[レンジブログ 前回のあらすじ]
クリスマスイブのマニラ。ザリとディナー。そして、そのあとは一緒にホテルへ向かうことに。
[前回の記事]
【レンジブログ85】クリスマスイブにフィリピーナと中華料理ディナー。その後の展開は。
クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。
レンジブログを始め(序章)から読んで頂けると幸いですm(__)m
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
レンジブログ第一章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ
レンジブログ第二章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ51】マニラのフィリピーナが初めて日本の地方都市に来る
レンジブログ第三章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ71】マニラでビジネス開始。フィリピーナのコンサルティングで法人設立。
また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m
【レンジブログ86】クリスマスイブにフィリピーナとホテルで過ごす。初ゴールなるか。
クリスマスイブの夜、マニラの街。
レストランを出て、ホテルまでザリと二人で歩いてきた。
[リヴィエラマンションホテル外観]
エントランスのホテルスタッフが私達に声を掛けてくる。
ザリはバッグの中を探し、自身のIDを差し出そうとする。
しかし、私はそれを制止する。
私「No need. You’re my companion.」(必要ありません。君は同伴者です。)
スタッフは二カッと笑い親指を立てて、そのままエントランスの扉を開いてくれる。
ザリは私の言動と、彼女に対する私の信頼が嬉しかったらしく、さらに強く私に寄り添ってくる。
エレベーターを二人で待つ。
カウンターへ目を向けると、受付スタッフの女性達が私をニヤニヤと見ている気がした。
彼女たちともすでに顔なじみで、世間話をすることもある。私が現地女性と親しげに一緒にいるところを見て、何を思っているのだろうか。
そして、ザリとエレベーターに乗り、私の部屋のある階へ。
[リヴィエラマンションホテル館内写真]
エレベーターを降り、私の部屋に入る。
私「Please relax.」(くつろいでね。)
ザリ「Thank you.」(ありがとう。)
彼女はソファに座り、私もその隣に座る。
私「What do you drink?」(何か飲む?)
ザリ「Thank you. Water.」(ありがとう、水で。)
私は、冷蔵庫からミネラルウォーターを出し、グラスに注ぎ、ザリに渡す。
ここまでの一連の動き。私はどのように試合を展開すれば良いのか、正直なところ攻めあぐねていた。
時刻は午後11時を迎えようとしていた。そろそろ、キックオフか。
ザリはリラックスしている様子で、ニコニコと談笑に応じる。
彼女は待っているのだろうか。
試合展開は簡単かと思われた。しかし、こうもイージーにゴールへと向かって良いものなのだろうか。
[ホテル室内写真]
私はとりあえず、ロングボールで相手の出方を探ってみた。
私「Do you stay here tonight?」(今夜泊る?)
ザリ「…Yes.」(…はい。)
よしっ。やはり、彼女は待っている。
私「Do you take a bath?」(シャワー浴びる?)
ザリ「…No.」(…いいえ。)
ん!? どうした!? 違ったか!?
私「Are you okay?」(大丈夫?)
ザリ「…I’m okay.」(大丈夫よ。)
あれっ、急に攻め方が分からなくなった。私が先にシャワーを浴びるべきなのか?
それとも、もうベッドへ誘えば良いのか? わからない。
私「Can I take a bath?」(先に良い?)
ザリ「Sure.」(どうぞ。)
彼女は笑顔で答える。
私は一旦、落ち着くことにした。
着替えを持ちバスルームへ向かう。仕切り直しだ。
[バスルームの写真]
とりあえず身を清める。歯磨きも忘れない。
そして、前回ポニーとの試合の反省を活かし、バスタオル姿ではなく、部屋着に着替えることにした。
[参考記事]
【レンジブログ74】フィリピーナとホテルで試合開始、初代表戦でゴールなるか
ザリはこの間、何をしているのだろうか。私の出方を見定めているのだろうか。
私はムラムラする気持ちと同じく、緊張と不安も大きくなってきた。
バスルームを出ると、ザリは特に何もせずソファに座っていた。
部屋着姿の私に笑顔を見せる。
私はもう一度、彼女に「シャワーどうぞ?」と声を掛ける。すると彼女は「もう家で入ってきたから、いいの。」と言う。
なるほど、そういうことか。
よっし。
それでは、一服させて頂いた後、直接ゴールを狙える位置、こちらのセットプレイから始めさせていただきます。
私は、薄いゴム素材の防具の位置を確認する。財布の中にあるし、ベッドから少し距離があっても、大丈夫だろう。
[まだ乱れていないベッドの写真]
私はタバコの火を消し、ベッドに座り、彼女に声を掛ける。
私「Come here Zalih.」(こっちにおいで、ザリ。)
ザリは笑顔で私の横に座る。
さぁ、審判の笛が鳴った。
私は彼女に囁く。
私「I love you.」(愛してる。)
ザリ「I love you too.」(私も愛してる。)
私「Can I kiss you?」(キスして良い?)
