[オノケンブログ前回のあらすじ]
私の先輩のフィリピーナ彼女は絵にかいたようなわがまま娘です。先輩がすごい勢いで振り回されているのを見るのはなかなかおもしろいものですが、当の本人は維持費がかかって大変でしょう。そんなフィリピーナから恐怖のメッセージが届きます。
フィリピーナ彼女からの恐怖のメッセージ“ケソン、来い”に震える
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[観覧車内で予想外の出来事。ラストチャンスをものにすることができるのか?]
観覧車に乗った私とメイ。
初接吻に向けてゆっくりと観覧車は頂上を目指して動いている。
観覧車内では他愛のないことで会話に花が咲いていた。
ちょうど半分ほどの高さになったころ。
私はあることを疑問に思った。
“自分が以前に観覧車に乗ったことがあるのかどうか”
ということについてである。
遡ることができる範囲でいうと記憶にない。
いわゆるリア充な学生生活とはほど遠い、部活動ばかりの青春時代を送ってきた私にとっては、そんな彼女と観覧車に乗るなんてことは、夢見たばかりで現実世界では経験がない。
もちろん自転車の後ろに彼女を乗せ、背中に彼女のおっぱいの感触を感じて鼻血を流すような“The 青春”といった経験もない。
しかし、観覧車に乗ったことがないこと自体は大した問題ではない。
問題なのは、自分が軽度の高所恐怖症であるということである。
半分すぎたあたりから、初接吻に向けての緊張からではない汗が吹き出し始め、景色が見られなくなる。
バーチタワーの高層階では、部屋からの景色を見ても私の下半身にぶら下がっている2つの玉がキュッとなる程度なのに、なぜ観覧車はこんなにも怖く感じるのだろうか。
こんなのもう接吻どころではない。
“観覧車が頂上に辿り着いたタイミングで接吻”
なんておそらく国は違えど、非常にべたであることは間違いないため、メイもきっと頂上で何かしらのアプローチが私からあると思っているのだろう。
頂上に近づくにつれて二人とも口数が減ってくる。
しかし、その理由は二人で全く違う。
おそらくメイは、私から何かしらあるであろうアプローチに備え、ムードを作ってくれているのであろう。
しかし、私は違う。単に怖すぎて言葉を発することができないのである。
何かの特殊能力化と思うほどに手から汗がドバドバでる。
頂上に到達する頃には、表情にはかろうじてでてはいないものの、私のビビりも同様に頂上に達し、接吻どころではない。
メイは
“あれ、こいつ何もしてこないな”
とでも思っているのか、私のことをちらちらと見ている。
何もしないのではない、できなのだ。
そんな観覧車も終盤に差し掛かった頃、私の恐怖心もおさまり、そのタイミングでメイの肩を抱き寄せる。
しかし、
メイ「ちょ、ちょっと何しようとしているの?」
私「いや、ほら、だってね、観覧車と言えばさぁごにょごにょ」
メイ「こんな降りる直前で?遅い!遅すぎるのよ!まるでこの観覧車のように遅いのよ!!」
私「うっ、観覧車のよう…」
メイ「私待っていたのに!」
私「えっ、待っていたの?」
メイ「あれだけスキンシップすればわかるでしょ?」
私「そうなんだ…じゃあ…」←言いながら顔を近づける
メイ「やめて!!ムードも何もあったもんじゃないわ」←スウェイでかわす
私「すみません」
こうして私たちは観覧車を降りた。
その後、少しの間ぶらついた後に私はメイを家の前まで送ることにした。
実は明日からメイは妹の誕生日祝いとその準備のため、実家の方に帰ってしまう。
そのため、今回の旅でいうと会えるのは今日が最後である。
家まで送ったタイミングがラストチャンスであろう。
タクシー内では“最後のチャンスだぞ。次こそちゃんと何かしらのアプローチしてくるんだぞこのへタレ”とでも言いたいのか、メイは引き続き私にスキンシップをしてきた。
そして、メイの家の前。
グラブカーのお兄さんにはその後、マラテに行ってもらうようにしているため、あまり長い時間は使えない。
降りてすぐに勝負をかけた。
“ぼ、ぼぼぼ、ぼき、ぼっき、僕の彼女になってくだしゃい…さい”
そう伝えると、メイはにこりと笑い、私に接吻をした。
タクシー内、私は幸せな気持ちに包まれていた。
今回の旅ではもうメイには会うことはできないが、十分な収穫があったため私としては大満足である。
次回の旅はまた2か月の間が空いてしまうが、きっとメイなら私のことを待ってくれるだろう。
2か月後である。
2か月後こそ私の長きにわたる目的“フィリピーナ彼女と凸凹になる”を果たすことができるのであろう。
長かった…本当に長かった。
手段を選ばなかったら、凸凹などすぐにでも達成できることを、1年以上も費やしてようやく達成とは、フィリピン大好き男性からすると理解しがたいことであることは間違いない。
しかし、私は全くこの1年が無駄であったとは思っていない。
むしろ、自分の選択した道の方がよかったと満足すらしているほどである。
“凸凹の達成”
1年前、最初のフィリピン旅行で掲げた目標達成にここまでかかるとは当時思ってもみなかったが、達成することが私のフィリピンの物語、つまりはオノケンの章の完結としてはいいのかもしれない。
紆余曲折なんて言葉では言い表せないほどにこの一年色々あった。
そのすべては“好きなフィリピーナと凸凹する”。
これにかけるバイタリティーから来たものである。
凸凹達成後は、おそらくは“私とメイとのラブラブ日記”のようなものをダラダラとつづるだけのものになるだろう。
“今日はメイと激しい夜を過ごした”
“(しょうもないことで)メイとケンカした”
“でも仲直りして、今はラブラブでーす”
自分のことなのに、全く面白いと感じることのできそうにないこれらのことを読者が読んで楽しいと感じるだろうか?いや、ありえない(反語)
多くの人は、人の情事や幸せな恋愛模様報告なんかには興味がない。それらは基本的には自慢にしか聞こえないため、正直聞くに堪えない。
オノケンの章も次回旅で完結かと感じたタクシー車内であった。
オノケンおめでとう!!
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観覧車の頂上は意外とこわいですよね。
ものすごく怖かったです!私の中では絶叫マシンです!
恋愛成就なるか!読者としてはいつものパターン期待してますよー
でもそろそろカワイソナオノケン
ヤマモトさん
そろそろ私も幸せになりたいです笑
うぉーー
ブログ村1位おめでとうございます。
また楽しく読ませていただきます。
けいさん
応援ありがとうございます?
皆さんのおかげです!
あと3倍くらいポイント必要ですが、いつか海外生活で1位とりたいものです!
応援しました!これからも頑張ってください。毎日の楽しみにさせて頂いてます、楽しいブログをありがとうございます?
マサさん
応援ありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします!!