[オノケンブログ前回のあらすじ]
フィリピンの小学校の先生って大変らしいですね。何分、モンスターのような聞き分け0の子たちが日本のそれと比べると比じゃないほどに多いらしいです。今回子守りをする子はまだ小学生ではなさそうですが、十分な素質を持った子を相手にするのは骨が折れます。
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[フィリピーナ彼女からの恐怖のメッセージ“ケソン、来い”に震える]
ロビンソン内、ナオミとレンジさんの仕事のミーティングが終わるまでの時間、私はナオミの息子(以下、ジュニア)を預かることになった。
あまりにもパワフルなジュニアに手を焼いた私は、バルーンがたくさん入れられた遊具にジュニアを放り込むことにした。
30分で95ペソ。
その値段が安いかどうかはわからないが、パワフルジュニアの相手を30分しなくてもいいと思ったら、500ペソまでなら即座に支払う。
多くのバルーンに囲まれてジュニアのテンションはさらに上がり、ボールを四方八方に投げまくり始めた。
その遊具内には他の子どももいる。
しかも他の子どもたちはおとなしく、控えめに遊んでいたところにいきなり大暴れをする子どもが投入されたのである。
遊具内を元気に縦横無尽に走り、ボールを投げまくるジュニア。
周りで見ている他の子どもたちの親であろう人たちからの視線が痛い。
親たちは “あんな乱暴な子どもに近寄るな”の如く自分の子どもを遊具の隅に寄せた。
周りの空気を当然読むことのないジュニアはなにがおもしろいのか、とにかくボールを投げて一人で大爆笑。
ジュニアが日本の子なら
〝おりゃあくそガキ!!もうちょいおとなしく遊ばないと後でスクリューパイルドドライバーくらわすぞ”
くらいは言えたのだろうが、ジュニアはフィリピン人。どのように言えばいいのかわからない。
なんと面倒なことを引き受けてしまったことだろう。
“頼むから他の子どもにボールを当ててくれるなよ”という思いもむなしく、端の方で静かに遊んでいた女の子の側頭部にクリーンヒット。
当然、女の子は泣き出した。
自分が投げたボールで女の子が泣き始めてしまったのに、ジュニアは我関せずボールを投げ続けている。
私(心の中)「ジュニアはバーサクでもかかってんのか」
泣かされた子の親は、遊具から我が子をだし、とてつもなく私のことを睨んで去っていった。
視線が痛い。
遊具内に残されたのは、ジュニアとジュニアより1、2歳年上だろう男の子。
その子も最初こそ大人しく遊んでいたのだが、ジュニアの暴れっぷりに触発されたのか、ジュニア同様に遊具内で騒ぎ出した。
遊具の中で怪獣が2人、大暴れしている。
周りの大人たちもざわつくレベルの大暴れっぷりである。
同じ遊具が2つあったのだが、後に来た親子連れはジュニアたちがいない方の遊具をこぞって選択し、ジュニア側の遊具には2名、もう片方には6人いるというあからさまに避けられた形となったのであった。
ジュニアの持ち時間が終わる頃、レンジさんとナオミが合流。
全員で写真撮影をし、ナオミ親子とは別れた。
レンジ「ケンさん子守ありがとう」
私「いえいえ。なかなか大変でした」
レンジ「ジュニア、元気そうだもんね」
私「野性的な元気さでした」
レンジ「ナオミも大変だろうね。あの大食いは子育てのエネルギー補給だね」
私「ですね。あのジュニアと四六時中一緒だと腹も減りますよね…」
私たちはミーティングで話したことや、ジュニアの暴れん坊将軍っぷりを話しながらロビンソンモールを歩いていた。
その時、レンジさんの携帯がなった。
レンジさんはメッセージを確認すると立ち止まり、黙ったまま私にメッセージの画面を見せてきた。
マルコ「ケソン、来い」
なんというメッセージだろうか。
依然としてレンジさんとマルコは絶賛喧嘩中であったようだが、“ケソン、来い”メッセージの前にレンジさんがマルコに送ったメッセージは“おはよう、元気?”である。
それに対しての返信がそれであったため、マルコの不機嫌具合はそのメッセージだけでも窺い知るに充分であった。
私「・・・しびれますね。手、震えていますけど大丈夫ですか?誰かとフルフル機能で連絡先交換中ですか?」
レンジ「めちゃ怒っているのに、これから会うって地獄でしょ」
私「そうですね…ぷ」
レンジ「無言のままの食事とか買い物ってまじで地獄よ」
私「お察しします…ふふ」
私は“ケソン、来い”だけの乱暴な感じのメッセージがツボにはいり、笑いをこらえるのに必死であった。
幸いレンジさんは携帯画面に目を落としていたため、こちらの表情、そしてこらえきれずに少しでてしまった私の笑い声には気が付いていないようであった。
笑いが収まるまで黙ってレンジさんと歩いていた。
私「で、ケソン行くんですか?」
レンジ「行かざるを得ないでしょ」
私「そうですか。僕ももうちょっとしたらメイに会いに行きます」
レンジ「わかった。じゃあとりあえず俺はこれから行ってくる。後のことは追って連絡するよ」
そういうとレンジさんは足早にロビンソンの出口に向かっていった。
私もしばしホテルで準備を整えた後、マカティに向けて出発した。
2人とも同時に待ち合わせに到着。
今日もメイは死ねるほどにかわいい。今日の服装は上がニットで、下はジーンズか…最高だ。
というよりメイが着たらなんだって最高だ。
それからグリーンベルトで映画とゲームセンターでゲームを楽しみ、MOAに移動した。
まずはMOAで晩御飯を済ませ、その後はお待ちかねの観覧車初接吻である。
[昼のMOA観覧車。昼乗るのもおすすめ]
メイは昨日よりもスキンシップが多くなっている。
きっと待っているサインである。
舞台は完全に整った。
今日を逃していつ初接吻するというのだ。
しかし、観覧車内に乗った後に起こった出来事は、私の想定していないことであった。
最後まで読んで頂いてありがとうございます!
最後にひと手間!下の二人の画像の応援クリックをお願いします!!
変なサイトには飛びませんので、安心してクレマニの応援クリックをお願いします!
いつも笑わせてもらってますwメイさんとゴールなるか、それともいつものオノケンさんか、楽しみな展開ですね!
とくめいさん
その答えは明日公表されます!どうなるのでしょうか?