ザリは小さく頷く。
その後の詳細は、ここでの記述は控えさせていただく。
ブスな30代日本人が、若いフィリピーナと交ろうとしている絵。多くの人は、知りたくもないだろう。
大きくショートカットさせて頂く。
[以下、下ネタが連続します。下ネタが苦手な方は閲覧をご遠慮ください。いやいや、大好きだという方のみどうぞ。]
とりあえず、私にとっては理想的なボール回しから試合に入れたし、私の代表戦初ゴールは確実だと思われた。
大雑把に説明すると、私たちはいわゆる「A」と「B」を終え、「C」へ向かおうとしていた。
そして、彼女のゴールマウスは目の前。
よっし、この位置、この角度だ。エリアの外から豪快にミドルを突き刺して見せる!
彼女の体の下の方へ、ゆっくりと手を伸ばす。
ザリ「Stop!」(止めて!)
えっ!?
突然の笛に驚く。
私は、まったく触れてもいない。
オフサイドか?
私が放ったドライブシュートはゴールマウスにそのまま吸い込まれると思われた。
しかし、その直前に笛が鳴り、放ったシュートは豪快にポストに跳ね返された。そして、ボールはそのまま場外へ吹き飛んでいくほどの勢いだった。
彼女の反応に戸惑いながら、尋ねる。
私「Why?」(なぜ?)
ザリ「I’m virgin.」(初めてです。)
おっ、おう。
もちろん、相手が初めてであろうと経験があろうと、女性に優しく優しく接することは心がけているつもりだ。
代表戦初ゴールを前に、戦術を急いでしまったか? あるいは突破が強引すぎたのか? 何かシミュレーションでも取られたのか?
私「More kind?」(もっと優しく?)
ザリ「No.」(違う。)
私「What?」(何?)
彼女がここに来て、私を拒む理由がわからなかった。
彼女が初めての経験であれば、確かに臆することがあるだろう。
でも、安心してほしい、ザリ。私はあなたを大切にする。
再度、彼女のゴールマウスに迫る。
私「I love you so much.」(とても愛しています。)
ザリ「I love you too but I can’t.」(私も愛しています。でも、出来ません。)
えっ…。
ゴール前に、キーパーを含むフィールドプレイヤー全員で壁を作るほどの強烈なディフェンスに変わっていた。
ザリ「I mean I’m “Protestant”.」(私はプロテスタントです。)
ん? ぷろてすたん? …プロのテスター? 何の製品の?
スパイクか?
それとも新しいディフェンスシステムの呼称か?
ザリ「You know I’m Christian. That’s my faith.」(私はキリスト教徒。それは私の宗派です。)
おっ、おう。
何となく、キリスト教に係る単語だとはわかるが、その深い意味についてはわからない。
どう言う事だ?
