帰りのタクシーの中での会話。
私「いやー怖い空間でしたね」
レンジ「実は俺も最初行ったときは殺されると思った」
私「でもよかったんですか?せっかくガイドしてもらって… とんでもなくスタイルが良い人いましたし」
レンジ「俺、マニラへ初めて来てから何年かたつけど、一度もああいう場所で交際相手を探したことないよ。」
私「まじっすか。やっぱり危ないんですかね?」
レンジ「うん。怖いよね。あと俺、潔癖だし。」
私「潔癖?嘘でしょ。それならもう少し清潔感のある体型目指しましょうよ。それはいいとして、そういう類の店が多いから、けっこうお世話になってると思ってました。」
レンジ「いやいや、ないない。それと、あーいうところで相手をさがしてもなあ。日本でいいじゃんって思うし。ただの観光で見るだけならおもしろいけどさ。」
レンジ「オスとして生まれたからには種を残す行為は必要だし、使命だけど、そこに愛がなけりゃなんか違うんだよね」
私「なるほど」
レンジ「もっと大事なのは男として、一人の女性を口説き落とすこと。そして、向こうにしっかりと愛がある状態で交際すること。もちろんこっちの方がお金も時間も労力もかかるし、どれだけアプローチしてもだめなときはだめだしね」
私「お互い外国人同士ですしね」
レンジ「うん。ただ、色んな苦悩や苦労があってようやくこっちを振り向いてくれて...この時の燃えあがりようは日本の比じゃないよ」
私「なるほど!!」
レンジ「やっぱり外国人同士っていうのは壁はまず高い。ただ、フィリピーナってけっこう外国人と付き合ってる子が多いよ。もちろん日本人もいるし、中国人、韓国人、アメリカ人とかいろいろだよ。駐在さんが最強だけどね、俺の兄貴、ははっ!」
レンジ「でも考えてみて?昨日までの自分が外国人と付き合うことなんて想像できた?男として外国人の彼女を持つって一つの夢じゃない?」
レンジ「そんな夢を叶えることがこのフィリピンではできるんだよ。さあ君も!!俺と同じように外国人と誠実に付き合う夢を叶えてみないか!!?」
私「し、師匠!!」
レンジ「弟子よ!!」
こうして私達のタクシーはホテルへと到着した。
次回 フィリピン女性と結婚!?フィリピンパブでの出会いから結婚に至るまでと現在。