公式戦が行われるかもしれない。私は浮かれに浮かれていたが、気を引き締めなければ。

 

時刻は夜12時を過ぎた頃だった。

 

ポニー「前、あなたと約束した。今、私、あなたの彼女。」

私「はい、ありがとうポニー。とても嬉しいです。」

ポニー「私も嬉しい。」

 

私「この後、どうする?」

 

ポニー「あなた任せる。」

 

気のせいか、試合のアンセムが聞こえてきたような。

 

私「泊まる?」

 

ポニー「うん。」

 

いや、ただのアンセムではない。

このマニラ、完全アウェーの中、誰かが歌っている。これは、ナショナルアンセム。

 

私の胸の中で、確かに歌っている。

 

確かに聞こえる、君が代の大合唱だ。

 

『苔のぉおぉ むぅうすぅうまぁああぁで…』

 

そして、静寂の後にサポーターの大声援が響く!

 

ポニー「レンジと寝る、いいか?」

 

さぁ、キックオフはCMのあとすぐ!!

 

[次回あらすじ]
レンジ、代表戦、初選出、初出場、初ゴールなるか。マニラの夜が更けていく。

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

2 コメント

  1. こんばんわ、レンジブログ最高です!
    レジで待つこと10分、、さすがフィリピン長すぎですね、さらっと面白かったです

    ブログ、頑張ってください、僕はケソンにいるのですが、ペガサスなどの大通りにあるハートビートていうペガサスの系列のまとなりのQCBAR、がケソンでは安くて、美人が多くておすすめです!時間こそ1時間なのですがかかるのは指名代だけで、自分らのサンミゲルライト等のバケット(400程度)を女の子と一緒に飲めます!
    もし機会があったら見てみてください!お体に気を付けて!

  2. まりさん、コメントありがとうございます!
    そして、情報ありがとうございます。ハートビートは過去一度だけケンさんと入ったのですが、すぐ出てしまいました。また今度、ゆっくり入ってみます!
    ケソンアベニューは私も頻繁に往復しているので、とても嬉しくなります。
    私は最近、ティモグ通りのウェンシャスパにハマっております。
    ブログの方、今後ともよろしくお願いします。

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