フィリピーナ 面接 ktv

 

 [ウメブログ 前回のあらすじ]

クレマニのホレ担当ウメ。現在50代後半。約30年前からフィリピンへ通う超ベテラン。
日本のフィリピンパブ全盛期、出張先の横須賀でフィリピーナと出会う。時を同じくして、千葉県野田のフィリピンパブでもアプローチ開始。しかし、意外なところで繋がっていた!?
【ウメブログ13】横須賀と野田のフィリピンパブでパロパロがバレる!?

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

※クレイジーマニラでは、オノケンブログ、レンジブログ、ポットブログの三つのブログがメインコンテンツでした。そして、この度新たに『ウメブログ』の新連載がスタートしました。

 

 

ウメブログは約30年前のストーリーから展開しています。

 

前回は、日本でのフィリピンパブ遊びについて。

ウメさんのパロパロが遠いパブ同士でバレました。恐るべし彼女らのネットワーク。

当時から、マニラで繰り広げられるパロパロが日本でもあったようです。

 

それでは、ウメブログ14(第一章第12話)をスタートさせていただきます。

 

 

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【ウメブログ14】マニラ エルミタのスナックに行くと、まさかの人物が!

 

 

ーー当時はマニラの繁華街と言えば、エルミタ。

ダイヤモンドホテルの裏手からリサールパーク手前と、ロハス通りからロビンソン辺りに日本
人が遊ぶ店が集まっていた。

 


[マニラのエルミタエリア、写真は現代のもの]

 

ーー置屋遊びや学生のナンパにも飽き始めていた頃。

ジミーと呑んでいた時。

「ジミー、なんか面白い店ない?」

すると、

「日本人のカラオケバーは行かないの?」と聞かれた。

 

んー。

そう、この頃はなぜか、フィリピンに来てまで『日本風スナックのような店』に入る気がしなかったのだ。

多分、このパブスナック風のカラオケ吞み屋が現在のKTVに進化していったのだと思うが。

 

(私は丁度、エルミタ・マラテ・マカティにKTVが出始める頃、違う事(金髪)にハマっており10年ほどフィリピンに来ていなかった。

初渡比から約10年はフィリピン、約10年空いて、ここ最近また10年フィリピンに通うといった感じである。)

 

ーージミーとそんな話をしていたら、彼がどうしても「行ってみたい!」と言うので、「じゃ、行ってみる?」って事に。

 

確か店の名前は『あざみ』。

外見はそのまま日本のカラオケスナック風だった。

 

中に入ると、「いらっしゃいませー」と日本語で歓迎された。

おーっ、日本のフィリピンパブだ。

それほど大きい箱ではない。

在籍のフィリピーナはざっと20人程度。

 

マニラKTV 夜遊び「メラキ MERAKI」
[フィリピンパブのイメージ]

 

ーーママさん登場。

「女の子はどうします?」

「初めてで分らないのでお任せで」

 

すると3人の女の子が付き、ジミーが盛り上げ要因として雑談開始。

皆さん、結構日本語も巧く、美形も多い。

少しずつ探りを入れながら聞いてみる。

 

どうやらこの店のフィリピーナの半分位は、日本へ行った事が有るみたいだ。

なるほど……。

『まぁこれはこれで有かな』

と思い始める。

 

なんだかここでカラオケを歌い呑んでいると、ついフィリピンにいる事を忘れてしまう。

まさに日本のフィリピンパブにいる感覚。

もしかしたら、『ここは駐在員さんが日本を思い出しながら呑む店なのかもしれない』と思った。

 

当時は、今以上にフィリピンへ行くというのはかなり特殊で、イヤイヤ仕事で来ていた駐在員さんは多かったと思う。

 

ーーそして何度目かの来店の時。

いつものように「いらっしゃいませー」のコール。

んんん?

なんだか今日はフィリピーナが少ない。

 

暫くするとバックヤードから5人ほど新たに女の子が登場。

 

んんん?

まさか!?

おいおい、嘘だろう。

本当にまさかだ、半年ぶりになる。

 

向こうも気が付いたようだ。

アナセルだ!!

