[オノケンブログ前回のあらすじ]
LAカフェにはたくさんのフィリピーナがいますが、タイプ次第で本当に楽しい場所になると思います。本当に多くの外国人もここに癒しと刺激を求めてやってきます。2名と同時にデートに行くことは可能なのでしょうか?
LAカフェで見つけた2人のフィリピーナとデート。初ディビソリアに行く
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[LAカフェで元日本代表選手と出会う!?そしてディビソリアで悲劇が起きる]
私(心の中)「お、お前は!!??さ、澤穂希?いや、そんなバカなことがあるわけはない。元日本代表女子サッカー、エースの澤穂希がこんな動物園のゲージ内にいるわけがない。単に似ているだけだ。それにしても似ている」
私たちに声をかけてきたのは、澤穂希に激似のフィリピーナであった。
サワ「ディビソリアにはよく行くし、2時間一緒に行くだけで1000ペソくれるんでしょ?いいわよ私が行ってあげる」
そうだ、澤穂希がこんなことを言うわけはない。
レンジ「...ぐるっと回ってみて、サワ」
サワは私たちの前でくるっと回ってみせたが、残念ながらどの角度から見ても写真映えがするとはまったく思えない。年齢は30代どころではない。40代は確実に迎えていることだろう。
ただ、周りのフィリピーナたちは、例え2時間ディビソリアでガイドをするだけであったとしても1000ペソでは絶対に行かないといった様子である。
私「レンジさん、どうします?サワにしときますか?周りのフィリピーナは1000ペソでは到底ガイドしてくれなさそうですし。1000ペソっていったら、フィリピンの平均日給の倍でしょ?それをディビソリアに2時間行くだけでもらえるのに、なぜそれが理解できないんでしょうかね。僕らの周りにいるフィリピーナたちがこの2時間で1000ペソ以上の稼ぎがあるなんて思えませんし」
レンジ「確かになぁ。2時間のガイドだけに1000ペソ以上は出す必要ないしね。絵にはならないけどサワにしとくか」
こうして私たちはサワを連れてタクシーでディビソリアに行くことにした。
タクシー内ではサワの生き様を話してもらったが、やはりそこに“サッカー”の文字はなかった。
LAカフェの住民にならざるを得なかった過去や現在のサワの事情を聞くと、同情する気持ちは芽生えたが、サワはそれでもなお明るい。
フィリピン人の多くの人はそれぞれに問題を抱えているが、それでも彼・彼女たちは明るく楽しく日々を送っている。これをどう受け取るかにもよるが、少なくとも私はそんなフィリピン人が好きである。
さて、私にとっては初のディビソリアに到着した。
[サワの後ろ姿。写真映えしそうにない貫録の後ろ姿である]
以前レンジさんが行った時はディビソリア全体がセールの日だったらしく、数十分身動きが取れなかったほどに人が多かったようである。
レンジさんが言うには、今日はその時に比べると平日であるため、大したことはないようである。それでも少し狭い道になると、進むのが困難なほどに人が多かった。
[買い物をするサワ。パラソルと同じ色の服である]
特に買いたいものを決めてきたわけではないが、私は結局人通りが少ない店でタンクトップを2着購入した。
その他の場所においては買い物をゆっくり楽しむことができそうにないほどに人が多かった。
私「いやぁ、人が多いですねぇ。ゆっくり買い物するならまだバクラランの方が僕はいいですね」
レンジ「まぁね。まだバクラランの方がなんぼか人は少ないかな。だいたい値段も一緒でしょ?」
私「そうですね、ざっと見た感じだとバクラランと同じような値段ですね。ただ、ハリソンプラザもそれなりに安かったので、大量に買い物するならともかく、ちょっとした衣類などを買うだけならハリソンで十分ですかね」
レンジ「まぁそうだね。タクシーだと地味に時間もお金もかかっちゃうしね。あとバクラランもディビソリアも両方多くの店が屋外だから見て回るの暑くてたまらないね」
私「ですね。元々暑いのに人の熱も加わって暑すぎますね。タンクトップでも死ぬほど暑いです」
レンジ「確かに暑すぎるな。喉が渇いた。ビール飲みたい。もう既に帰りた...わ!!!!」
急に大声を上げたレンジさん。
びくっとしてレンジさんの方を見ると、どうやらレンジさんは溝に足を突っ込んでしまったようである。
しかも極上に汚い溝に。
レンジ「うおー、びっくりした。死んだかと思った」
私「大丈夫ですかレンジさんってうおっ!!きたねぇ!!くせぇ!!」
レンジ「なんでこんなところに溝が…」
私「きっと日ごろの行いが悪すぎて天罰が下ったんじゃないですか?」
レンジ「俺の日ごろの行い悪くないじゃん!!」
私「日本では知りませんが、少なくともここフィリピンではマルコ、マリー、ザリといずれも極上に良い女3人と付き合って、その全員に
“日本に♪ナンバーワンにならなくてもいい、もっともっと特別なオンリーワン♪って有名な歌があるけど、お前は俺にとってはナンバーワンでオンリーワン”
みたいなこと言ってるでしょうから、その罰です。そのくらいで済んでよかったと思いましょう」
レンジ「言ってねーわ!!」
私「そのくらいは言っていると思ってました。それにしても汚いし、くせぇ!!うわー逃げろ~」
人の不幸をケラケラ笑っていた私にも3日後、この何倍もの天罰が下るのであった。