ロビンソンモールの裏ボス、アマンダの店を出て、そのまま一旦ホテルに戻った。
ホテルに戻ったとき、フロント嬢がかわいい女の人に交代していた。
レンジさんのレーダーは敏感にそれを察知し、即座にその受付嬢に接近した。
レンジ「名前聞いてもいいですか?もし時間があれば、一緒にディナーいきませんか?」
私(心の中)「はやっ」
名前を聞いて、デートの約束まではしていないようだったが、さすがレンジさんである。
よくレンジさんは
レンジ「オスとしては生まれたからには、種を残す行為は本能であり、使命である。我は本能に従い、使命を全うする。」
と単なるスケベ宣言をまるで何かの哲学のように言っている。
実はレンジさん、私が到着するまでに彼女2(マリーではない)とかなりお楽しみだった様子にも関わらず、衰えることなきそのオスっぷり。
30を越えてくるとオス具合に衰えが見えてくる。20台前半までの常に女性をメスとして見るようなあの若き日々はどこへと感じることもしばしばである。
レンジさんは私より3歳年上だが、衰えが見えない。いや、これでも衰えているのかもしれない。
だとすれば20台前半の頃のレンジさんは、きっと
歩く淫乱
と呼ばれていたことだろう。
一旦部屋に戻った。
私「いやー、レンジさん!受付嬢かわいかったっすね!」
レンジ「確かにかわいかったね!」
私「ただ、モール行っても、町歩いても美人全くいませんよ!ほんとにそんなにかわいい人いるんですか?」
レンジ「夜からだよ。かわいい子は昼間は寝てるからね。」
私「ほほう。」
期待に胸とオス印を膨らませながら、それからしばしの休憩後、夜の町へ繰り出した。
フィリピンは年中通して暑い。
昼はだいたい31~32℃ほどだが、日本の夏ほど暑くはなく、湿気も少ない。
日本で言うと暑い時期は19時くらいから暗くなってくるイメージだが、フィリピンは18時にはほとんど真っ暗である。そして気温は夜は半袖だと寒いと感じるときもある。
レンジ「ここでちょっと飲んでから本格的に繰り出すか!」
ホテルを出て少し歩いたところにある、外に面した大きい屋台のようなお店。
衛生的に食べ物食べたら、半日はトイレとお友だちになれそうなローカル感。
さすがに食べ物は注文せずに飲み物のみを注文した。
さすがはローカル。小さい瓶ビールが50ペソほど。すごく安い。
2本ビールを飲み、ちょうど気持ちよくなったところで、さていよいよ夜本番である。
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