あの、千葉の野田のピンパブで出会い、真剣にアプローチをかけていた女性。

結局、横須賀の別のフィリピーナと同時多発的にパロパロがバレてしまい、それ以来は関係が切れてしまっていた。

 

フィリピーナ彼女 若い美女
[アナセルの似顔絵]

 

お互いに「久しぶり、元気だった?」と挨拶をして、ハグ。

彼女に、もう怒っている素振りは無かった。

 

ーーそして、ママさんにアナセルをつけてもらえるようお願いして、話を始めた。

最初は、あの時の事でいじられイジメられる。

私はそれに対し、

「本当にゴメンね、もう心を入れ替えて真面目になったから」

早速嘘である。

すると、

「シノガリン(嘘つき)、あなたが真面目になんてならないデバ」

おっしゃる通り!

 

ーーそんな話をした後、彼女に「なぜここに居るのか」を聞いた。

すると、

「日本からのリクエストを待っている。前の店に戻るか新しく来るリクエストを比べて、条件の良い方を選びたい」

とのこと。それと、

「田舎に帰ってしまうと、プロモーションがエルミタに在るので、呼ばれる度に出て来なければな
らない」

だからここで働いて、日本に行く準備をしながら待つという事らしい。

なるほど。

この店側と女の子の事情が合うんだな。

確かに日本語が上手い子が多い。

初来日を控えているフィリピーナも居るのだが、ここで接客業と日本語の勉強も兼ねているようだ。

 

ーーここで私にゲス神が降臨する。

そしてここからマニラでの遊び方が変わっていくのである。

題して、

『逆輸入大作戦』

である。完璧な作戦だ。

この頃のフィリピーナは、かなり真面目なカトリックが多く、20歳までは未経験を守ると言う子が珍しくなかった。

……それを他の日本人にパックンチョされる前に頂こうというものだ。

 

フィリピーナ 面接 ktv
[夜の職場の面接へ向かうフィリピーナ達のイメージ]

 

そう察しの良い読者さんならもうお分かりだろう。

『初めて日本に行くフィリピーナを、フィリピンで口説いて、日本で来るのを待つ』

と言う今までの逆のパターンを考えたのだ。

 

ただし、ここで口説いたフィリピーナが日本のどこに行くかは分からない。

私に会いたいからと東京に来る子もいれば、条件が良いからと地方へ行く子など色々。

ただし地方であれば、それはそれで楽しい。東京から向かえば、プチ旅行気分を味わう事が出来て、日本国内での楽しみも増える。

 

ーーところが、私の目論見とは全く逆になる出来事が起きる。

それはシンディ。

 

フィリピーナ彼女
[シンディの似顔絵]

 

この頃、付き合いも1年半が過ぎていた。

私からの毎月の仕送りにより、彼女の生活に不自由はない。

少しずつ日本語も覚えていた。

それに連れ色々日本の事を調べる。

すると色々な事が気になる。

段々と日本に行きたくなる。

 

私には負い目があった。

彼女には、元々多少嘘を付いて日本行きを阻止し、恋人にした経緯がある。

 

ーー結局、彼女はプロモーターと面接した。

即決定だった。

それはそうだ。

すごい美形で日本人好みの顔をしている。

 

ーー3か月後、シンディは東京にやって来た。

そこそこ日本語が話せて超美形、ファーストタイマー。

あっという間にNo1になった。

 

彼女は、

「東京は綺麗で楽しい街。そして優しいお客さんたち、みんな最高!」

同伴であっちこっち連れて行ってもらっているようだ。

 

彼女は、東京生活とタレントの仕事が楽しくて仕方ない。

稼ぎも相当あっただろう。

 




 

ーーシンディの来日、3か月が過ぎた頃。

 

彼女から、

「ねぇ、私と結婚してくれる?」

と。

予感はしていた。

しかし、結婚はできない。

 

それを伝えると、

「じゃ、金持ちのお客さんと結婚するわ」

と言う。

 

