[オノケンブログ前回のあらすじ]
マラテの水族館、オーシャンパークからの徒歩での一人旅。昼間とはいえ、一人で無事にホテルまで帰ることができるのだろうか?
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
前述したことがあるが、マラテにはマッサージ店が数多く存在する。レンジさんもマッサージが好きで多くの店に行ったことがあるようだが、このお店が一番コスパがいいとのことである。
[エイドリアティコ通りのUPSTAGE REMIER とPREMIER YOKO のすぐ隣にある]
1時間450ペソ。日本のマッサージ店と比べても半額以下の値段である。(周辺のマッサージ店の中では平均より少し上の値段設定)
今回は全身オイルマッサージとヘッドマッサージを店員さんにおすすめされたため、それらをしてもらうことにした。
一部屋に6つほどのベットがあり、カーテンでそれぞれが仕切られている。
私のマッサージ担当者「パンツ一枚だけになって、ちょっと待ってな」
私「いえぁ(Yeah)」
一度カーテンが閉められ、私はパンツマンに変身する。
そして私はパンツマンのまま、仁王立ちで担当者を待つ。1分も待たないうちにカーテンが開く。
担当者(女性)「うおっ。う、うつ伏せに寝ろ」
私「いえぁ(Yeah)」
さっそくマッサージが始まった。
今回はオイルマッサージをお願いしているため、すぐにオイルが投入された。ものすごくヌッルヌルである。
私のマッサージ担当者はおばちゃんである。(というよりこの店には若い女性はいない)もし担当者が若い女性だった場合、変な気持ちになるのではないかと思うほどヌルヌルである。
そのままうつ伏せ姿勢で全身、仰向けに体勢を変えてマッサージが行われた。
担当者「次はヘッドマッサージにいきます」
私「いえぁ」
私はヘッドマッサージをされた経験は人生で一度きりだ。若かりし時、ちょっといい美容院に行ったときにヘッドマッサージをしてもらった。
その時の気持ちよさは言葉では表現しきれないほどに気持ち良かった。
私は今回のフィリピンでのヘッドマッサージも同じような気持ちよさを体験できると期待していた。
しかし、
やたらと髪をぐしゃぐしゃとされだした。私のイメージだとヘッドマッサージは手全体で頭をつかみ、指でゆっくりと圧力をかけるようなイメージだった。
しかし、今回は素早く、そして力強く指を動かし、地肌と髪の摩擦がとんでもないことになっていた。
それはもうさらさらストレートヘアな人でもチリチリの髪になってしまうのではないかと思うほどの摩擦である。
私は元々くせ毛のため、このマッサージが終わるころにはアフロヘアになってしまうのではないかと恐怖を感じるほどである。
私(心の中)「やめてくれ。髪のくせが強くなる。てか髪の毛が抜ける。もう30代。1本1本の髪が私にとって財産なのに」
そしてヘッドマッサージは次の段階へと移る。
おもむろに髪をわしっと鷲掴みにされ、ものすごい勢いで引っ張られだした。
私「!!!?」
掴まれるだけでも衝撃なのに、引っ張られる力強さもすさまじい。
この担当者は大根の収穫かなんかと勘違いしているのではないかと感じるほどである。
私(心の中)「や、やめてくれ。髪が全部なくなる。俺の髪を収穫しないでくれ」
さらに激しさを増していきそうなマッサージの勢いに本気で髪がなくなる恐怖を感じ、
私「ストップストップ!もうヘッドマッサージは終わってください」
こうしてヘッドマッサージは終わった。
引っ張られ散らかした私の髪型はスーパーサイヤ人のようになっていた。
そして枕には戦死した私の髪の毛が何本も落ちていた。