さて、今回は英語の「リスニング能力」を高める方法に関する記事です。
もちろん、ここでも「英語を話す外国人の恋人を作る」という最適解だけの内容ではありません。
今回もまじめな記事です。
一体、どのような方法で訓練すればその能力を効率よく高めることができるのか、クレイジーマニラから推薦する方法をご紹介します。
【英会話】絶対おすすめ! 英語のリスニング能力を劇的に高める方法とは!?
以下、この記事の目次です。
- なぜ、ネイティブの発音が聞き取れないのか
- どのようにリスニング能力を鍛えればよいのか
- おすすめリスニング勉強本
- あとは実践あるのみ!
学生時代から英語の勉強は遠ざかっている、大人になり英語が改めて必要だけど、という方へ向けた内容になっています。
皆さまの「英語学び直し」に少しでも助けとなれば幸いです。
スピーキング能力については、以下の記事を参照してください。
【英会話】絶対おすすめ! 英語のスピーキング能力を劇的に高める方法とは!?
なぜ、ネイティブの発音が聞き取れないのか
英会話のリスニング能力については、色々な要素があります。単純に語彙力が足りない、文法を知らないなどはこちらでは触れません。
あくまでも多くの日本人は、相当な英語基礎力を備えています。長年の英語教育の中で、例えば定期考査ではリスニングの問題がありましたし、センター試験などにもその項目はあります。
しかし、いざ会話となるとスピーキング同様、リスニングも多くの方が苦手としています。
なぜでしょうか。
スピーキングに関する記事でも簡単に紹介しましたが、新たな言語を習得する際、人間は年齢が上がるにつれて「耳から」ではなく「口から」になっていきます。
大人になった場合は、自ら発音が出来ない音を、聞き取ることは大変難しいのです。
つまり、自分の口で発音できると、その音を聞き取ることが出来るようになります。たとえ長く難しい英文でも、自分で発音できると、それを聞き取って理解することができるのです。
ここで触れていくのは、
①スピーキング(発音)を練習すること
②英語の略した形の発音を知ること
この2点について、紹介していきます。
どのようにリスニング能力を鍛えればよいのか
まず、①スピーキング(発音)を練習すること、についてです。
これはシンプルで、英単語本や瞬間英作文などで付属のCDに習い、同じように発音する練習です。
自分の口の中で音が作れるようになると、今度は他者の発するその音を聞くことが容易になっていきます。後述しますが、英語の略した形の発音も自ら発声できなければ、聞き取ることは難しいでしょう。
つまり、スピーキング能力(略した英語も含め発声できる能力)が上がることでリスニング能力が劇的に向上します。
そして、②英語の略した形の発音を知ること、についてです。
英語の略した形の発音とは、リンキング(連結)、リダクション(脱落)、フラッピング(変音)の三種類の略され方です。
リンキング(連結)については、例えば
Thank you(サンキュー) のように、単語の間のkとyを連結させて発音することを指します。
他にも、Get it(ゲリッ)やIf you(イフュー)など、リンキングには様々なパターンがあります。
そのすべてをここで紹介することは難しいですが、まずは代表的なリンキングの例を知っておくことは、リスニング能力を高める上で一番に必要なことでしょう。
続いて、リダクション(脱落)については、主に単語の最後が子音で終わる単語でよく表れます。
例えば、interesting や everything の最後のgを発音しない(もしくはほとんど発音しない)ということがリダクションに該当します。
また、Take care(テイケア)など、単語同士の間でもリダクションが起こる場合もあります。keとcなど似ている音同士が続く場合は省略されて発音されます。
そして、フラッピング(変音)とは、例えばbetter(ベラー)やwater(ワラー)などのように、tの音が日本語のラリルレロのような音に変化することです。
ここまでで、多くの日本人はピンと来ると思いますが、おそらく学校ではこれらを入念に教えてくれたことはないと思います。
日本の英語教育は、このような英会話のリスニングスキルを満足に教えず、謎の長英文読解力をひたすら磨こうとしています。悲しい現実です。