おっ、おう。仕方ない。

元々、経済的支援があった上での交際だ。

1年半の付き合いの中で、彼女に愛情は芽生えていたと思う。

 

しかし、シンディはお金と『日本人との結婚』が重要だった。

 

今まで私自身がやってきた事を、同じようにして他の日本人に寝取られる。

そんなことが自分に起こるとは露ほどに考えていなかった。

さすがに凹んだ。

とことん凹んだ。

 

 

ーーこの時点で、マリア、カーラとも別れていた。

今回、シンディとも。

 

そして、私の心に闇が広がり始める。

 

日本のフィリピンパブしか知らない日本の客に、

「はぐれメタルには全部ゴールを決めまくり、俺の中古を日本に送り込んでやる!」

と変な復讐心が燃えてきた。

 

(未経験の女性を『はぐれメタル』と表現している)

 

私は今後、今まで以上にフィリピンに通い、はぐれメタルをパックンチョし尽くすことに生きがいを求めるのであった。

 

 

[ウメブログ14 終わり]

 

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次話、ウメブログ15「復讐に燃える梅ちんはメタルハンターになれるのか!」

 

オノケン
クレイジーマニラ ライター オノケン
ウメさん、お疲れ様です! 私はこの2、3年のマニラしか分かりませんが、日本式KTVの前進がこの頃からあったのですね。逆輸入作戦、私はそれに気づかずに加担していたかもしれません。

 

レンジ
クレイジーマニラ ライター レンジ
ウメさん、お疲れ様です! ご先祖様も震えるような大作戦開始ですね。ウメさんの中のゲス神様がこれから猛威を奮うのでしょうか。これ以上にフィリピンに通うようになるとは恐れ入ります。

 

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ウメ
ウメは元経営者で、30年前からフィリピンへ通う超ベテラン。早期リタイア、二度の離婚、ネトゲ廃人も経験。クレマニのホレ担当。とにかく人に惚れやすい。都合が悪くなると逃げる、姑息な手段を使うなどゲスな一面も。

14 コメント

  1. ウメサン 本日も暑いなかご苦労様です♪
    当時は KTV・ショークラブ・ゴーゴーバーどこへ行っても訪日待ちの女性が多かったですね。
    初めての娘・再度ビザ待ちの娘 いっぱいでした。
    昔 仲良くなった娘が 日本の店へ来た際は 地方だったので一度だけ行ったこともありました。半年ごとに帰国し また元の店で働いていました。自分も マニラに行った際 帰国していれば 店へ行き指名してました。3年ほどして 「今度 日本で結婚する」と私に告げてきました。その後 4年ほど経ちますが 「別れた」とは聞いていないので 無事過ごしているのでしょう。
    また別の娘は やはり「結婚する」と日本へ行きました。しかし2年ほどして 「騙された。今 裁判チュー」と言って帰国している娘もいました。
    ウメサンに 食べ散らかされた娘に 日本人は沢山騙されているんですねorz
    自分も よく気をつけないとwww
    これからも 教訓よろしくお願いします。

    • ryokunさん
      いつもありがとうございます。
      やはりryokunさん同じような事をしていますねww
      結局逆輸入は少し成功しましたが、処女に当たったのは片手程度でしたw
      店側も驚いていました。
      ファーストタイマーの子なのに出勤当日にタレントの確認もせずに行き成りリクエストするのでw
      いやいやryokunさんが食い散らかした後なのでは?ww

      引き続きよろしくお願いします。

  2. こんにちは

    シンデイとの別れからウメさんはパックマンに変身するのですね!

