さて今回は、「英会話力向上」についての記事です。
決して「英語を話す外国人の彼女を作る」という最適解だけの内容ではありません。
日本の英語教育に一石を投じるかもしれない、真面目な記事です。
【英会話】絶対おすすめ! 英語のスピーキング能力を劇的に高める方法とは!?
以下、この記事の目次です。
- なぜ、日本人は「英語を話せないのか」
- どのように勉強すれば、しゃべれるのか
- おすすめスピーキング能力の勉強本
- あとは実践英会話あるのみ!
「英語」は世界中の人とコミュニケーションを取るには必須のスキル。フィリピンパブ、KTVではもちろん、近年日本の多くのオフィスでも必要となってきました。
しかし、多くの日本人が「英会話」を苦手としています。
長年英語を勉強してきたはずなのになぜ「話せない」のか、どのようにすれば満足に会話が出来るようになるのか、以下は、「40歳からでも遅くない!」、大人の英会話初心者の方へ向けた内容になっています。
「外国人とのコミュニケーションを苦手としなくなる」、まずはそのようなレベルの英語力を目指す方へ向けた内容です。
なぜ、日本人は「英語を話せないのか」
多くの日本人は、公教育にて「英語を活字で読める、書けるようになる教育」を受けていますが、「英語を実際に話せるようになる教育」は受けていません。
大学受験を思い浮かべてほしいのですが、「英語長文読解能力」こそが英語力の優劣だと思い込ませるような教育を私たちは学校にて長い間受けてきました。
日本の英語教育では、確かに英字新聞を読めるようになるかもしれません。
しかし、その長文をいざ会話で口にできるのかと言うと、決してそのような教育やトレーニングは受けていませんので、当然実際の英会話でもたった少しの英文も出てきません。
また、日本では、無駄に多くの「英単語」、「英熟語」、「英文法」なども一生懸命覚えさせられます。
実際の英語のコミュニケーションで最も大切なのは「発音やイントネーション」にも関わらず、そのスペルや意味を暗記第一とした教育です。
多くの日本人は英語の読み書きとある程度のリスニングはできますが、いざ「話す」となると全くそのトレーニングをしていないために当然話せません。
最も大切な「話す」ことだけ、なぜか学校でほとんど教わってないのです。
もちろん、英会話には最低限の英語の文法を知っていることは前提です。また、現教育においても、かなりの語彙力と読解力だけは備えられます。
もし「筆談」による英会話であれば、多くの日本人は相当な英語力があるでしょう。しかし、求められる能力はそういうことではありません。
お互い顔を合わせ英語を口にし、どれだけ円滑にコミュニケーションが取れるのかが重要です。
実際に外国人と話すとわかると思いますが、多くの日本人はちょっとの英単語ですら発音すると、「What!?」と聞き返されると思います。
「英会話」では、英単語はそのスペルよりも「発音」が何よりも大切なのです。
例えば飛行機内で、「Water (水)」ですら注文時に通じない。あるいは、座席シートを少しだけ倒したいのに後ろの人に伝える英文がとっさに出てこない。
何のための英語教育だったのか、悲しくも長年の学生時代を恨むほどです。もちろん、それらは全くの無駄ではありませんでしたが…。
もし、高校入試やセンター試験、その他入試制度に「ネイティブ英語による面接」なるものが一般的であれば、おそらく日本人の英会話力は多いに向上するのでしょう。
試験実施側は大変でしょうけど(^^!)