しかし、大人になってからでも全く遅くはありません。その英語の略形発音パターンを知り、それらを自ら発音できるようになれば、今からでもきちんとリスニングできるようになります。
とにかくリスニングの基本は、リンキング(連結)、リダクション(脱落)、フラッピング(変音)の三つをきちんと把握することです。この略され方を知らなければ、リスニング能力はいつまでも向上しないでしょう。
そして、自ら発音すること。繰り返しますが、リスニング能力はスピーキングを鍛えることで向上していきます。
おすすめリスニング勉強本
英語の略した発音を集中的に勉強するには、以下の「CD付 英語リスニング これが最後のやり直し! (DHCライブ講義シリーズ)」をおすすめします。
こちらの本では、常用するほぼすべての略形発音を繰り返し学習することができます。講義形式のCDが付属しているので、これを聞きながらでも十分に学習できます。
リスニングを勉強し直す際には、大変おすすめする一冊です。
とにかく、リンキング(連結)、リダクション(脱落)、フラッピング(変音)をしっかりと学び、発音練習することで、リスニング能力は確実に向上します。
また、英会話自体のリスニング練習をしたいという方へは以下のシリーズをおすすめします。
「英語高速メソッド 日常英会話集〈Vol.1〉」という本で、他にも同シリーズで旅行英会話編など多様なものが出版されています。
こちらは、「高速メソッド」なるものが提唱されており、付属のCDで主にリスニング学習をしていきます。
日本語訳の後に、倍速の英文が読まれ、そのあとに通常速度の英文が読まれます。
そして、文節ごとにそれらを繰り返すことで、通常速度の英文のリスニングが容易になると言うものです。
自分の耳を英語に慣らしていくには、大変おすすめする学習方法だと思います。
また、語彙に不足がある、もっと勉強したいということであれば、例えば同シリーズの「英語高速メソッド 旅行英会話集」もおすすめします。
実際の旅行でも使えるシチュエーションが多数収録されているので、海外旅行へ行く際などおすすめします。
とにかく、こちらで書籍を紹介していますが、あくまでもそれぞれしっかり「発音」して練習してください。CDを「聞くだけ」では、リスニング能力は向上しません。
再度繰り返します。
自分の口でその音を作れるようになって、「リスニング」することができるようになります。スピーキングができてこそ、リスニングです。
あとは実践あるのみ!
スピーキングとともにリスニングにも自信が出てくれば英会話を楽しむことができます。
「実際に英語を使う」場面を増やしていきましょう。日本のフィリピンパブや現地のKTVにどんどん行きましょう。英会話の実践、どれもお金が必要なのである意味「留学」と同じです。
やはり、実際の会話以上の教材はありません。いろいろな人と会話してみましょう。
イギリス英語、アメリカ英語など発音に細かい違いがあるように、例えばフィリピン英語も多様な発音が飛び交います。
特にフィリピンでは、小学校から英語による授業がある、英語教育が充実していると言うことで、多くのフィリピン人は英語をしゃべることができます。
フィリピンでは英語は公用語ですが母国語ではありません。そのため、人それぞれ独特の言い回しや不可解な文法、発音の違いなどが多く見受けられます。
こればかりは、いろいろな人と会話を経験するしかないでしょう。
多くの人とコミュニケーションを取りながら、リスニング能力をさらに高めていきたいものです。
改めて紹介、おすすめの英語リスニング学習本です。
「CD付 英語リスニング これが最後のやり直し! (DHCライブ講義シリーズ)」は、略形発音を繰り返し学習できる本です。
まずは、こちらでリスニングの基礎力を固めましょう。
続いて、英会話自体のリスニング練習をしたいという方へは以下のシリーズをおすすめします。
付属のCDは、例文の日本語訳の後に、倍速英語、通常速度英語という順で構成されています。リスニングを英文で勉強したいときにおすすめです。
また、語彙に不足がある、もっと勉強したいということであれば、例えば同シリーズの「英語高速メソッド 旅行英会話集」もおすすめします。
以上、英会話のリスニング能力を高める方法についての記事でした。
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