    素晴らしい精神でよだれが出ます。

    私は中古ばかりですよ~

    とほほ

    • 匿名さん
      コメントありがとうございます。
      パックマン作戦をするのですがそれ程の成果が出ないままフィリピンライフを過ごしていましたw
      当時が良かったのか今が良いのかは判りませんが人それぞれに苦い思い出、楽しい思い出がマニラにはあると思います。
      その思い出がよみがえるようなブログを書いていきたいと思います。
      これからも引き続きよろしくお願いします。

  3. あの頃のスナックというかKTVには来日予備軍がたくさんいましたね。その子たちと出発前の数カ月一緒に過ごすのは皆あったんだなぁと読んでいて思いました。あまり派手には動きませんでしたけど、それなりに美味しい思いも失敗したりもしましたよ( ̄▽ ̄;)

    当時プロモーターと商社がつながっていることもあり面接を見学させてもらいましたけど、日本に行きたいというどん欲さとお金稼ぎしたい度とあと見た目で決めていたみたいのところがありましたね。簡単に日本行って行方不明になるとかはあってはならないですからねw

    そうかぁ、日本に来てた女の子はみんなウメさんのお手付きかぁ🤣兄弟になってないか・・・あ、でも、ピンパブに行っていた時期が違うかもですね😆

    これからの話が闇の伝説となっていくんですね!楽しみですw

    • Ackieさん
      こんばんわ^^
      やはり現地でAckieさんも経験しましたかw
      いやーー結果大して収穫はなかったです^^;
      何人かは日本で会いましたが。

      引き続きよろしくお願いします。

  4. ウメさんいつもお世話になっております。改めてウメさんのプロフィール読んでホレ担当、、、ん?ホレ担当???と二度見してしまいました。ホレ担当と言うよりかはホレラレ担当?笑。どうしても自分の不毛地帯化したピナ経験と比較してしまいこれだけの女性から結婚を懇願されるのだから(しかも絶世美女シンディさんからも!)もうホレラレ担当で間違いないでしょ!と思った次第でした笑。

    • かーわんさん
      こんばんわ^^
      いやいや惚れ担当です。
      取り合えず今は成功した話ですが、アタックして玉砕したことの方が圧倒的に多いです。
      それと遊ぶお金があったのでそれ目立てもババエも多かったと思います。
      とてもモテてるって感覚は自分にはありませんでした。

      引き続きよろしくお願いします。

  5. ウメさんこんばんは。酒癖、女癖、博打癖、この三つの癖の悪さは、死ぬまで治らない。この三つの癖の悪さに泣かされた奥さんが、言った言葉が今、このブログを読んでわかる気がしました。😆

    • 小虎さん
      こんばんわ^^
      確かにこの三癖は病気ですね^^;
      私は女癖だけですけど最初の嫁には「あんたは女の事に如才ない人ね」って言われてました。
      かなりの嫌味を込めて。
      そんな私も最近は若い嫁を貰い今の所真面目に生活をしています。

      引き続きよろしくお願いします。

  6. ウメさんこんばんは。
    私も初めの頃は一緒に行っていた先輩達が、エルミタの今でもある、ソリエンテというホテルだったので、その近辺で飲んでました。
    また、そのホテルから徒歩30秒ほどの所にあった、GINZAというスナックに行ってましたね。

    初め誘ってくれた先輩は、お店の女の子と結婚しました。
    今では、マニラで泊まる時はロビンソン付近のホテルになっていますが、今では楽しい思い出です。
    今後の話しも懐かしい記憶が甦るものとなるのではと楽しみにしています。

    • ターシャさん
      こんばんわ^^
      そうですか。
      日本に来る前に現地の店で嫁を探すのは良い作戦ですね。
      日本に来て擦れる前にゲットできるのは当時現地に通っていた特権ですしw

      引き続きよろしくお願いします。

  7. ウメさんお疲れ様です。
    身体は大丈夫なのですが、
    相手は車でキズ、ヘコミ少々、自分は原付で任意保険に加入していなかった為
    日々日々請求金額を待ち怯えております。

    さてさて、逆輸入作戦とても素敵です。
    シンディーさんとは残念ですね。
    アナセルさんとも今後色々ありそうで楽しみです。
    今後の登場人物も楽しみにしています。

    • toshidesuさん
      お疲れです。
      原チャでも自賠責は使えて結構な金額が出るので、問い合わせしてくださいね^^

      色々と彼女とは別れるのですが目げませんw

      今後も引き続きよろしくお願いします。

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