また、スピーキング能力の他に、「リスニング能力」についても別記事で詳述しますが、例えば「英語の略形なるものの発音」を学校で深く勉強したことがあるでしょうか。
この略形を知っているだけでもリスニング能力は劇的に向上します。
どのように勉強すれば、しゃべれるのか
それでは、どのように英語を勉強すれば、自在にしゃべれるようになるのでしょうか。
それには二つの要素が必要です。
「発音」と「英作文力」です。
「発音」については、分かり易いと思います。例えば、英単語本なら簡単なものでも良いと思います。発音記号を見て付属のCDを聞きながら、実際に口に出して練習するしかないと思います。
学校では、そのスペルが重要視されてきましたが、大人の英会話では正しく「書く」よりも、正しく「発音」する能力が必要であることがわかると思います。
例えば、「street (通り) 」を「ストリート」とカタカナ発音していてはなかなか通じません。
日本語にはない、母音のない音と巻き舌発音を発動しなければ、「sutoleeto」と相手には全く別の言語の単語だと思われてしまいます。
また、単語については発音のイントネーションも大変大切です。発音が多少悪くても、イントネーションが正しい位置であれば、通じるかもしれません。
発音の能力は、大人になってしまった今でも十分に高めることが出来ます。ここは地道な努力と実際の会話経験が必要なところでしょう。
そして、「英作文力」です。
例えば、先ほどの例の「すみません、シートを少し倒してもいいですか?」 これをすぐ英文にできる日本人は多くないと思います。
答えの例は「Excuse me, (would you) mind if I put my seat back?」になります。
簡単に「Excuse, Could I recline?」でも良いでしょう。
発音はともかく、私自身、以前はこのような簡単な日常の会話文ですらとっさに出てきませんでした。
おそらく多くの日本人が、簡単な「英作文」を脳内で作成し、それを瞬時に口に出すというトレーニングをほとんどしてこないまま大人になってしまっているのです。
日本の英語教育では、その最も大切なことに触れず、謎の「長英文読解力」を競い合い続けているのです。悲しい現実です。
したがって、英語をしゃべる、会話に困らないようにするには、
①簡単な「英作文」を脳内で作る。
②それを瞬時に口にする。
これをしっかりと反復練習することで、英語による会話で言葉に困ることは劇的に少なくなると思います。おそらくどの言語を学習する際でも同じことが言えるでしょう。
始めは、短い簡単な英文を練習するだけで良いです。長い複雑な会話文も、結局は短い英文を組み合わせているだけです。したがって、基本的な英文を練習していれば、長い会話も問題なく話せるようになります。
ここまでで、いわゆる「聞いているだけでしゃべれるようになるCD」と言った教材では、絶対に会話できるようにはならないことが明白だと思います。確かにリスニング能力は高まるかもしれませんが。
とにかく、スピーキング能力は「頭で英文作り」→「実際に発音」という流れを瞬時にできるよう訓練しなければなりません。
おすすめスピーキング能力の勉強本
上述しましたが、英語を満足に「話す」には、いわゆる「瞬間的に英作文し、口にする」ことを練習する必要があります。
現在多くの「瞬間英作文」に関する書籍が出ていますが、それらの中でも最も読みやすいシリーズをご紹介いたします。
私がおすすめするのは、以下の「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)」という書籍です。
こちらは、「瞬間英作文」というものを初めて体験する方にまずはおすすめする一冊です。
この本では、例えば見開きの左ページに「これは一つの本です。」、「あの女性は秘書だ。」など簡単な日本語が10文ほど載っています。
読者はその日本文を見て瞬時に「This is a book.」、「That woman is a scretary.」と発音していきます。
見開き右ページには英語の答えが載っているので、発音するときには隠して、答え合わせのときはそのページを見ながら確認することができます。
非常に効率よく、しかも多数の簡単な例文で「瞬間的に英作文をして、口にする」をトレーニングすることができます。なお、取り扱われている例文は中学校レベルです。
また、CD付属のため、書籍での練習がばっちりになれば、今度はCDでの特訓をおすすめします。CDでは、一文ずつ「日本語」で読まれ、少し間を置いてから答えの「英文」が流れます。その間に自分の口で発声してください。
つまり、CDを使うと実際の会話の状況のようにトレーニングできます。
一ページ目にして、「これを学生時代からやってたら、俺って今頃はペラペラじゃんか! 日本の英語教育どないなっとんねん!」と怒りに近い喜びを実感されると思います。
本当に感動です。英語の勉強がこんなに楽しいとは。
この内容が学生時代の毎度の苦痛、「定期考査」だったなら、多くの日本人は英語を苦手としていないでしょう。
ちなみに、こちらの「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)」は、文型ごとに章だてて練習できるので、初心者向けの書籍となります。
この書籍一冊だけでも十分なスピーキング能力が養えると思います。英会話を苦手とする方へ絶対におすすめの一冊です!