『キリスト教 プロテスタント 初試合』
これを今すぐググりたかった。
私は、日本史ですらその難解さに絶望し、高校時代は「地理」を選択した生粋の歴史バカである。
この時も、「プロテスタント」という言葉は何となく聞いたことがあるという程度だった。
彼女の説明ではおそらく、
『彼女は、正式に「結婚」をしなければ、そのような関係を持てないという。つまり、彼女は「結婚初夜」まで貞操は守らなければならない。』
ということだった。
(後に知るが、キリスト教と言っても多数の宗派があり、カトリックやプロテスタントの中でも更にいろいろな宗派がある。また、家族内でも宗派が違ったり、その人個人でも信心深さや考え方は様々であったりするようである。)
よーし、よしよし。OK、OK、OK。彼女の言い分はわかった。
しかし、二人はすでにベッドの中、愛し合っているもの同士。試合は始まっている。
こちらはすでに我慢汁で水たまりが出来るほどの状態であったし、ここまでのビッグチャンスはもう訪れないかもしれない。
今度はもう少し男らしく、再度チャレンジを試みる。
もう一度、「A」からスタートし、「B」へ。
ザリは、恥ずかしそうに、小さく喘いでいた。
私「I love ブガッ you so much ブガッ.」(とても愛しています。)
私は大興奮、あるいは大混乱すると、言葉の端々にブタ鼻が鳴ってしまう。
ザリ「I love you Range.」(私も、レンジ。)
ザリは私の背中に爪を立ててくる。
私「Please ブガッ Zalih. I want ブガッ you ブガッ .」(お願い、ザリ。あなたがほしい。)
そしてもう一度、シュートを狙う…。
しかし、彼女は私の腕を強く掴む。
ザリ「Range, I’m so sorry. Again, I can’t.」(レンジ、本当にごめん、やっぱりダメ。)
私「Why? ブガッ I love you ブガッ so ブガッ much.」(なぜ? とても愛しています。)
ザリ「I want you but I can’t.」(私もあなたがほしい。でも、出来ません。)
私「ブガ、ブガッ、ブガガッ!」(あなたがほしい!)
興奮のあまり、ブタ鼻しか鳴っていなかった。
ザリ「I’m so sorry. But I really love you.」(本当にごめんなさい。でも、本当に愛しています。)
このとき、私を見つめる彼女の眼を見ると、私はそれ以上求めることは出来なかった。
そして、急に強い罪悪感が湧いてきた。
私のブスな欲望より、彼女の信仰と生き方、恋愛感を尊重するべきだ。その方が余程大切だ。
ザリ、本当に申し訳ない。私は極めて自分勝手で、あなたへのリスペクトが大きく欠けていた。本当に申し訳ない。
私「I’m so sorry also. I understand.」(こちらこそごめんなさい。理解します。)
ザリ「Don’t be sorry. It’s just my problem.」(あやまらないで。ただ私の問題です。)
彼女の表情は何とも言えず、とにかく愛おしかった。
私の都合で彼女の大切な気持ちを踏みにじるようなことはできない。
彼女の私に対する気持ちは純粋で本物だと感じたし、彼女も複雑な想いを持っているようだった。
異国の女性、異なる宗教、私たちは様々なことを乗り越えての恋愛が必要だ。私にはそれらの理解が未だ全く足りてなかったことを再度思い知らされる。
これで良いんだ。これで良かった。
私は、「私たちが結婚したら、ね!」と伝えると、彼女は本当に嬉しそうな笑顔を見せてくれた。
その後、ザリはシャワーを浴びると言って、着替えを持ちバスルームに入って行った。
そして、バスルームを出てきた彼女は、私と一緒にベッドに入る。すると、ザリは疲れていたのか安心したのか、すぐに寝入った。
私はその様子を見届け、一旦ベッドを出る。
その後、しばらくビールを飲みながら、デスクワークをした。
気付けば、日付は変わっており、クリスマス当日となっていた。
そして、眠気が出てきたところで、再びベッドの中に入り、ザリの傍へ。
その雰囲気を感じたのか、寝ぼけた彼女が私に寄り添ってくる。
この日の試合は、0対0のドロー。
私は一応、フル出場を果たしたが、またしても初ゴールは叶わなかった。
[次回あらすじ]
翌朝、クリスマス当日のマニラ。ザリと一緒に目を覚ます。
マジですか?ババエがホテルに、一緒に来たなら!okでしょう!私はわかりません!なんで❓❓
吉兼秀侍さん、コメントありがとうございます。
そうですね、色々な女性が居るようです。私もわからないことばかりで、日々勉強です!
レンジさん ジェントルマンです。?
マラテにいますか?
匿名さん、コメントありがとうございます!
最近私はマラテよりも、諸事情により、ケソンシティに滞在することが多いです。