フィリピーナ失恋

[オノケンブログ前回のあらすじ]

フィリピーナは忘れっぽいとはよく言ったものですが、これはさすがに物忘れが激しいでは済ませてはいけないレベルです。ものすごく好きなフィリピーナですが、今後のことを考えるととても手におえる相手ではないと感じた私は…

いきなり訪れたフィリピーナとの決別。病的な物忘れに嫌気がさす

オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m

転落と後悔

私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。

【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

 

[不幸の連鎖!次々と消えていく彼女候補のフィリピーナ達]

メイのために計画したフィリピン旅行の1週間前に目的を失ってしまった。

とはいうものの、完全にメイへの思いがふっ切れたわけではない。

 

ただ、私はこの数か月もの間、すべてを文章にはしていないが、私の思いつくあらゆる手段(送金はしていない)を使ってメイにアプローチをしてきた。

しかし、どんな努力をしたとしても、それらは一瞬で忘却の彼方になってしまうのである。

ドラクエで例えるならば

 

“あらゆる魔法、あらゆる特技、あらゆるアイテムを駆使して、あと一撃・このモンスターをあと一撃で攻略できると思った矢先に敵が自分にベホマを使った”

 

ような圧倒的な今までの努力の無駄感、絶望感。

まだ戦えないことはない。

まだ戦える。

 

しかし、一度はならず二度までも多くの時間を費やして少しずつ削った体力を一瞬で全回復されるようなムリゲーなボスとの戦いをこれ以上興じようとは思えない。

そんなことをしていたら精神が病む。

 

辛い思いももちろんある。

一時はメイこそが私のフィリピンでの初凸凹相手だと疑わなかったが、もうさすがに全力で追うことは無理である。

メイが最前線から消えた。

 

残るはシャイニーとハナである。

 

シャイニーとは実は、ほとんど終焉を迎えている。

前回、店にいった時に

“1日分の給料と休みのペナルティー分を全額出すから、シャイニーの一日を私に下さい”

 

そう伝えた。

最初は私の彼女に対する気持ちが伝わったのか、その時の彼女の反応はかなり良かった。

しかし、帰国後幾ばくか経って、改めて返事を聞いてみたが答えはポイントの関係などがあり、休みペナルティーと1日の給料分をもらっても1日休みを入れることは厳しいと言われた。

 

“同伴なら”と言ってきたが、同伴はシャイニーの友達も一緒でないといけないシステムだそうで、それは断った。

 

これは彼女にこれからもアプローチをしていくかどうかの線引きをする質問であった。

私に可能性があるかどうかをこの質問に対する彼女の返答次第で判断しようと考えていたのである。

 

何度も店に通い、もっと親密になってからでも遅くはなかったのかもしれないが、彼女の返答からは私に可能性があるようには思えなかったのである。

 

“わかった。私はあなたの恋人になる可能性が無いように感じました。なので、もう店にはいかないと思います”

 

そう彼女には伝えた。

 




 

 

“私には恋人がいません。だからあなたにも可能性は当然あります。あなたは今、私の友達です。友達から恋人へは発展するものでしょう?”

 

とシャイニーは言ってはきたが、フィリピン人からすれば友達はそれくらい広くとらえるのかもしれないが、少なくとも私は“店でしか会えない、店の外で会う時は同伴”のような人間は友達同士とは呼ばない。“客”と“KTV嬢”の間柄である。

 

彼女は両親が亡くなってからというもの、一人で家を支えなければならないようで、一生懸命働かないといけない。それは私も理解している。

理解しているからこそペナルティーと1日分の給料を出す(約1万ペソ)と言ったのである。

 

もちろんデートがばれないようにマラテから離れた場所で会うこと。デート内容も昼間に集合し、映画やショッピング、食事などをし、夜遅くはならないように予めこちらから彼女の危惧するところを払拭するようにしていた。

 

レンジさんは526のママとも親交が深い。その友人の私は少なくともわけのわからない客よりは信頼できるはずである。後は彼女がこちらをどれほど信頼してくれるかといったところだったが、残念ながら返事は“ノー”である。

大方、私がそこまで信頼に値する人間ではなかったということであろう。

 

最初からそこまで全力で追っていたわけではない。

この質問の返答次第では追い方も変えるところであったが、シャイニーを追うことはこのタイミングでほぼ諦めた。

 

前回旅から帰国して約1週間のメイ、シャイニー、ハナの3人の美女との連絡のやり取りをしていたあの頃が懐かしい。

残るはハナだけとなってしまった。

 

彼女はメッセージのレスポンスも良く、毎日きちんと連絡をしてくれた。

メッセージのやり取りの安定感と楽しさは以前のティーを彷彿とさせるほどである。

 

次の旅の目的はほとんどハナのみになってしまったが、昼のデートの約束はすでにしている。

よくよく考えてみると、次回旅は短いスケジュールでの弾丸旅行のため、ハナ一人を相手にするくらいがちょうどいいかもしれない(負け惜しみ)。

 

レンジさんは、私の少し前の日程でフィリピン入りをし、すでに帰国している。

この旅はマルコの日本襲来のための服やスーツケースの爆買いに付き合わされ(支払いは当然すべてレンジさん持ち)、夜遊びもミユキに全力を注ぐものの、ミユキの鉄壁具合に一進一退、3歩進んで3歩下がるを繰り返しただけの実りない旅だったようである。

 

それどころか、すぐ近くにまで近づいているマルコの日本襲来を前に、気が重くなっていく一方のようだ。

私とレンジさん。

どちらか一方がうまくいっていないときは、だいたいどちらかはうまくいっている場合が多いが、珍しくこの時は両方ともうまくいっていなかった。

 

しかし次回旅、私のフィリピン物語は急展開を迎えることとなる。

 

 

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

4 コメント

  1. お二人に触発され先日初めて526に行って来ました。
    噂通りのお店で、特に最初の子は顔良し、スタイル良しの2拍子(←性格は??)揃った、外見はほぼ完璧な子でした。

    ただどの子も落とせそうな気配すら感じる事なく、敗北感に押し潰されそうになりながら1セット終了 笑

    私には路地裏KTVの方が似合ってます。。。

    横のお客さんが頼んでた宮崎牛がとても美味しそうでした 笑

    • □□1さん
      そうなんです!どうにかなりそう感がないのはすごくよくわかります!
      宮崎牛ですか…実は値段も知らずにシャイニーにねだられて注文したのは秘密ですよ…2500ペソするのも秘密ですよ…

    • 初526、お疲れ様でしたー
      疲れますよね。
      でも、数年前まで女性達の無愛想さは最悪でしたが、近年はだいぶまともな接客になって来たと思います。
      ただし、その店よりもよっぽどクオリティのある女性が、激安店にもポロポロと…そんな掘り出し物に出会えるから楽しいのもありますけどw

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