また、この書籍はシリーズ化されており、次なるステップに進みたい方へは、「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」をお勧めします。
こちらは先ほどの書籍とは異なり、ページ毎に文型がランダムになっています。つまり、より高度で発展的な瞬間英作文の能力が訓練可能なものになっています。CDも同様に付いています。
上述、二冊をしっかりとトレーニングすれば、まず英会話で困るようなことはなくなると思います。やる気を出せば、おそらく一冊一か月、計二か月もあればご自身のスピーキング能力が劇的に向上するでしょう。
「日本での学校の英語教科書は、全てこちらに変えても良い」くらいの内容だと思います。
あとは実践英会話あるのみ!
瞬間英作文を勉強することと平行しながら、「実際に英語を使う」場面を増やしていきましょう。日本のフィリピンパブや現地のKTVにどんどん行きましょう。英会話の実践、どれもお金が必要なのである意味「留学」と同じです。
もちろん、昨今ではSNSがあるので、そちらで英語圏の人と仲良くなる方法もオススメです。
最終的には、「英語を話す友人、恋人を作る」ということになってしまいますが、これは本望でしょう。英語は愛する人たちとコミュニケーションを取る最も大切なスキルです。
そして、メッセージの交換だけでは不十分です。ほとんど通じなくても構いません、毎日、相手に電話して「英語」を口にしましょう。瞬間英作文を実会話でトレーニングです。
また、書籍だけでは「生きた」英語を習得することはできません。英語を話す方々には、それぞれ「クセ」のある発音をする場合があります。慣れてくれば理解できると思いますが、「あー、そんな発音もあるのか」と学習の幅は格段に広がります。
書籍でトレーニングして、実際の会話で試す。これを繰り返すことで確実にスピーキング能力は高まります。40歳でも全く遅くはありません。ある程度努力は必要ですが、楽しい努力は続けることができます。
「聞くだけ英会話」のような教材では十分なスピーキング能力は付きません。
また、人間が言語を習得する場合は「まず耳から」と言われていますが、これは「幼少期」に限ったことです。それは年齢が上がっていくにつれて徐々に「耳から」ではなく「口から」に変わっていきます。
大人になってしまった場合、まず自ら発音することができない言葉は「リスニング」することが難しくなります。
逆に言えば、スピーキング能力が高まれば自然と「リスニング能力」も向上します。自ら発音できてこそ聞き取れるのです。
英語の略形発音として、例えば Get it を「ゲリッ」と発音するなど学校で習ったでしょうか。冴えない英語の先生のせいか、授業中居眠りをしていた私のせいかもしれませんが、おそらくしっかりと「ゲット イット Getto itto」と習ったことでしょう。
Check it out を「チェキラゥ」などと言おうものなら、廊下に立たされたかもしれません。
自分で発音できないと言うことは、その音を聞き取ることは難しいのです。正しく発声できた後に正しく聞き取れるのです。
大人になってしまった皆さまへ、リスニングよりもスピーキングが先です。
脳内で英作文を行う「瞬間英作文」と発音練習こそが、流ちょうな英語への近道です。
改めて紹介、おすすめの英語スピーキング学習本です。
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)」
とにかくこの一冊でも十分です。今までよりスラスラと英語文が出てくるようになります。
そして、もっと英語を勉強したいというドMな方へは以下のもう一冊!
以上、英語のスピーキング能力に関する記事でした。